その1…
当然だがブルーベリーにも品種があるということ。右側の粒の方が小さくて黒い(ブルームという粉を吹いてない)。最初はただ育ってないだけかと思ったが、黒い方は小さい粒でも甘い。薄い色の方は大きくないと甘くない。ちなみに、葉っぱの形はほとんど同じだった。農園の人に聞いたのではなく、収穫していて、1、2本だけ違う実の木があるのをたまたま発見。あれ?これ実の色が黒い、それに粒が小さい…。さらに、大粒でないと甘くない他の木にくらべ、こちらは小さな実でも甘いことに気づき、もしかしたら別種ではと思った時は、ジャングルで新種の植物でも見つけたようにうれしかった。たかが、なんだけど、うれしかったんですよ!!
その2…
市販のブルーベリーの値段の高さは収穫の人件費ではないかということ。実際とってみてわかったが、大粒でないとあまり甘くないので、大粒を選んで摘む。とはいえ、同じ場所にかたまってる粒がすべて同じ大きさというわけではないので、大きいものを選んで一粒ずつ摘むようになる。もちろん、まとめていくつか摘める時もあるが、慣れないうちは、大きい粒がまとまっている場所を見つけるコツがつかめず、1時間で1kgも摘めていなかった。行く前はなんとなくまとめて、ガサガサっと穫れるのをイメージしていたので、これは誤算だった。私が農家で、収穫して出荷ということになるとしたら、ある程度粒の大きさも甘さも揃っていることが問われると思うので、適当に摘むわけにもいかない。ならば、農家としてはこうしてレジャー農園経営した方がいいってことになるんじゃないかなあ。素人が適当に摘んで、小さくて甘くない出荷に耐えないかもしれない果実も同じ値段で買ってってくれるんだから…。収穫初めて1時間半くらい経った頃から、大きい粒を見つけるコツがなんとなく分かったが、それにしても、摘みながら、手から粒がこぼれたりして、涙…ということが何度もあった。出荷する農家だったらたまらない。
桃やぶどう狩りは狩りというより、一粒味見して買うって感じだ。本当に狩ってもらっては割にあわない。ビジネスとして狩りに向くのは、こういう一粒ずつ収穫する果実の小さな菓物なんだよな…。どこにでも発見ってあるもんなんだなあ。しみじみ。
それに、昨日からの筋肉痛である。農家やっぱり大変だ。