中野笑理子のブログ

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井戸端会議に参加する猫

2017年03月21日 | 日記
3連休、朝から実家通いでした。
正直、しんどいなぁと思わないこともなかったのですが、そのお陰でいいものを見ることができました。

自宅から実家までは自転車で5分程の距離ですが、その間にちょっと広い公園があるのです。
ご近所さんや家族連れなどがベンチで憩い、和やかな雰囲気の中、入口近くのベンチで立ち話をするご婦人の輪の中に、お座りをしている猫がいるのです。
黒白ちゃんでした。
時折、意味ありげに顔を上げて、まるでちゃんと話を聞いているような仕草をしていました。

2日目、ご婦人はベンチに腰かけてお話しされていましたが、その間にちゃんとベンチにお座りして参加している黒白ちゃんの姿。

3日目、杖をついたおじいさんが腰かけ、ご婦人は立ってお話しされていましたが、ふたりの間に寝そべっている黒白ちゃん。

「黒白ちゃ~ん!」と声をかけると、寝そべったまま顔だけこちらに向けて、尻尾で返事してくれました。
おじいさんとご婦人にも笑顔で頭を下げて通りすぎましたが、その光景があまりに自然で、この3日間、朝から楽しい気分にしてもらったのでした。

会社がなければ私も毎朝、参加したいナ。
休みの日は、私も仲間に入れてもらおうかしら、と思うのでありました。

懐かしい店の灯が消えてゆく

2017年03月20日 | 日記
幼稚園に通う前から行っていた喫茶店が今月いっぱいで閉店すると知り、慌てて行ってきました。
閉店を聞きつけたお客さんが押し寄せ、店内は目が回る程の忙しさで、あまりゆっくりしてもいられませんでしたが、「今までどうもありがとう」と心の中で別れを告げてきました。

馴染みのお店がなくなる寂しさというのは、人との別れとはまた違う、空間自体がなくなってしまうという曰く言いがたいものがあります。
経営者の高齢化や後継者がいないなどの問題で、惜しまれつつも暖簾を下ろすお店が少なくありません。

せめて後1年、時間があれば後継者に立候補できたかもしれないね、と連れ合いと話しながら、なんともいえない寂寥感を抱えて帰るのが嫌で2件目を探し、アルコール分を摂取して帰ってきました。

2件目のお店も、創業40年はゆうに越える、これまた鯔背なおじいちゃんと婀娜なおばあちゃんと呼ぶには些か憚られるような、そんなふたりが営む粋なお店なのです。
娘さんが時折お手伝いに来られていますが、どうか末永く営業してほしい、と心から思うのでありました。

カラスのかーくん

2017年03月19日 | 日記
お昼過ぎに買い物から戻ると、玄関ポーチの柵の端っこにカラスが1羽止まっていました。
日頃からこの玄関ポーチには、様々な鳥が飛んで来ては、美しい鳴き声を聴かせてくれるのですが、今日はカラスのお客様。

門を開けて入ると飛んで行ってしまうかと思ったら、少し警戒しつつも飛び立つ気配がありません。
プックリ膨らんだ嘴とクリクリした瞳が可愛い、ハシブトカラスの若鳥のようです。
実は私、カラスが好きであります。
一番好きなのは雀ですが、その次はカラスです。

子供の頃、映画館で「オーメン」を観て、真っ黒な山犬とカラスを味方に従える幼児ダミアンが、怖くもありカッコ良くも見えたのです。

以前千里に住んでいた頃、万博記念公園でフランクフルトとビールをやっていると、1羽のカラスが「一口ちょうだい」というように、小首を傾げながらやって来て、ちぎって放り投げると見事に空中キャッチして、更にもう一口、とねだってきました。
面白くなってフランクフルトのちぎり投げをやっていると、いつの間にか私の周りには十数羽のカラスが集まって来て、2本目を買いに行く羽目になりました。

2本目のフランクフルトがなくなる頃には、カラスの数は20羽迄は数えましたが、それ以上の数で怖くなってしまい、逃げるように場所を移動しました。
すると、カラスの一団が「もっと、もっと~!」と私のあとを追うように飛んで来まして、すれ違ったカップルに「オーメンや!」と言われたことがありました。

