グーグール社員の10人に1人が実践していると言います。
それも会社からの命令でもなく、各自が自発的に行っているというのです。
確かに最初は、アメリカ式のなんでも目的をもって、会社の利益や自己の目標達成のための
メソッドなのかと思って読み始めました。
しかし、思いやり、自己観察、信頼などの気付きが向上し、結果的には
社員の連帯感、最終的に会社の繁栄、さらには人々の平和や幸福、環境保護などにも
発展していくのだと、読み取ることが出来ました。
そして宗教色を取り払ったことが、普及の最大の原因です。
仏教側からすれば、「マインドフルネスも元の始まりはお釈迦様なのですよ」
と、主張したいのですが、仏教も宗教も取り払うことによって、
広く人の垣根を超えて、イスラムにもキリスト教にも、世界中に広がる要因になっています。
なおかつ、無宗教のマインドフルネスから、興味があれば仏教へ入るのもやぶさかでない、
ともいいます。
そこは個人の問題で、仏教的マインドフルネスの指導者に教えを受ければ良いことと
本の中に書いています。
何も求めない、目的を求めない、ただひたすらに・・という、禅や仏教の教えは、
高尚で深遠な宗教の枠組みなので、次のステップで、個人的にどうぞ、ということなのかと思います。
なんでも利益追求の、アメリカ式メッソドとしてのマインドフルネスか?という先入観がありましたが、
慈悲、思いやりという言葉もあり、思い込みを少し方向修正しなくてはいけません。
それにしても、日本的な日本人向けのマインドフルネスがあっていいと思います。
試行錯誤が必要です。