9月27日(水) 晴れときどき曇り(札幌)
昨日に続いて、オホーツク網走マラソン完走記-その2です。題して「真面目に走った後半戦」。
***完走記-その2***
中間点表示がなくて少々焦ったが、21km地点でタイムチェックをしており、それが、1時間57分30秒前後、単純にこれを倍すると3時間55分である。目標タイムより相当遅いので、加速だ加速、てなわけでペースアップしたがどの程度上げたらいいのかわからず、とりあえず少し上げただけ。
1km毎のキロポストでタイムチェックするのだが、累積表示(いわゆるスプリットタイム表示)にしていたため、疲労(老化が正しいか)した頭では暗算できずモヤモヤしていた。ただペースアップはできているので、キリのよい30km地点で計算、確認するつもりであった。
25km付近に梅干しとバナナがあった。バナナを欲しかったのだが、1本まるまる置いてあったので、そんなに食えんぞと思ってパス。通り過ぎたあとに気づいたのだが切ったのも置いてあったようだ。よく見ましょう。
26kmあたりからこのコース二回目のスライド区間に入る。こういうときに、仲間で参加している人たちはエール交換できていいなと孤高のプロランナー(自称)は一抹の寂しさを覚えるのであった。でも農大の女子大生には元気をもらったぞ(あ、男子にもです)。
27km手前で折り返し、29km付近でスライド区間が終わる。ここにエイドがあったのでコーラを補給した。冷えたコーラが乾いた心に沁み込みます。ありがたし。コーラに目を奪われてシジミ汁を逃したのがやや残念。
コースは公園のようなところをくねくねと走り再び能取湖沿いへ出た。公園なのでまばらだが人はいて、ランナーに声援を送ってくれるので手を振ったりして応えた。
いよいよ30km地点になり時計を押してタイムチェック。2時間46分12秒(公式タイムは16秒)、ということはキロ5分半ペースにはまだ借金が1分少々あるが、この10kmで約1分借金返済できたわけだ。少なくとも3時間52分(キロ5分半ペース)はイケるんじゃないかと算段した。そのために少なくともペース維持、できればさらにペースアップしたいところ。
能取漁港を過ぎ、平坦な海岸線(湖岸線か)をズンズン走り、やがてコースは再び内陸部へ、そして、ついに来ました「網走牛エイド」。当然一切れをいただいた。
う~~ん、はっきり言っていいですか。冷めて硬くなっているため噛み応えがあり過ぎてなかなか呑み込めないのである。あと、焼き肉のタレが欲しかったな。などとわがまま言っておりますが、味は結構イケていました。ありがとうございました。
なお、お気づきの通りここまで写真がない。真面目にペースアップしたため撮るヒマがなかったのだが、では前半は真面目じゃないのかと突っ込まれると返す言葉がない。また、ペースアップしたのに結構マメにエイドに寄っているではないかとのご批判も甘んじて受ける。
さて、内陸部の直線をズンズン走って35km手前で左折、サイクリングロードに入った。ここで一枚だけ写真撮影できた。
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このサイクリングロードは、旧国鉄湧網線の廃線跡なので、プチ鉄の私には感慨深い。湧網線には乗ったことはないのだが、約40年前の自転車旅行中に湧別駅舎で一泊したことはある。
35km地点にまたエイドがあって、網走と縁のある山形県天童市のフルーツが置いてあった。それが、何と今年はシャインマスカットだったのでありがたく二粒をゲット。これが大きくてとても美味しかった。エイド食として最高なのはイチゴと思っていたが、シャインマスカットはイチゴを上回りますな(個人的見解です)。天童市の皆さん、ありがとうございました。次はラ・フランスでお願いします。
なお、シャインマスカットに目を奪われ35kmで時計を押すのを忘れてしまった。修行が足りんです。
サイクリングロードは狭くて追い越すのにも苦労するほどなのだが、鬱蒼とした樹々の中や網走湖畔を走るので非常に気持ちがいい。廃線前に、湧網線に乗って通ってみたかったとつくづく思うのであった。かなり立派な橋も渡った。写真を撮ったつもりだったが、残念、何故か失敗して残っていなかった。
35kmを過ぎて残りあと約7km、疲れてはいたけれども脚は残っていて、右足くるぶしの痛みもない(マヒしていただけだが)。完全に抜き勝手になっていて、それでモチベーションもアゲアゲホイホイである。フィニッシュでは網走ちゃんぽんも待っているはず、余命も短いのにここで頑張らないでいつ頑張るのか。
