その“お宝の品”は今、自宅の机の横にある書棚に置いてある。
仕事をしていても目がそこに行くと、妙な懐かしさ?が湧きあがってきてしまう。
その“お宝の品”に出会った場所は、ケンブリッジのマーケットだった。そのマーケットは町の中央にあり野菜や花、駄菓子、アクセサリー、クラフト、衣類等の露店が並んでいた。その沢山並んだ露店の中にガラクタのような骨董品を売っている1軒の店を発見した。店に入って品物を見ていると古そうな真鍮でできた昆虫に出会った。(何故かその昆虫を蝉だと思いこんでしまった。)私はそれをとても気に入って購入した。
ホテルに戻って、嬉しくて同室のメンバーにその蝉を見せると、“変わったハエですねぇ。一体これは何に使うものですか?”と聞いてきた。そのとき初めてこれが蝉でないことに気付いたのだ。
その日以降、私はホテルの相部屋の相手が変わる度にその“ケンブリッジの蝉”を見せ、何に見えるのかを肴にしながら酒を飲み、マルセイユ、パリへと旅を続けたのだった。
さあ、このお宝の値段は・・・・
「写真;ケンブリッジの蝉?」
仕事をしていても目がそこに行くと、妙な懐かしさ?が湧きあがってきてしまう。
その“お宝の品”に出会った場所は、ケンブリッジのマーケットだった。そのマーケットは町の中央にあり野菜や花、駄菓子、アクセサリー、クラフト、衣類等の露店が並んでいた。その沢山並んだ露店の中にガラクタのような骨董品を売っている1軒の店を発見した。店に入って品物を見ていると古そうな真鍮でできた昆虫に出会った。(何故かその昆虫を蝉だと思いこんでしまった。)私はそれをとても気に入って購入した。
ホテルに戻って、嬉しくて同室のメンバーにその蝉を見せると、“変わったハエですねぇ。一体これは何に使うものですか?”と聞いてきた。そのとき初めてこれが蝉でないことに気付いたのだ。
その日以降、私はホテルの相部屋の相手が変わる度にその“ケンブリッジの蝉”を見せ、何に見えるのかを肴にしながら酒を飲み、マルセイユ、パリへと旅を続けたのだった。
さあ、このお宝の値段は・・・・
「写真;ケンブリッジの蝉?」