21日、千葉県印西市の順天堂大で「子供の体力に関する国際シンポジウム」が開催されました。
アジア各国の中学生の体力を比較したところ、距離15メートルのシャトルラン(往復持久走)では、日本の持久力の数値が群を抜いてたかいことが、各国の研究者の間で話題になりなした。
今年、6月に発表された「アジア8都市・12~15歳計1万1699人対象の調査」では、東京は、全年齢の男女でトップでした。これらの結果について、いろいろな指摘や評価がされています。
日本の体育や部活動のシステムが優れている。
(東京学芸大 波多野義郎 名誉教授(健康スポーツ科学)
日本は全国で同じ質の内容を担保する指導要領があるが、外国では州や都市などでばらつきがあり、教師の意欲だけに頼る例もある。
(早稲田大 友添秀則 教授(スポーツ教育学)
日本は世界の中では、体育や部活動などの特殊なシステムが体力向上に貢献している。一方、スポーツが校内で完結しており、大人になると続かない。生涯にわたってスポーツを楽しむという面では課題もある。欧州では地域にスポーツクラブが根付き、老若男女がクラブで様々なスポーツを楽しんでいる。
(順天堂大 内藤久士 教授(運動生理学)
~参考:読売新聞~