橋本治とナンシー関のいない世界で

「上野駅から夜汽車に乗って」改題
とうとう橋本治までなくなってしまった。
平成終わりの年にさらに改題してリスタート。

シリア情勢 アラブの春とは何だったのかなあ・・・

2012-08-21 09:56:00 | 中東・アフガニスタン

ジャーナリストの山本美香さんがシリアで戦闘に巻き込まれ亡くなった。

そもそもシリアの均衡を破ったのは何か。
シリアの寝た子を起こしたのは誰か。
単に政府と反政府勢力の対立だけでは語れない国際情勢を思う。

アラブの春とは何だったのか・・・。

今年1月アジア記者クラブで行われた東京外大准教授の青山弘之さんの講演タイトル
「なぜシリアが標的なのか 米が狙うダマスカスからテヘランへの道」が気になる。
2月25日北海道新聞「扇動されるデモ活動」も気になる。
内容どなたかアップしてないだろうか
このところ自分の中の中東情勢の知識をアップデイトしていない。
でも、今のシリアの状況がそんなに単純な状況でもないであろうことはなんとなく感じている。

最近、80年代とは何だったのかを考えていて、
当時の価値相対主義を批判することもあるのだけれど、
中東と欧米の価値観の違いを見ていると、
「正義」を考える時、価値相対主義もある局面では必要だと感じる
(もちろん、中東と欧米で重なる部分はあるし完全な対立構図ではない。
 二項対立ではない違いを理解せねばならないなあ・・・)。

真実は何か?正義とは何か?
それが分からなくとも、罪亡き人が殺される状況は
プラクティカルに避けねばならない。
とにかく停戦。
…いや、そんなことは分かっているけれどできないのだ。
世界にはいろんな人がいるからね。
でも、それでも殺戮を止めたいならば、
殺戮が激化するような煽りに加担することだけは
避けなければいけないと、消極的だが考える。

世界には自分なんかより頭がよく、周到な人がいっぱいいるから
私のあがきなど利用されて終わりになりかねない。
少なくともそうはされないために、自覚だけは持っていられるよう
最低限の情報収集だけはしておかないとと思った。

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