eggshell

eggさんの心に響いたことや思ったこと、作ったものなどを並べています。

クラフトフェアまつもと

2009-05-30 22:23:52 | Weblog
A子ちゃんが松本で夕食をご馳走してくださるということで、
それならば昼間から遊ぼう♪…ということに。

「あがたの森公園」で開かれている【クラフトフェアまつもと】
に行ってきました。 今年で25周年なんですね。



ひゃ~っ と思わず叫んだほどの人・人・人。
出展の数もスゴイ!!
1250組の応募から選ばれた300組が出展したそうです。

人込みが苦手なので、空いた場所を縫うように進みます。



木工・陶磁器・皮革・ガラス・染織・金属・食品など、部門も
いろいろ。



私も気に入った器をいくつか求めて帰ってきました。

信州松本は昔から工芸と深い関わりがある城下町です。
素敵な作品を作る作家さんも多くいるので、企画展やギャラリー
巡りが楽しい地域なんですよ。

時間に余裕があったので、松本市美術館の「柳宗理展」も
観ることに。
日本におけるインダストリアル・デザインの確立と発展を
担ってきた柳宗理の仕事が一望できる展覧会でした。



夕食は「季寄料理よしかわ」で、その名の通り、季節の食材を
ふんだんに用いたお食事をおいしくいただきました。
味や香り、盛り付けなどから四季を感じるのって、楽しいですね。

A子ちゃん、ありがとうございました。


庭園巡り【3日目】最終日

2009-05-29 23:52:30 | Weblog
今回の楽しみのひとつに、『出雲大社』の参拝があった。



伊勢神宮や明治神宮のような長い参道はなくて・・・



あっという間に拝殿に到着。



ちょっと奮発してお参りし、いよいよ目的の御本殿~♪

大規模木造建築の御本殿は「大社造り」と呼ばれる日本最古の
神社建築様式なので、しっかり見ておかないと。。。

んがーっ、しかぁーし・・・



なんだこりは?



御本殿は、60年程に一度行われるという御修造の真っ最中。
こんなにも立派な囲いで何も見えまっしぇ~ん。

なんでも、平成20年に大國主大神様を仮のお住まいの御仮殿(現拝殿)
にお遷し申し上げたそうで(そういえば拝殿に「御仮殿」って表示が
あったっけ)、御修造がととのうのは平成25年5月になるそうです。

・・・ま、60年に1度のこういう姿が見られたってことで
納得するしかないか。   ううっ(涙)



神楽殿ではちょうど結婚式が催されていました。


そして隣接する『島根県立古代出雲歴史博物館』へと移動。



どれも興味深かったけど、平安時代の出雲大社本殿の模型や、
沢山の銅剣や銅鐸は特に心をくすぐられました。


この日はお祭りや航空ショーなどで渋滞が予想されていた為に
急遽予定を変更して、庭園巡りは近場の1つだけに。

『康國寺』




そのお庭は、江戸末期に造られた美しい庭園でした。



旅伏山と貯水池(錦鏡池)を借景に取り入れた、枯山水の
美しい庭園。
主木の松に飛び石に・・・まさしく出雲流です。
地元で産出される石を使った石灯籠も特徴のひとつだそうです。



小さな石を並べて短冊石風にしているのもなかなか味があって
いいかもしれません。

今回の旅でも、快晴の日はなかったのですが、この地方で枯山水
が積極的に用いられるのは、どんよりとしたお天気が多いことに
よるそうです。
砂を敷くことにより、太陽光を反射させて、部屋に光りを取り込む
手法というわけです。

なるほど。。。


そして一路空港へ。



さようなら、出雲の国。

庭園巡り【2日目】庭園編

2009-05-29 22:03:44 | Weblog
観光を終えて、本題の庭園巡りへ。

最初に訪れたのは『木幡山荘』(こわたさんそう)。



鬱蒼とした緑に囲まれた回遊式の庭園。
飛び石などは移すのを忘れてしまいました。。。



幕末から明治にかけては多くの文人墨客が訪れたそうです。



深山幽谷の趣がたっぷり。




そして次に訪れたのは・・・
鉄師頭取の『絲原家庭園』。



ここも与謝野鉄幹・晶子夫妻や近衛文麿などの文人墨客が
訪れたり、映画の舞台になったりもしています。

↓出雲流の飛び石組が美しいお庭。
短冊石を中央に、その周りに丸い石を配置する飛び石組手法が
特徴的です。



↑ちょうど九輪草の花がきれいに咲いていました。
今までのほとんどの庭園に共通して、所望すればお抹茶が
いただけるのですが、これは茶人でもあった出雲国主松平氏の
影響なのでしょうね。


