エルフ地方、今週に入って一気に桜の開花が始まりました あっちもこっちも、満開になっています
桜の花は、何と言っても春を代表する花ですよね
でも、・・・ elfmamaは週間天気予報と毎日にらめっこしていました。 「う~ん、週末は天気が悪くなるみたいやし、また寒くなるようやし
」 なぜ、お天気や気温をこのように気にしていたかというと、今のこの季節にしか見られない、ある花のことが気になっていたからです。
その花の名前は「カタクリ」 春の妖精と呼ばれる、可憐な花です
昨年は、小ちゃい兄ちゃんの入院でバタバタしていて、とうとう行けず・・・
今年は、どうしても見に行きたい
で、毎日天気予報とにらめっこしていたのです。 「この日しかない
」、そう決めた木曜日、朝から
の
久しぶりの丹波の山は、春の色に変わりつつありました
「おかあさん、おてんきになって、よかったね~
」
舞鶴自動車道の丹南篠山口を過ぎた辺りから、山に咲く白い花を見つけました。 elfpapaと、「あれ、なんやろね 桜でもないし でも、綺麗やね~」と、話しながら、見入っていたのですが、家に帰ってから本をみると、あれは「タムシバ」というモクレン科の木でした。 花はコブシに似ているそうです。 早春の山を彩るタムシバ
初めて見ました
春日ICを出て、北近畿豊岡自動車道の氷上ICから、清住を目指します 土手に咲く桜も、満開でした
菜の花畑を見ながら、・・・
到着です 同じ場所に、一昨年の秋、コスモスを見に来て、その美しさに感動
そしてその時に、このカタクリの群生地を知りました。
ポカポカ陽気で、気持ちがいいです カタクリの花を見に来ていた人に、またいっぱいなでてもらいましたよ
「ボクもねっ、カタクリのおはなを、みにきたんだよ
」
入り口で、協力金と、達身寺の入山料とがペアになっているチケットを買って入りました
「おかあさ~ん、いっぱい、おはなさいてるで~
」
わ~、綺麗、綺麗 elfmama、天気予報とにらめっこした甲斐がありました
カタクリの花は、気温が17℃以上で、お日様の光が無いと、開かないんです。 今日は、条件が全てそろいました
可憐な薄紫の花が、辺り一面に広がっていましたよ
第1の群生地から、第2の群生地まで、山際を歩いて移動します 20数年前から、地元で大切に守られてきたこの花達は、クヌギ林の中で増えていきました。
「もっとむこうに、あるんやって
」
「わ~、ここも、きれいやね~
」
綺麗に手入れされたクヌギ林の中は、太陽の光が綺麗に入り、それは美しいものでした
お日様の光が大好きなんですね 林のあちこちにかかっている寒暖計は、聞いていた通り、ちょうど17℃を少し越えていました。
花たちはみんな少しうつむき加減で、その可憐さにうっとりしました
写真の愛好家の人達も、沢山来ていましたよ
カタクリの花は、北海道や東北地方に多く見られますが、この清住はその南限地になるそうです
いやぁ~、もう、ここに来れて最高~ 春の妖精達に、いっぱい元気をもらいました
「おかあさんが、うれしそうで、よかった~
」
カタクリの群生地のそばを流れる小川の土手に、これまた可憐な可愛いお花が、・・・ これって、ニリンソウ
さて、お花大好きのおかあさんにつき合ったエルフは、トットコ、トットコ、来る時に見つけていたお店に一目散
「おばちゃ~ん、アイスちょうだい
」
今日はいいお天気で、歩いていると汗ばむくらいでした 黒豆アイスが、おいしかった~
すぐそばを流れる川で、エルフは水遊びです
「おみずね~、まだ、つめたいよ~
」
新しくできたトイレの窓には、ここ清住を代表するカタクリとコスモスの、綺麗な花がカットしてありました
さてと、達身寺へは、ここから歩いて行けそうです。 向こうに見える山際に、あるんやって、・・・
ところが、・・・ 教えてもらった山際の道から外れてしまい、何だかわからなくなってしまいました
「おばちゃ~ん、あのね、やっぱり、くるまでいくんやって~
」
そうなんです、何だか遠回りし過ぎちゃって、もと来た道を帰ってきました ここでちょっと休憩して
、帰る途中に寄ることに変更。
コスモス祭りの時に、ここでお話した奥さんと、今日も会えました 以前黒ラブを飼っておられたので、エルフのことをとっても可愛がって下さいます
コーヒーもケーキも、おいしかったです。 ゆっくりお話が出来て、よかった~
「おばちゃん、コスモスのおはなが、さくころに、またくるね~
」
達身寺は、車で走ったらすぐでした。 丹波の正倉院と呼ばれるほど、素晴らしい仏様が沢山あるそうです
達身寺は、8世紀頃に建立されたお寺だそうです。 茅葺の本堂が、とっても素敵ですね ちょうど、スイセンが美しく咲いていて、・・・
入り口で、エルフのことをたずねると、建物の中はだめだけど、境内はどうぞ一緒にと言われました 仏像が大好きな私達ですが、エルフと一緒なので、今日は仏様との対面は諦めていました。 ところが、ご住職が、仏像の説明をして下さるということで、「小さなワンちゃんなら、抱っこしてもらったらいいのですが、この子はちょっとね~、大きいから、・・・ お話する間、ここで待っててくれる?
」
で、エルフは、本堂のところで待つことに
「だいじょうぶやで~、ボク、ここでまってるから
」
なくんじゃないかと、気が気ではありませんでしたが、ご住職のお話は大変興味深く、いつの間にかすっかりお話に聞き入っておりました。 仏様の写真を撮ることは出来ませんが、宝物殿の中の仏様達は、どれも素晴らしいものでした またゆっくり訪ねたいお寺でしたよ。
エルフはねっ、ちゃ~んとお利口に待っていました 「とってもねっ、おりこうにじぃ~っと待っていましたよ
」と、ご住職の奥さんに言われた時は、安心しました
「おかあさ~ん、ボクねっ、いっぱいほめてもらったよ
」
境内に、美しいピンクの花をつけた大きな椿の木がありました 織田信長の弟の有楽斎が、こよなく愛した椿だそうで、その名をとって有楽(うらく)椿と呼ぶそうです。
境内のスイセンも、ご住職をはじめ檀家の方達が20年近く大切に育ててこられたそうで、お寺の庭を美しく彩っていました
「おはなが、もっといっぱい、ふえるんやね~
」
達身寺から眺めると、田植の準備が始まった美しい里の風景が、目の前に広がっていました
駐車場に車を入れた時お話した、檀家の奥さんは、エルフが本堂のところで待っているのが、ここから見えて、気になってのぞきに行って下さったそうですよ 「おりこうやったね~、また遊びに来てね
」と、優しく見送って下さいました。
「おばちゃん、またくるからね~
」
美しいカタクリの花、美しい清住の里、そして今日もまたやさしい方々とのふれあいがありました。 いっぱい、いっぱい、元気をいただいて帰りました。 ありがとう
この清住に来たのは、今日で2回目ですが、なんだかもうず~っと前から知っているような、懐かしさを感じるところです。 この達身寺も、とっても美しいお寺で、またゆっくりとご住職のお話を聞いてみたくなりました。 コスモスの花が咲く頃、エルフと一緒に、また訪ねようと思います