40kmを通過。タイムは3時間39分54秒(公式は51秒)。おお、ここへきて初めて平均でもキロ5分半ペースを上回った(それくらいの暗算はできた)。そして、残り2.195kmを10分で走れば3時間50分を切れるではないか。かなり難しいが、「なせば成る、なさねば成らぬ、ナセルはアラブの大統領」(小学生のときに流行ったギャグ)である。さらにペースアップ。
サイクリングロードに別れを告げ、広々とした大曲湖畔園地に突入。大曲という地名はおそらく網走川が蛇行する内側の河川敷だからなのだろう、平坦で素晴らしい場所であった。そしてはるか彼方まで広がるまっ黄色のヒマワリ畑…
のはずだったが、ほぼ枯れていた。市長のあいさつでは「満開は過ぎたがお辞儀をしてランナーを待っている」とのことだったが、はっきり言って「枯れた」が正しい表現と思った。でも「来年こそ満開のヒマワリに囲まれてフィニッシュするぞ」との気分にさせるには充分な景観ではあった。来年出るのか…
コの字になっているコースを、ペースを落とさず走った。すぐ横にフィニッシュがあり、そこまで見渡せるので心が折れそうになるところだが、意気軒高、脚もまだまだ残っていた。最後の直線、ここは素晴らしいフィニッシュへの花道だ。広い道、どこまでも澄み切った青い空、黄色い絨毯のようなヒマワリ畑(だったはず)の中をひた走ってフィニッシュゲートを通過した。手元の時計で3時間51分05秒(公式は07秒)だった。50分切りこそ届かなかったがあと約1分まで詰めたのはよくぞ走ったという感じ。
なお、ヒマワリの代わりに見てほしいと市長が言っていたコスモス畑はこれです。駐車場方面にありました。
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***番外編へとつづく***
今日は、夜に親類との会合(単に焼き鳥屋での飲み会ですが)があるため早めにアップしました。
右足痛のためまだ走れません。札幌は絶好のランニング日和なのに…
ラン資金 -15533円
月間走行距離 296km
年間走行距離 3114km
昨日に続いて、オホーツク網走マラソン完走記-その2です。題して「真面目に走った後半戦」。
***完走記-その2***
中間点表示がなくて少々焦ったが、21km地点でタイムチェックをしており、それが、1時間57分30秒前後、単純にこれを倍すると3時間55分である。目標タイムより相当遅いので、加速だ加速、てなわけでペースアップしたがどの程度上げたらいいのかわからず、とりあえず少し上げただけ。
1km毎のキロポストでタイムチェックするのだが、累積表示(いわゆるスプリットタイム表示)にしていたため、疲労(老化が正しいか)した頭では暗算できずモヤモヤしていた。ただペースアップはできているので、キリのよい30km地点で計算、確認するつもりであった。
25km付近に梅干しとバナナがあった。バナナを欲しかったのだが、1本まるまる置いてあったので、そんなに食えんぞと思ってパス。通り過ぎたあとに気づいたのだが切ったのも置いてあったようだ。よく見ましょう。
26kmあたりからこのコース二回目のスライド区間に入る。こういうときに、仲間で参加している人たちはエール交換できていいなと孤高のプロランナー(自称)は一抹の寂しさを覚えるのであった。でも農大の女子大生には元気をもらったぞ(あ、男子にもです)。
27km手前で折り返し、29km付近でスライド区間が終わる。ここにエイドがあったのでコーラを補給した。冷えたコーラが乾いた心に沁み込みます。ありがたし。コーラに目を奪われてシジミ汁を逃したのがやや残念。
コースは公園のようなところをくねくねと走り再び能取湖沿いへ出た。公園なのでまばらだが人はいて、ランナーに声援を送ってくれるので手を振ったりして応えた。
いよいよ30km地点になり時計を押してタイムチェック。2時間46分12秒(公式タイムは16秒)、ということはキロ5分半ペースにはまだ借金が1分少々あるが、この10kmで約1分借金返済できたわけだ。少なくとも3時間52分(キロ5分半ペース)はイケるんじゃないかと算段した。そのために少なくともペース維持、できればさらにペースアップしたいところ。
能取漁港を過ぎ、平坦な海岸線(湖岸線か)をズンズン走り、やがてコースは再び内陸部へ、そして、ついに来ました「網走牛エイド」。当然一切れをいただいた。