そしてこの日の最終目的地は『出雲文化伝承館』。



ここは、復元された「独楽庵」・移築された旧江角邸の「出雲屋敷」
・お抹茶がいただける数寄屋建築の「松籟亭」・展示室・お食事処
などの施設で構成されています。

先ずは「出雲屋敷」とそのお庭を拝見。



このお庭は、典型的な出雲様式の平造り枯山水の回遊式庭園。
黒松を中心にモッコク、ヒバ、モチなどの緑樹が植栽されて
います。



2枚の短冊石は、地下に70cmも埋まっているんですって。
家も庭も寸分違わず移設したそうですが、大変だったこと
でしょう。



このとびっきり大きな飛び石は、お殿様が乗りつけたカゴを置く
場所だったんですって。

しばし庭を鑑賞し、次は「独楽庵」へとまいりま~す。



千利休が宇治田原に建てたと伝えられる独楽庵の復元。
竹で作られた樋が印象的でした。

そしてお抹茶をいただく為に「松籟亭」へ。



ここのお庭も出雲流。



開閉によって、ひょうたん型開口から通気ができる仕掛けも
あったりで、建物はちょっと洒落た数寄屋建築です。

出雲流の特徴が結構つかめてきた2日目でした。



庭園巡り【2日目】観光編

2009-05-28 18:32:07 | Weblog
2日目の庭園巡りの前に、松江の名所観光をちょこっと。

『松江城』『小泉八雲記念館』『武家屋敷』を2時間半程でぐるっと観光。
先ずは『松江城』から。



現存五層天守閣であることや黒いお城ということで、信州の松本城と共通
しています。黒いお城って、かっこいい。
3代目の城主の松平氏は信州松本から移封されたんですって。
信州とそんな繋がりがあったのですね~。


天守閣は360度展望のきく望楼式でした。
宍道湖も見えます。



堀川を眺めながら小泉八雲記念館・武家屋敷方面へと移動。



美観地区だけあって、整っていますね。
興味のあった小泉八雲記念館を堪能し、武家屋敷も見学して
観光終了~。
お土産屋さんを見たくてもそんな時間はなく、本題の庭園巡り
へと向かいます。。。

そそ、この観光の中で発見したお気に入りは・・・



案内板の屋根に生えた苔と植物。
そして



この辺でよく見られた「島石」と呼ばれる石でした。
この「島石」は中海にあるアスピーテ型の火山島である《大根島》
で採れるそうで、玄武岩に属しているそうです。
ボランティアで観光案内するおじさんに聞いてわかったのですが、
こんなことまで知っていたおじさん、流石です。

庭園巡り【1日目】追記

2009-05-27 11:58:47 | Weblog
1日目の宿泊は宍道湖を一望できるホテルでした。



海水と淡水が交わった水質の宍道湖。
「出雲風土記」のころより松江に豊かな食文化をもたらしてきたそうです。
魚介類が美味で、宍道湖七珍として
    初春 : シラウオ
    夏  : シジミ・ウナギ
    秋  : モロゲエビ
    冬  : スズキ・アマサギ・コイ
があるそうです。


庭園巡り【1日目】

2009-05-26 09:14:47 | Weblog
米子空港から安来市に移動。
最初に訪れたのは

《清水寺》蓮乗院



長い参道を経て辿り着いた清水寺は、鬱蒼とした森に囲まれています。



蓮乗院にて、庭越しにお寺を眺めながらお抹茶をいただきほっと一息。



青々とした苔と飛石・砂のコントラストがとても綺麗。



ここでの一番のお気に入りは、初めて見たオオヤマレンゲ(大山蓮華)。
蓮乗院入り口に咲いていたのですが、咲いた姿はもちろん、その蕾の
フォルムもなんとも言えない美しさがあります。
出雲国主松平不昧公を迎えて茶会を催したという茶室にも、
このオオヤマレンゲがいけてありました。

ここではまだ出雲流のお庭がどんなものなのか全くつかめなかった私。。。
そして次の場所に移動。

《足立美術館》



言わずと知れた日本一の大観コレクションで有名な足立美術館。
多くの大観作品は、北沢コレクションとして諏訪の地にあったもので、
足立氏の熱意により足立コレクションとなったのですよね。
こういうことで諏訪とのつながりもあったりすると、観る気分も
一味違います。
そして、ここのお庭は、アメリカの日本庭園専門誌で2003年から
6年連続で庭園日本一にも選ばれているそうです。

前置きで横山大観にふれておきながら、個人的に全く興味がない私は、
陶芸館の魯山人作品や西村五雲の「凍夜(とうや)」を楽しみました。
西村五雲の「凍夜(とうや)」、すっごくよかった。
凍夜に月に向かって立つ犬を背後から見た画なのですが、大胆ながらも
繊細に描かれたその描写が私の心に素直に響いてきました。


                    「枯山水庭」
いったいどこからが庭で、どこからが借景なのか・・・広過ぎます。
お手入れも大変でしょうね。


                    「白砂青松庭」
メリハリがはっきりしているところが海外の人にはウケるようです。
この庭を見て感じたのですが、確かに綺麗だけどなんだか落ち着かない。。。
漠然としていた清水寺の庭の良さがようやくわかってきました。



来客

2009-05-19 13:17:27 | Weblog
庭に、小さなお客様がうじゃうじゃと。



夢中になって花や葉を食べています。







みんなちびっ子なんだけど、生まれた日によるのか食べる量によるのか
からだの大きさに若干差があります。
お腹の膨らみ具合もね(笑)



スズランが咲いた日の、楽しい出来事でした。

golden chain tree

2009-05-19 01:02:13 | Weblog
木は4m以上に成長しているのに、6年経っても花をつけないままだった
我が家のgolden chain tree(=黄花藤=キングサリ)。

7年目の今年もダメなのかなぁ~なんて諦めていたら・・・



一房(数え方がわかんない)だけ蕾がついて・・・



見事に咲きました~♪  パチパチ(拍手)

さっき知ったのですが、golden chain treeって、地面に植えて根が
成長しきらないと花を付けない植物らしいです。

6年かかっても、しっかり根を張っていてくれていたんだと思うと、
いとおしくなってしまいます。(ウルウル)

来年はいっぱい花を咲かせようね。
栄養、あげるからね。