同時多発テロ以降怒涛のごとく進展する世界平和の崩壊、そして”周辺事態”と称する根拠のない想像で危機感を煽り立てて驀進する日本の再軍備への動きはついに”核軍備も自衛のため、自立のためには必要”とマコトシヤカに唱える頭がどうかしたとしか思えない国会議員まで発生させて、いったい世界はどこへ向かっていくのか。そしてそうやって向かっていく方向には我々旅行業界が生き残れる社会は無いので・・・気力が萎えてしまいます。
最近のマスコミの報道などを見ていると北朝鮮の核の脅威
⇒アメリカの核の傘への依存
⇒自衛隊のイラクへの派遣でアメリカに協力しておきたい。
だからイラクへの自衛隊の派遣は日本の国益にかなう。さらにアメリカから自立して自分たちの考えで行動するためには日本の防衛力強化が必要。というまやかしとしか思えない論議が行われていますが、実際問題、核武装や軍備強化は核の脅威を増加させるだけだという事実を意図的に隠している議論と思えてなりません。
単純な話、核兵器は使用後、そのエリアを放射能で汚染するのです。
だから、例えば他国を侵略したいと考えている国があったとしてもできるだけ使用したくない兵器である事は確実ではないでしょうか。核兵器で他国を攻撃しても、その国の資源、国土は当面使用できない状態になってしまいます。できれば通常兵力で占領したいはず。
ところが相手国が報復用核兵器を所有していたり、強大な防衛能力を有していたら、話は違います。手っ取り早く相手国を屈服させるためには核兵器を使用した方が良いという事になります。つまり、軍事力を増強すればするほど核の脅威は増大するということになりませんか?
また、防衛のために相手国を先手を打って叩くのは侵略では無いという詭弁も発生していますが、そういえば太平洋戦争の時もそういう理論に基いて真珠湾を攻撃したわけで、この辺の説明はいくらでもつけられるのです。
こういう事を北朝鮮による日本人拉致事件と絡めて考えるのもバツです。なぜならば拉致事件は軍事行動ではなくて"犯罪”だからです。犯罪の担当は警察でしょう?軍隊の担当じゃありません。ココも報道管制がしかれていそうな部分ですが、警察はこういった重大犯罪をちゃんと調査して犯人逮捕のために行動してほしいものです。”失踪事件”をまじめに捜査していたら、長年にわたった拉致事件が存在するかしないかなどといったくだらない議論は発生しなかったわけで、拉致された方々ももっと早く帰国できたはずだと思うのですが。
長年にわたって、一説には80人以上の邦人が拉致されたといわれている犯罪に対して、一回も犯人逮捕できていない警察組織を改正する方が、他国へ軍隊を派遣する事を考えるより先だと思うのですが。
北朝鮮が今後拉致を行わないとしても、日本の治安は維持されていないことがハッキリした以上、他の組織はいくらでも誘拐を完全犯罪で終わらせることができる事には何の変わりもありません。
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イラクへの自衛隊の派遣についての議論も盛んですね。ただ、論点は自衛隊員の安全確保に偏りすぎているような気がします。
もしも日本がイラクの戦後復興への協力のために自衛隊を派遣するのであればそういう問題じゃないと思います。すでにイラクはアメリカ軍の占領下にあるわけで、別にそれを手伝いに行くのがイラクの戦後復興への貢献になるとは思えないのですが、ある意味武器使用を制限された自衛隊が行くのはアメリカ軍の足手まといになりに行くようなものじゃないでしょうか。
そんなことより、例えば医療協力するとか、爆発物処理の専門の部隊のみを派遣して、アメリカ軍が撒き散らした不発弾を処理するとか、いろいろ協力できる事はあると思うのですが、今の議論では”自衛隊員の安全を確保しながらいかにアメリカに気に入って貰うか”の議論ばかりでカッコ悪いと思うのは私だけでしょうか。行くなら行くで堂々と行って欲しいと思うのですが。
最近のマスコミの報道などを見ていると北朝鮮の核の脅威
⇒アメリカの核の傘への依存
⇒自衛隊のイラクへの派遣でアメリカに協力しておきたい。
だからイラクへの自衛隊の派遣は日本の国益にかなう。さらにアメリカから自立して自分たちの考えで行動するためには日本の防衛力強化が必要。というまやかしとしか思えない論議が行われていますが、実際問題、核武装や軍備強化は核の脅威を増加させるだけだという事実を意図的に隠している議論と思えてなりません。
単純な話、核兵器は使用後、そのエリアを放射能で汚染するのです。
だから、例えば他国を侵略したいと考えている国があったとしてもできるだけ使用したくない兵器である事は確実ではないでしょうか。核兵器で他国を攻撃しても、その国の資源、国土は当面使用できない状態になってしまいます。できれば通常兵力で占領したいはず。
ところが相手国が報復用核兵器を所有していたり、強大な防衛能力を有していたら、話は違います。手っ取り早く相手国を屈服させるためには核兵器を使用した方が良いという事になります。つまり、軍事力を増強すればするほど核の脅威は増大するということになりませんか?
また、防衛のために相手国を先手を打って叩くのは侵略では無いという詭弁も発生していますが、そういえば太平洋戦争の時もそういう理論に基いて真珠湾を攻撃したわけで、この辺の説明はいくらでもつけられるのです。
こういう事を北朝鮮による日本人拉致事件と絡めて考えるのもバツです。なぜならば拉致事件は軍事行動ではなくて"犯罪”だからです。犯罪の担当は警察でしょう?軍隊の担当じゃありません。ココも報道管制がしかれていそうな部分ですが、警察はこういった重大犯罪をちゃんと調査して犯人逮捕のために行動してほしいものです。”失踪事件”をまじめに捜査していたら、長年にわたった拉致事件が存在するかしないかなどといったくだらない議論は発生しなかったわけで、拉致された方々ももっと早く帰国できたはずだと思うのですが。
長年にわたって、一説には80人以上の邦人が拉致されたといわれている犯罪に対して、一回も犯人逮捕できていない警察組織を改正する方が、他国へ軍隊を派遣する事を考えるより先だと思うのですが。
北朝鮮が今後拉致を行わないとしても、日本の治安は維持されていないことがハッキリした以上、他の組織はいくらでも誘拐を完全犯罪で終わらせることができる事には何の変わりもありません。
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イラクへの自衛隊の派遣についての議論も盛んですね。ただ、論点は自衛隊員の安全確保に偏りすぎているような気がします。
もしも日本がイラクの戦後復興への協力のために自衛隊を派遣するのであればそういう問題じゃないと思います。すでにイラクはアメリカ軍の占領下にあるわけで、別にそれを手伝いに行くのがイラクの戦後復興への貢献になるとは思えないのですが、ある意味武器使用を制限された自衛隊が行くのはアメリカ軍の足手まといになりに行くようなものじゃないでしょうか。
そんなことより、例えば医療協力するとか、爆発物処理の専門の部隊のみを派遣して、アメリカ軍が撒き散らした不発弾を処理するとか、いろいろ協力できる事はあると思うのですが、今の議論では”自衛隊員の安全を確保しながらいかにアメリカに気に入って貰うか”の議論ばかりでカッコ悪いと思うのは私だけでしょうか。行くなら行くで堂々と行って欲しいと思うのですが。
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