12月6日 北海道東北臨宗教師会・東北大学宗教学寄附講座主催の
公開シンポジウムが開催されました。
震災を機に、心と命の現場の必要性に迫られ発足した臨床宗教師。
しかし、臨床宗教師って何?何する人たち?という世間の疑問にはまだまだ答えていません。
そこで、臨宗という物体に、いろんな角度から光を当てたのが今回のテーマです。
最初の基調講演は東北大学の谷山先生
その後4名の臨床宗教師が自らの活動を発表しました。
続いて、河北新報社の村上記者が、取材の中で記者の目から見た見方を報告。
その後、「医療者から見た臨床宗教師の可能性」という題で
石巻赤十字病院の鈴木先生からお話がありました。
先生の話の中で、臨床宗教師の生みの親である、故岡部医師との酒の席の話がとても印象的でした。
お二人の暖かな心の交流が、臨宗の原点にあったのだと推察できます。
今後の高齢化・多死化の時代に合って、命にどう向き合うかということが問われてきます。
臨宗への期待や担う役目も増してくるでしょう。