「大連立」に向けて走る仙谷氏 - MSN産経ニュース
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さて、この記事にある仙谷由人官房副長官という肩書の国家解体論者の主張を糾弾します。
まずは、産経新聞の村上智博氏による記事の全文を紹介します。
「大連立」に向けて走る仙谷氏
2011.6.7 01:14
民主、自民両党による大連立に向け、仙谷由人官房副長官と自民党の大島理森副総裁が突出している。
「与野党がいがみ合いをいくら見せても国民をあきれさせるだけだ。衆参(両院)がねじれなので、何らかの合意形成の場を作るべきだ」
仙谷氏は6日夕、BS11の番組収録で、大連立の意義を強調した。大島氏も同日、公明党の漆原良夫国対委員長に大連立に参加する意向を伝えた。
仙谷氏は太いパイプを持っていた大島氏との間で「菅(直人首相)抜き」の大連立を模索してきた。首相退陣が決定的となったことで自民党も乗りやすい環境となったこともあり、一気に進めようとしている。
4日には首相が延命をもくろんでいるのではないかと騒がれる中、仙谷、大島の両氏は都内のホテルで会談し、東日本大震災対応で大連立を進める方針で一致した。
そのころから枝野幸男官房長官らが一斉に首相の早期退陣と大連立に前向きな発言を始めた。
6日も仙谷氏の動きは早朝から慌ただしかった。民主党の石井一副代表と1時間余り、続いて首相と約1時間それぞれ会談したほか、輿石東参院議員会長や樽床伸二元国対委員長と意見交換、夜には国民新党の亀井静香代表と会食した。
自民党などとの連携を重視する仙谷氏は、マニフェスト(政権公約)順守を主張する民主党の小沢一郎元代表の切り捨てを画策。
BS番組でも「大震災や東京電力福島第1原発事故への対処などの優先度が圧倒的に高い。マニフェストで掲げたものをペンディング(保留)するのはやむをえない」と述べた。
仙谷氏が自民党などとの連立構想を急ぐのは、小沢氏のグループが今月2日の菅内閣不信任決議案の対応をめぐり混乱するなかで、一気に主導権を確保しようとの思惑もあるようだ。
仙谷氏は「ポスト菅」の候補に名前が挙がっているが、BS番組では「根回しを一生懸命やっている。若い人の周辺でどういうチームで支えるかが一番重要だ」と、黒子に徹する考えを示した。
石井氏には「ポスト菅」として前原誠司前外相ら複数を挙げた。これに対し石井氏は「こちらの顔を決めないと相手とすぐにはいかない。大連立は簡単にはいかない」と注文をつけた。
大連立には民主党だけでなく自民党にも慎重論がある。公明党幹部も「民主党が代表を新しく決めてから協議することだ」と仙谷氏の動きに不快感をみせた。
今年1月の内閣改造の際、参院で問責決議を受けた仙谷氏の官房長官留任に強く反対した西岡武夫参院議長は6日に出した所感で、主に仙谷氏を念頭に痛烈に批判した。
「菅内閣を支えてこられた歴代政府高官、与党幹事長・政策責任者のみなさんは、いま人ごとのように勝手な発言をされていますが、実は皆さんは首相と『共同正犯』であることをくれぐれもお忘れないように!」
(村上智博)
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さて、この記事にある仙谷由人官房副長官という肩書の国家解体論者の主張を糾弾します。
まずは、産経新聞の村上智博氏による記事の全文を紹介します。
「大連立」に向けて走る仙谷氏
2011.6.7 01:14
民主、自民両党による大連立に向け、仙谷由人官房副長官と自民党の大島理森副総裁が突出している。
「与野党がいがみ合いをいくら見せても国民をあきれさせるだけだ。衆参(両院)がねじれなので、何らかの合意形成の場を作るべきだ」
仙谷氏は6日夕、BS11の番組収録で、大連立の意義を強調した。大島氏も同日、公明党の漆原良夫国対委員長に大連立に参加する意向を伝えた。
仙谷氏は太いパイプを持っていた大島氏との間で「菅(直人首相)抜き」の大連立を模索してきた。首相退陣が決定的となったことで自民党も乗りやすい環境となったこともあり、一気に進めようとしている。
4日には首相が延命をもくろんでいるのではないかと騒がれる中、仙谷、大島の両氏は都内のホテルで会談し、東日本大震災対応で大連立を進める方針で一致した。
そのころから枝野幸男官房長官らが一斉に首相の早期退陣と大連立に前向きな発言を始めた。
6日も仙谷氏の動きは早朝から慌ただしかった。民主党の石井一副代表と1時間余り、続いて首相と約1時間それぞれ会談したほか、輿石東参院議員会長や樽床伸二元国対委員長と意見交換、夜には国民新党の亀井静香代表と会食した。
自民党などとの連携を重視する仙谷氏は、マニフェスト(政権公約)順守を主張する民主党の小沢一郎元代表の切り捨てを画策。
BS番組でも「大震災や東京電力福島第1原発事故への対処などの優先度が圧倒的に高い。マニフェストで掲げたものをペンディング(保留)するのはやむをえない」と述べた。
仙谷氏が自民党などとの連立構想を急ぐのは、小沢氏のグループが今月2日の菅内閣不信任決議案の対応をめぐり混乱するなかで、一気に主導権を確保しようとの思惑もあるようだ。
仙谷氏は「ポスト菅」の候補に名前が挙がっているが、BS番組では「根回しを一生懸命やっている。若い人の周辺でどういうチームで支えるかが一番重要だ」と、黒子に徹する考えを示した。
石井氏には「ポスト菅」として前原誠司前外相ら複数を挙げた。これに対し石井氏は「こちらの顔を決めないと相手とすぐにはいかない。大連立は簡単にはいかない」と注文をつけた。
大連立には民主党だけでなく自民党にも慎重論がある。公明党幹部も「民主党が代表を新しく決めてから協議することだ」と仙谷氏の動きに不快感をみせた。
今年1月の内閣改造の際、参院で問責決議を受けた仙谷氏の官房長官留任に強く反対した西岡武夫参院議長は6日に出した所感で、主に仙谷氏を念頭に痛烈に批判した。
「菅内閣を支えてこられた歴代政府高官、与党幹事長・政策責任者のみなさんは、いま人ごとのように勝手な発言をされていますが、実は皆さんは首相と『共同正犯』であることをくれぐれもお忘れないように!」
(村上智博)