八(はち)に拘るエコグリーン石井光暢のブログ

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原子力発電を考える

2007年08月23日 | My mind
東京電力が17年ぶりに電力の供給抑制をしたと大きなニュースになっていますね。
日常当たり前に供給されている電力ですが、ある日突然電力の供給が途絶えたら、、、、。考えただけでゾッとします。

今回の供給抑制は「中越地震による柏崎原発の操業停止」と「記録的な猛暑による冷房などの電力使用量増加」のダブルパンチによって引き起こされたものらしいです。地震は天災ですからいかんともしがたいですが、「記録的な猛暑による~」はこれはちと問題ですよ。

なぜならば、

猛暑冷房ガンガン→電気を供給するためにバンバン発電して、バンバン温室効果ガスを排出→地球が暖まる→猛暑冷房ガンガン→更にバンバン発電→地球がもっと暖まる

みたいな感じでドンドン地球が暖まっちゃいます。

そこでちょっと調べてみました。
発電方法によってこんなに二酸化炭素の排出量が違うんですよ。

(1kwあたりの二酸化炭素の排出量)
  • 原子力 22グラム
  • 水力 11グラム
  • LNG火力 608グラム
  • 石油火力 742グラム
  • 石炭火力 975グラム

    ではコスト的にはどうなのか?
    発電に掛かるコストは原子力が1kWあたり約7円前後だそうです。
    その他は
  • LNG火力 6.4円
  • 石炭火力 6.5円
  • 石油火力10.2円
  • 水力  13.6円

    ということは総合的に考えれば原子力発電って地球温暖化対策の切り札だと思いませんか???

    しかし、原子力発電は問題点もたくさん抱えてます。
    一番大きな点は安全面の確保でしょうね。
    かの有名なチェルノブイリ原発の事故などに代表されるように、原発がひとたび大事故を起せばその被害は甚大かつ悲惨なものになります。
    日本でもちょこちょこ原発絡みの事故は起きますし、一番いけないのはその事実を隠蔽して後で結局バレちゃったりしてますよね。
    これが住民の不安感を煽り不信感を募らせる一因になっているのは間違いないです。

    これらのことを考えると、原発には相当に厳格な管理運営が求められ、しかもその管理運営体制は相互監視が働くような成熟した組織である必要があります。

    原発反対!ではなく、どうしたら原発を安全に操業することが出来るか。議論の論点をその辺りに絞っていくことが原発の普及に向けた課題になるんでしょうね。

    うちのビルの地下には発電用の自転車が所狭しと並んでいて、いざとなったら社員総出で地域の電力を供給するようになっています。
    ミウラが1kW発電するのに排出する二酸化炭素は2グラム。コスト的にも時給300円で済むので、かなりの高効率発電となります。

    ということでミウラ発電を普及させていくことにします。