「世直し太郎」の政局斜め読み

偏向マスメディア報道の本質を直観力で読み解き、内外の話題を大胆に斬っていきます。とりわけ大中華帝国主義許すまじ!です。

ズバリ菅首相8月末解散のシナリオを見抜く!

2011年06月23日 | 「立憲民主党の闇」
おかげさまで「菅内閣退陣」というカテゴリーはまだまだ続きます。

さて、いろいろな政局の見通しが出回っておりますが、なさそうでありそうな菅首相の8月解散に関して、大胆に予想して見たいと思います。

「私の顔をみたくなければ早くこの法案を通した方が良いですよ」などと、とてもまともな政治家が口に出せないような開き直りの毒づき方をした菅首相ですが、どっこい巧妙な読みがあっての発言と観ています。

まず、問題となる現状の「再生エネルギー特別措置法」ですが、菅首相が東日本大震災直前に成立に意欲を燃やしていた以上、それをやりたいと公然と言い出したという事は、何を言おうが、先の発言でもわかる通り、自らの首相としての実績はこの法案にあると言ったわけで、東北の被災地復旧・復興よりも優先順位が高くなったわけです。

つまり、この法案を言い出せる「一定のめど」が経ったわけです。
(なぜ、マスメディアはそこを叩かないのでしょうか・・・)

「被災地をばかにするな!」とよく岩手県、宮城県、福島県知事が怒らないなと不思議でなりません・・・

そして、この現状の「再生エネルギー特別措置法」はとにかく天下の悪法でして、自然エネルギーを重視するという大義名分によって、政府による高価格な電力買取り価格の統制経済が始まり、必ず高い電力料金となって一般家庭の生活費を圧迫するのは必定です。

さらに、よーく考えてみてください。「国が自然エネルギーの電力を高値で買い取る」一見良さそうですが、その「買い取る原資」はなんですか?「政府のカネ」は今のところ国債か税金です。では自然エネルギー電力債を発行するという話を出してますか?ないでしょう?ほらやっぱり頼りは国民の血税ですよ!またも間違いなく増税要因ですよ!

電力料金(公共料金)の値上げと増税(血税の増大)・・・ダブルパンチが、この「再生エネルギー特別措置法」成立後に待っていますよ!本来なら断固NO!です。

と、そこで菅首相は次なる手として、「脱原発」を錦の御旗に押して、今後の衆参ねじれ国会の運営で、野党が過半数を取る参議院の動きなどで徹底的に抵抗を見せれば、おそらくこう叫びます。

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「国民の皆さん、これだけ将来にわたる日本のエネルギー需要に関して、安全で安定的な自然エネルギーへの転換が必要だと言っているのに、野党はひたすらNOというのですよ!原発の存在そのものをしっかりと見直す機運は海外でも広まっていますよ!

どうですか皆さん!今までの原子力行政にYESですか!NOですか!新しい時代には新しいエネルギー政策で臨みませんか!」
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とかなんとか言って、延長国会最後に解散に打って出る!というシナリオです。

もう「脱原発」という時代が創った日本国内の空気に、面と向かってNOと言える勢力がどれだけあるのか・・・

菅首相の創った「目くらまし、猫だまし争点」を、またマスメディアがその方向で煽れば(すでに朝日新聞の紙面にはそれを感じますが・・・)、形勢逆転になるのではないかとのしたたかな読みがあるわけですよ。

もう東北の被災地なんかあったものではありませんね。菅首相の眼中にはないのですよ。あるのは「再生エネルギー特別措置法」の成案だけなんですから・・・

明日、何やら内閣改造を発表するとの話もありますが、この辺の分析は今後も引き続きしていきたいですね。




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