橋本治とナンシー関のいない世界で

「上野駅から夜汽車に乗って」改題
とうとう橋本治までなくなってしまった。
平成終わりの年にさらに改題してリスタート。

冷蔵庫刷新事業 調味料仕分けで考えた日本経済とか    その2 分別リサイクル編

2010-05-31 22:55:50 | 日々のつぶやき
冷蔵庫刷新事業 調味料仕分けで考えた日本経済とか その1からの続きです。

妄想はひとまずおいて、中身を出したら次は分別作業だ。
39本のうち、瓶のものが27本、プラスチックのものが12本。

私の住む地域はプラは燃えるゴミとして捨てられるが、瓶は分別リサイクルだ。
分別して出すためには、ラベルとプラスチックの蓋も取らねばならない。この作業も、瓶の整理を億劫にしている原因の一つだ。正直言うと、ラベルや蓋を付けたまま捨てたこともあるし、実際ゴミ収集所には、ラベルや蓋の付いたままの瓶がほとんどだ。

しかし、作業を始めて見ると、ここでも発見があった。
剥ぐのが大変だと思っていた、瓶のラベルは、数分水につけといたら、すぐにペロンと剥げるものがほとんどだった。ペロンとは剥げなくとも、金たわしでこすれば比較的簡単にとれる。水につけるのもほんと数分で大丈夫。これって、主婦の方の間では常識なの?そうだとしたら、私らエコ推進なんてしたり顔で言っとられませんな。
今回は39本も処理してるんで、一仕事だが、日常的に1本2本作業するなら大した手間ではないことを、40過ぎて始めて気付いた。


水に数分つけといてもラベルがきれいにとれなかったのは、27本中3本だけ。


さらに、プラスチックのキャップだが、最近は頭の部分をひねるとピーッとちぎれて引っ張ればスポンと抜ける加工がされている蓋も増えてきてて、半分くらいが簡単にとれた。スポンととれる加工のされてないものも、先の尖った鋏でちょっと切り目を入れて引っ張れば、スポンと抜けた。
結果、どうしてもとれないのが一本だけあったが、27本中26本が比較的簡単に蓋をはずす事ができたのだ。なんか感動――!

これまで蓋を取ろうとして、途中でプチッとちぎれたりすると、メーカーもちゃんと取りやすいのにしとけよ!なんてイライラしていたが、ちゃんと外す気になって鋏を使えば、ものの3~40秒でとれちゃうのだ。そういえば、これまでは、鋏とかの道具まで使って外そうと思っていなかった。どうせ取りづらいんだろ、と思って投げやりにやってた気がする。ちょっと本気出してやる岳で結果も気分もこんなに違うのだということを改めて、こんなこと(瓶の蓋は外し)で、実感しちゃいました。

そして、ここでまた、日本経済の事を考える。
実は、産業構造の転換も、やってみれば可能なのではないか?
キャップが簡単にとれる事を知らずにめんどくさがって、放置しておいた私のように、日本企業の底力を信じられず、改革に着手したら体力がなくて潰れると思い込み、今の状況を放置しているということはないのか?
もちろん、キャップ外しと産業構造の転換はリスクのレベルが違いすぎる。しかし、どちらもやらなかったら、将来に禍根を残す事になるのは同じだ。その上、その禍根の大きさは、産業構造の転換をやらなかった場合の方がずーっと大きい。


<これがあのゾンビたちか!!>

きれいに洗ってラベルと蓋をとった調味料の瓶は、もう元何が入っていたかわからない。薄明かりの中、これがあのゾンビたちかと思える美しさだ。


手前の一番左は、確かオイスターソース。その隣はタバスコ。
後ろの水色のきれいな瓶はお酢の瓶だった。

古い中身を出して、衣装(ラベル)も剥ぐ事で、瓶本来の形の美しさが表面に現れた。花瓶としても使えるほどだ。
で、ちょっと花を入れてみた。
 

左側は、これまでオイスターソースの入れ物として過ごしていた瓶だ。
ラベルを剥いで中身を入れ替えるとこんなにも変わっちゃうのですねえ。
そりゃ、本家本元の花瓶には負けるけど、それはそれで味を出してる。
ただ、いくらきれいだとはいっても、ぜーんぶ取っておくわけにはいかない。
それにやっぱり、この空き瓶よりももっとこの花に合う花瓶はあると思う。
職人さんが丹誠込めて作った花瓶も欲しいしな。

というわけで、最後に瓶のリサイクル情報の掲載されたベージを紹介しときます。

びんのリサイクル by 財団法人環境情報普及センター
http://www.eic.or.jp/library/gomi/re_bottle_s.html

このサイトによれば、リサイクルびんを出す時の注意点として

1、 空きびんのキャップをはずしてください
2、 中をさっと洗ってください
3、 ルールに従って正しく分別して出しれください。(市町村によっては色分けするところもあります)
4、 空きびん以外のもの(コップ、蛍光灯、他)はいっしょに出さないでくださいとある。

ただ、その次にショッキングな事が書いてあった。

「なお、ラベルや外れにくいキャップ、中栓は無理に除こうとすると危険な場 
 合もありますので、つけたままでもかまいません。」だって。が~ん!

私が半日かけてやった事は何だったの~。
まあいいか、いろんなこと考えたしな。
それにみなさま!今回、外れにくいラベルやキャップは少ないという事が分かったので、大丈夫とはいえ、なるべく外してからリサイクルに出しましょうね。
最後に資料をもうひとつ。

びんのリサイクル
http://www.glass-recycle-as.gr.jp/pdf/07_recycle.pdf

しらべてみようリサイクル〈2〉びん
中村 三郎,本多 淳裕
フレーベル館

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リサイクルビン (講談社ノベルス)
米田 淳一
講談社

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1 コメント

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Unknown (る☆)
2010-06-04 11:02:56
すごーいい、がんばりました
お疲れさまっ!!
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