う~~ん、はっきり言っていいですか。冷めて硬くなっているため噛み応えがあり過ぎてなかなか呑み込めないのである。あと、焼き肉のタレが欲しかったな。などとわがまま言っておりますが、味は結構イケていました。ありがとうございました。
なお、お気づきの通りここまで写真がない。真面目にペースアップしたため撮るヒマがなかったのだが、では前半は真面目じゃないのかと突っ込まれると返す言葉がない。また、ペースアップしたのに結構マメにエイドに寄っているではないかとのご批判も甘んじて受ける。
さて、内陸部の直線をズンズン走って35km手前で左折、サイクリングロードに入った。ここで一枚だけ写真撮影できた。
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このサイクリングロードは、旧国鉄湧網線の廃線跡なので、プチ鉄の私には感慨深い。湧網線には乗ったことはないのだが、約40年前の自転車旅行中に湧別駅舎で一泊したことはある。
35km地点にまたエイドがあって、網走と縁のある山形県天童市のフルーツが置いてあった。それが、何と今年はシャインマスカットだったのでありがたく二粒をゲット。これが大きくてとても美味しかった。エイド食として最高なのはイチゴと思っていたが、シャインマスカットはイチゴを上回りますな(個人的見解です)。天童市の皆さん、ありがとうございました。次はラ・フランスでお願いします。
なお、シャインマスカットに目を奪われ35kmで時計を押すのを忘れてしまった。修行が足りんです。
サイクリングロードは狭くて追い越すのにも苦労するほどなのだが、鬱蒼とした樹々の中や網走湖畔を走るので非常に気持ちがいい。廃線前に、湧網線に乗って通ってみたかったとつくづく思うのであった。かなり立派な橋も渡った。写真を撮ったつもりだったが、残念、何故か失敗して残っていなかった。
35kmを過ぎて残りあと約7km、疲れてはいたけれども脚は残っていて、右足くるぶしの痛みもない(マヒしていただけだが)。完全に抜き勝手になっていて、それでモチベーションもアゲアゲホイホイである。フィニッシュでは網走ちゃんぽんも待っているはず、余命も短いのにここで頑張らないでいつ頑張るのか。
40kmを通過。タイムは3時間39分54秒(公式は51秒)。おお、ここへきて初めて平均でもキロ5分半ペースを上回った(それくらいの暗算はできた)。そして、残り2.195kmを10分で走れば3時間50分を切れるではないか。かなり難しいが、「なせば成る、なさねば成らぬ、ナセルはアラブの大統領」(小学生のときに流行ったギャグ)である。さらにペースアップ。
サイクリングロードに別れを告げ、広々とした大曲湖畔園地に突入。大曲という地名はおそらく網走川が蛇行する内側の河川敷だからなのだろう、平坦で素晴らしい場所であった。そしてはるか彼方まで広がるまっ黄色のヒマワリ畑…
のはずだったが、ほぼ枯れていた。市長のあいさつでは「満開は過ぎたがお辞儀をしてランナーを待っている」とのことだったが、はっきり言って「枯れた」が正しい表現と思った。でも「来年こそ満開のヒマワリに囲まれてフィニッシュするぞ」との気分にさせるには充分な景観ではあった。来年出るのか…
コの字になっているコースを、ペースを落とさず走った。すぐ横にフィニッシュがあり、そこまで見渡せるので心が折れそうになるところだが、意気軒高、脚もまだまだ残っていた。最後の直線、ここは素晴らしいフィニッシュへの花道だ。広い道、どこまでも澄み切った青い空、黄色い絨毯のようなヒマワリ畑(だったはず)の中をひた走ってフィニッシュゲートを通過した。手元の時計で3時間51分05秒(公式は07秒)だった。50分切りこそ届かなかったがあと約1分まで詰めたのはよくぞ走ったという感じ。
なお、ヒマワリの代わりに見てほしいと市長が言っていたコスモス畑はこれです。駐車場方面にありました。
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***番外編へとつづく***
今日は、夜に親類との会合(単に焼き鳥屋での飲み会ですが)があるため早めにアップしました。
右足痛のためまだ走れません。札幌は絶好のランニング日和なのに…
ラン資金 -15533円
月間走行距離 296km
年間走行距離 3114km
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