旅する上というよりも大抵の新しいことに取り組む際に必要となる事は大まかに以下のような事柄になると思います。
*情報
*道具
*技術、知識
*経験
*気持ち
これら4つは独立しているわけではなくて互いに作用しながら目的地へ皆さんを導いてくれます。
”情報化社会”と言われるようになって久しいですが、色々な場面で気になるのは、情報と上手く付き合えない人が増えた事です。
問題はいくつもあると思います。
そのうちの一つは、とても単純な話です。完璧な情報を頭に入れたからといって、大抵の場合自分の力にはならないし、情報通りに実践することなどできるはずもないという事。
もし、情報が全てなのであれば、あなたも明日にはプロ野球投手からホームランが打てるということになりますが、そんなわけありません。
情報は必要ですが、同時に必要な道具と、使いこなす技術と、そして取り組もうというスピリットが相まって、更には才能も加わって実現できることであって、”インターネットで調べたから明日にはプロのホームラン王”ってわけにはいきません。才能がある人でも経験を積み重ねた上に技術を身につけているはずです。
まさかインターネットで調べただけで、プロ野球選手に安打の打ち方をアドバイスするような人はいないと思うのですが、日常身近なところではそれに類する事はたびたび目にします。アドバイスするところまでいかなくても、とても良い体験談や情報が聞ける場にいるのに”そんな事はネットで調べればすぐわかるから知ってるも同然”という態度の人は相当多くて会話が興ざめになってしまうことも多くなりました。
もう一つの問題点は、情報の信頼性です。特に旅に関して言うと、経験者の談は私がここに書いている話を含めてマルコポーロの昔から程度の差こそあれ誇張気味になりがちという事実があります。だからインターネットが存在しなかった頃は情報を鵜呑みにすることはありませんでした。私が20代前半の頃は某大学の探検部の人達がいろいろな国の都市伝説を流布していた疑いがあって、旅行者どうしで”それって、○○大学探検部ネタですか?”なんて話をしたものです。
情報は全面的には信頼できないという”情報”を持っていたからなんとなく安定していたともいえます。
ところが、自分の行き先の情報をインターネットで調べられる今、検索をかけてみると山のような武勇伝や、苦労話に遭遇することができます。そんなのを見ているうちに心配になって、それでも為す術も無いまま不安な毎日を送りつつ出発日を迎えてしまうというような無意味な”情報収集”をしている人はどのくらいいるでしょうか。今ココを読んでいるあなたは大丈夫でしょうか。
情報収集が容易になった社会は歓迎すべきだと思いますが、その割に旅のスタイルは進化していないと思います。いや、退化していると言ったほうが良いかもしれません。
旅する事は突き詰めると自分の満足のためなのですから、気持ちの部分を大切にするべきだと思います。ふと目にした風景写真から、その場所に立ってみたいという憧れでも良いですし、何かにチャレンジしてみたいという思いでも良いと思うのです。そして、せっかく情報収集するのであればそういう気持ちに関わる情報を膨らませて旅に出るようにすべきだと思います。
”いかにコストを下げたか”とか、”何カ国に行ったことがある”という目標や評価は多分に仕事や学校の成績みたいな基準に慣らされた、最初からスピリットの低い話に思えます。たった1カ国、数日間の旅であっても自分の気持ちを大切にすれば深く刻まれる経験を積むことができるものだと思います。
□ 第3回新装/旅行好きの夕べ参加者募集中□
美味しい食事を楽しみながら他の旅人との交流と旅の情報交換をしませんか。次の旅に思いを馳せようではありませんか。
日時 3月10日(金)午後19時~21時30分
場所 東京 四谷 サロンガイヤール
会費 3,500円
詳しくは下記ページから。
http://www.bekkoame.ne.jp/i/eandg/event/yube.html
*情報
*道具
*技術、知識
*経験
*気持ち
これら4つは独立しているわけではなくて互いに作用しながら目的地へ皆さんを導いてくれます。
”情報化社会”と言われるようになって久しいですが、色々な場面で気になるのは、情報と上手く付き合えない人が増えた事です。
問題はいくつもあると思います。
そのうちの一つは、とても単純な話です。完璧な情報を頭に入れたからといって、大抵の場合自分の力にはならないし、情報通りに実践することなどできるはずもないという事。
もし、情報が全てなのであれば、あなたも明日にはプロ野球投手からホームランが打てるということになりますが、そんなわけありません。
情報は必要ですが、同時に必要な道具と、使いこなす技術と、そして取り組もうというスピリットが相まって、更には才能も加わって実現できることであって、”インターネットで調べたから明日にはプロのホームラン王”ってわけにはいきません。才能がある人でも経験を積み重ねた上に技術を身につけているはずです。
まさかインターネットで調べただけで、プロ野球選手に安打の打ち方をアドバイスするような人はいないと思うのですが、日常身近なところではそれに類する事はたびたび目にします。アドバイスするところまでいかなくても、とても良い体験談や情報が聞ける場にいるのに”そんな事はネットで調べればすぐわかるから知ってるも同然”という態度の人は相当多くて会話が興ざめになってしまうことも多くなりました。
もう一つの問題点は、情報の信頼性です。特に旅に関して言うと、経験者の談は私がここに書いている話を含めてマルコポーロの昔から程度の差こそあれ誇張気味になりがちという事実があります。だからインターネットが存在しなかった頃は情報を鵜呑みにすることはありませんでした。私が20代前半の頃は某大学の探検部の人達がいろいろな国の都市伝説を流布していた疑いがあって、旅行者どうしで”それって、○○大学探検部ネタですか?”なんて話をしたものです。
情報は全面的には信頼できないという”情報”を持っていたからなんとなく安定していたともいえます。
ところが、自分の行き先の情報をインターネットで調べられる今、検索をかけてみると山のような武勇伝や、苦労話に遭遇することができます。そんなのを見ているうちに心配になって、それでも為す術も無いまま不安な毎日を送りつつ出発日を迎えてしまうというような無意味な”情報収集”をしている人はどのくらいいるでしょうか。今ココを読んでいるあなたは大丈夫でしょうか。
情報収集が容易になった社会は歓迎すべきだと思いますが、その割に旅のスタイルは進化していないと思います。いや、退化していると言ったほうが良いかもしれません。
旅する事は突き詰めると自分の満足のためなのですから、気持ちの部分を大切にするべきだと思います。ふと目にした風景写真から、その場所に立ってみたいという憧れでも良いですし、何かにチャレンジしてみたいという思いでも良いと思うのです。そして、せっかく情報収集するのであればそういう気持ちに関わる情報を膨らませて旅に出るようにすべきだと思います。
”いかにコストを下げたか”とか、”何カ国に行ったことがある”という目標や評価は多分に仕事や学校の成績みたいな基準に慣らされた、最初からスピリットの低い話に思えます。たった1カ国、数日間の旅であっても自分の気持ちを大切にすれば深く刻まれる経験を積むことができるものだと思います。
□ 第3回新装/旅行好きの夕べ参加者募集中□
美味しい食事を楽しみながら他の旅人との交流と旅の情報交換をしませんか。次の旅に思いを馳せようではありませんか。
日時 3月10日(金)午後19時~21時30分
場所 東京 四谷 サロンガイヤール
会費 3,500円
詳しくは下記ページから。
http://www.bekkoame.ne.jp/i/eandg/event/yube.html
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます