橋本治とナンシー関のいない世界で

「上野駅から夜汽車に乗って」改題
とうとう橋本治までなくなってしまった。
平成終わりの年にさらに改題してリスタート。

火鉢カフェ告知シリーズ5 道後温泉に行きたくなる『復刻湯かご』パート2

2010-12-24 02:01:40 | 出島DEJIMAプロジェクト
>>パート1からの続きです

竹細工・倉橋商店を訪ねる~高2の弟子・光田くん

訪ねると、倉橋さんと弟子の高校生君が、一緒に作業されていました。

            

 伝統工芸師・倉橋澄夫さんと弟子の光田大和(ひろかず)くん高校2年生

私の持っているカメラではブレてしまうくらい作業の手が速い!

そこでビデオで撮影しました。

 

ここをクリックして下さいYOUTUBEに飛びます

 

現在、高校2年生の光田くんは、1年生の時に倉橋さんに弟子入りしました。ものすごく上達も早く、見込みがあると師匠の倉橋さんは太鼓判を押しています。その光田くんがビデオの中で作っているのが、まさに道後の湯かごです。編む手さばきに感心していたら、「編むのはまだ簡単な方なんです。」と光田くん。では何が難しいのか?「竹を”ひご”に裂くのが難しいんです。」


倉橋さんのところでは、竹を切りに行くところから自分でやります。

切って来た竹:真竹、黒竹など竹にもいろんな種類があります

 

切って来た竹は、作る物に応じた太さの竹ひごに裂いていきますが、このひごを同じ太さに裂くのがとても難しい作業なんです。湯かごの場合は3mmくらいの太さでしょうか。ものによっては、1mmくらいの太さの竹ひごで編んである竹籠もあります。必要な本数の竹ひごをいちいち測りながら作業するなんてできないので、もうこれは裂く時の感覚を身体で憶えるしかない。

光田くんは、「僕はまだまだその感覚が身に付いていないんです」と更なる修行の必要性を語っていました。たしかに、竹を裂くという作業、もしも私なんかがやったなら、いろんな太さになっちゃって、何本竹を無駄にすることか。考えるだに恐ろしい。しかし、技術の高さ云々よりも、高校2年生がそこまでちゃんと考えていることに感動しました。

ちゃんとしてるわ。どうりで清々しい湯かごが作れるわけだ・・・。 

ただ、この復刻湯かご、倉橋商店でしか作っていない。つまり、現在のところ、倉橋さんと光田くんしか作り手がいないので、あまりたくさんは作れません。倉橋商店ではほかの品物も作っていますから、湯かごだけにもかかれない。これはほんの一例ですが、例えば、こんなものを作っています。


来年の干支のうさぎです。           右は蟻ん子

 

光田くんも、修行中の今はなるべくいろんな種類のものに挑戦したいとのことなので、おのずと復刻湯かごの生産量は限られます。というわけで限定数しか作れないということですが、どうしても欲しい!と思われた方は倉橋商店もしくは愛媛県の物産を集めた「えひめイズム」にも置いてあるので問い合わせてみてください。

 

実物は、来たる12月26日(日)の一日火鉢カフェに登場しますので

一度是非ご覧になって見て下さい。

 

<問い合わせ>

倉橋商店(東温市)TEL 089-966-3871

 

えひめイズム(松山市)

  URL  http://ehime-esm.jp/

 Tel.089-993-7557  Fax.089-993-7567


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