11月19日、今日は東松島市野蒜地区の、仮設にお住いの皆さんとの植樹式です。
旧野蒜小学校のプール跡地に110本ほど植樹しました。
市職員の方々やボランティアの方々も、前日から穴掘りの準備をして頂いたので、
スムーズに作業もはかどりました。
昨年、この近くの長音寺というところで植樹した時に参加した方も、ご家族で来てくださいました。
このお母さんは津波で子供を亡くしたのですが、震災以後新たな命に恵まれ、赤ちゃんをおんぶしての植樹となりました。
桜はまさに、出会いと別れのシンボルですね。
さりゆく命があれば、出逢いの命もある・・・
植樹が終了すると、植えた苗と標柱に向かってお経を挙げます。
その間、皆さんは合掌で亡き人を祈ります。
お経が読み終わり振り向くと、必ず涙ぐんでいる人が何人かいました。
今回だけではありません。植樹式の読経後はいつも、このようなのです。
やっぱり想いがこみ上げてくるのでしょう・・・
東松島市の市の花は桜。
数年後、住宅が復興し、道路や運河にこの桜が移植されることを願います。
そして、新たな命も天に向かってぐんぐん伸びてくれるといいですね。