中村有里 YURI NAKAMURA @yurys今回、人質は日本人だけではなく、フランスやイギリスなど他の国と足並みを揃えなければならなかった…とはっきり誰かが言ってるわけでもないのに、皆しょうがないと思っている。本当にしょうがないのか？？？ニュースでは犯人像がどうとか言ってるが、そんな問題ではないだろう。
昨日、今日と、アルジェリア人質事件関連でテレビから聞こえて来るニュースは、亡くなった方の人となりとターバンを巻いた犯人像。そんなことより、なぜ日本企業がそんな危険な所にいかねばならなかったのか、今、アフリカの資源埋蔵地では、どんな資源獲得競争が起こっているのかが知りたい。また・・
日本人はこれまでも危険を顧みず、資源獲得競争に加わってきたこともあったろうが、それはいわゆるテロとの戦いとはまた違う脅威であったろう。とうとう日本もテロとの戦いのターゲットになるのか・・・。その意味を考えず、犯人像がどうこう言っても意味が無い。
アルジェリアでこういう危険を犯さないと地下資源は手に入らないのなら、それこそ国内で賄える自然エネルギーへのシフトを加速するという方向性はないのだろうか。これでまた原子力が必要などというのはいただけない。原子力も石油もガスも徐々に減らしていけないものか。人の死なないエネルギーに！
もう危険を犯してアフリカで地下資源を求めるのは止めれば…などと言うと、死者のこれまでの努力を無にするのか的な批判を浴びるのだろうか。また、日本は海外の資源に頼らねば経済を維持できないと言われるのか。私は海外で頑張っていた方の尽力には敬意を表するが、人が犠牲になる経済成長はもういい
アルジェリア軍に守られてプラントを作るということは、反政府的な勢力に最も狙われやすいはず。その先進国が作ったプラントでアルジェ政府は儲けるのだし、反政府勢力はその利権の恩恵にはあずかれない。その格差がこうした対立を生んだのだし。そしたら先進国は関わるべきではない。
今は戦争は経済で行う、経済戦争の時代。戦争から本当に一抜けたいのなら、世界の経済競争から次元をずらすべき。