これも千里に住んでいた頃ですが、駅の近くでカラスの幼鳥が巣から落ちてはぐれてしまったのでしょう。
1羽のカラスが住み着いて、近所の人達が水や食事を与えていましたが、飛び方を学習する前にはぐれたようで、大きくなっても飛ぶことが出来ず、夏の暑さで死んでしまったカラスがいました。
かーこちゃんと呼ばれ、アイドルのような存在でした。

なので嬉しくなって「かーくん、ただいま」と玄関の鍵を開けながら「どしたん? 仲間とはぐれたか?」と話しかけました。
かーくんは、首をこちらに向けてじっと話を聞いています。
「それとも、疲れて休憩か?」と訊いても、じっと止まって聞いている。
「ゆっくりお休みなんし」と声をかけて家に入りました。

さて手洗いうがいの後、そっと玄関ポーチ側の窓を開けますと、かーくんがまだいました。
「お腹空いてるんか?」と声をかけると、パッと飛んで行ってしまいました。

カラスといえばゴミを漁ったり、嫌われもののイメージがありますが、夕暮れ時にその声を聞くと何だかほっこりしますし、童謡「七つの子」の歌詞にもあるように、まるいめをしたいいこなんです。

かーくん、また来るかなぁ。

春彼岸

2017年03月18日 | 日記
昨日から春のお彼岸に入りましたが、この3連休もお墓参りに行くことが叶いませんで、せめてもと今朝はお香を焚きました。

毎週土曜日、買い物に行く噂の八百屋 (店名なのです)へ行き、野菜や果物を買うと、レジのお兄さんが賞味期限が20日迄で明日から店が休みなので、人助けだと思ってひとつ買ってくれませんかという、ぼた餅(2個入り158円を100円にまけてくれた)を人助けのつもりで買い、主人と私の父の遺影の前にお供えしました。

思えば、春と秋のお彼岸は必ず墓参していました。
お墓参りへ行くと、いつも清々しい気持ちになるので、前日にお花やお供えを買い込み、朝早くから行っていました。
偶然にも父方、母方、両方のお墓が同じ墓園で、場所はかなり離れていますが、必ず2箇所を回っていました。
神戸の山ひとつが墓園になっている、広くて山の上からの景観が海まで見渡せ、良い眺めなのです。

お墓参りに行きたいなぁ。

肉を食らう

2017年03月17日 | 日記
空きっ腹をかかえて会社から実家へ直行し、母に夕飯を食べさせている間に、洗濯、デイサービスの連絡帳の記入、そして昨日洗濯した分を畳んで介護施設へ持って行く入浴セットを作る。
食後の薬を飲ませて、血圧を計り、歯を磨かせて、食器を洗って、母が「もう寝る」と言ってベッドに入るまで、会話ともいえない会話をしたり、夕刊を読みながら時間をつぶす。
以上が毎日のルーティンだが、空腹と1週間の疲れからか、今日は脱水の済んだ洗濯物を干し忘れて実家を出るところだった。
玄関先で気づいて、履きかけた靴を脱ぎ、無事に干して実家を後にする。
つけていたテレビで流れていた、焼き肉の映像が瞼から離れない。
実家を出てスーパーに寄り、出来合いの惣菜コーナーへ直行するも、見事に何も残っていなかった。
気がついたらカゴの中は、ヒレ肉、ランプ肉、サーロインの赤札品が入っていた。
これ3つでも、焼き肉屋ではちょっと高めの一品ぐらい。
外食することを考えたら、お安いもんだ。
でも今から家に帰って、肉を焼いて食べた後、またフライパンと食器を洗うことを思うと、無理だ! と思い、トドメに切れてるローストビーフをカゴに放り込んだ。
そして缶チューハイを買って帰りました。
なんか疲れてヘロヘロなんだけど、そのまま倒れ込む前に、ウォッカを生(き)のままで飲んで、火でも吹きたい気分だったんです。
ドンナキブンヤネン。
そんな気分です。