勝ちました。http://www.onward-skylarks.com/news/news213.html
最終スコアは30-29。アメフトで1点差というのはとてつもなく僅差で、どちらが勝ってもおかしくない展開でした。法政大学は、チームとしての纏まり、戦略・戦術いずれにおいても、今シーズン対戦した相手の中でも最も秀でたチームで、特に守備陣の一体感と攻撃陣の洗練されたプレーには目を見張るものがありました。尊敬に値するチームです。
フットボールを始めて18年。悲願の日本一をやっと達成し、本来であればもっともっと達成感に酔いしれてもいいのですが今ひとつ乗り切れない自分がいます。試合後からずっと自問自答しています。夢の向こうに何があるのかずっと知りたくて、その夢を追いかけてやっと摑まえたのに何故?と自分でも不思議な感覚です。嬉しさ半分、悔しい気持ちが強いのです。
その不思議な感覚の正体は自分でも薄々感じてます。「やり切れていない」ことを自分が一番わかっているからです。勝負事の究極は「勝っても負けても悔いが残らない」ことだと思っています。言い換えればそこまで自分の力を出し切れるかどうか。そのことが今回の試合(ライスボウル)では出来なかったということです。もっと突き詰めれば、ライスボウルに辿りつくまでのプロセスに問題があったのでしょう。日本一になったのに悔しいです。
連覇に向け、もうシーズンは始まっています。夢の向こうの更に高い山を目指して、早速歩き出したいと思います。
「敵は己」
どこまで自分にベクトルを向けられるか。残り少ない現役生活を悔いのないものにしたいと思います。