「世直し太郎」の政局斜め読み

偏向マスメディア報道の本質を直観力で読み解き、内外の話題を大胆に斬っていきます。とりわけ大中華帝国主義許すまじ!です。

放射線被ばくより怖い日常に潜む頭上設置物の落下・・・

2012年12月04日 | 原子力発電問題
日本は本当に感情的に世論形成がされていくので、その世論形成の仕方の方が、きわめて危険だと思います。

とりわけ「脱原発」議論がそうです。現時点で、東電福島第一原発以外の原発で、取り急ぎ何も目に見える健康被害がない段階で「想定される最悪の事態を想定した最悪のシナリオ」に基づいて、「原発いらない!」の大合唱になっています。「魔女狩り」ならぬ「原発狩り」状態です。

ただし、危険なのは今回のトンネル事故を見てもわかるように、「人為的に作った建造物内における頭上構造物の定期点検の有り方」が、複数の尊い命を奪う結果に直結したりします。

事故が起きてみて初めてわかりますが、原発から発する放射線に被ばくに遭遇する確率より、私たちの日常生活に潜んでいる日々事故に遭遇する危険性の方がよほど高いと言えます。

今回の事故が起きたからと言って、「トンネルいらない!」「高速道路いらない!」と言うデモ行進は首相官邸では起きないわけです。

さらに言えば2011年3月11日夜、まだ水素爆発も起こしていない福島県の原発ではなく、宮城県気仙沼市が火の海になって多くの人が亡くなっても「重油タンクはいらない!」「重油を使う漁船はいらない!」の大合唱にはならないわけです。

(おそらく、こういうもの言いが「脱原発」派の皆様は「お嫌い」だとは思いますが・・・)

今回の高速道路トンネルように普段安全に通行している頭上に何があるかを一度確認してみる必要がありますね。

まあ、今回のトンネル天井板落下事故は、一般道ではなく料金を徴収している高速道路の事故ですから、道路管理者の業務責任は必至です。

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