eggshell

eggさんの心に響いたことや思ったこと、作ったものなどを並べています。

庭園巡り【1日目】

2009-05-26 09:14:47 | Weblog
米子空港から安来市に移動。
最初に訪れたのは

《清水寺》蓮乗院



長い参道を経て辿り着いた清水寺は、鬱蒼とした森に囲まれています。



蓮乗院にて、庭越しにお寺を眺めながらお抹茶をいただきほっと一息。



青々とした苔と飛石・砂のコントラストがとても綺麗。



ここでの一番のお気に入りは、初めて見たオオヤマレンゲ(大山蓮華)。
蓮乗院入り口に咲いていたのですが、咲いた姿はもちろん、その蕾の
フォルムもなんとも言えない美しさがあります。
出雲国主松平不昧公を迎えて茶会を催したという茶室にも、
このオオヤマレンゲがいけてありました。

ここではまだ出雲流のお庭がどんなものなのか全くつかめなかった私。。。
そして次の場所に移動。

《足立美術館》



言わずと知れた日本一の大観コレクションで有名な足立美術館。
多くの大観作品は、北沢コレクションとして諏訪の地にあったもので、
足立氏の熱意により足立コレクションとなったのですよね。
こういうことで諏訪とのつながりもあったりすると、観る気分も
一味違います。
そして、ここのお庭は、アメリカの日本庭園専門誌で2003年から
6年連続で庭園日本一にも選ばれているそうです。

前置きで横山大観にふれておきながら、個人的に全く興味がない私は、
陶芸館の魯山人作品や西村五雲の「凍夜(とうや)」を楽しみました。
西村五雲の「凍夜(とうや)」、すっごくよかった。
凍夜に月に向かって立つ犬を背後から見た画なのですが、大胆ながらも
繊細に描かれたその描写が私の心に素直に響いてきました。


                    「枯山水庭」
いったいどこからが庭で、どこからが借景なのか・・・広過ぎます。
お手入れも大変でしょうね。


                    「白砂青松庭」
メリハリがはっきりしているところが海外の人にはウケるようです。
この庭を見て感じたのですが、確かに綺麗だけどなんだか落ち着かない。。。
漠然としていた清水寺の庭の良さがようやくわかってきました。