この秋、桜が日本のあちこちで咲いているようです。
報道等は”狂い咲き”などと言っていますが、違います。これは先祖帰りで咲いているのです。
何のことかというと、実は桜は秋に咲くものでした。
日本の桜は日本が原種ではなく、遠くネパール原産と言われています。
(日本桜の遺伝子がネパールのものと、ごく近いそうです。)
ネパールは寒いような場所というイメージですが、緯度的には亜熱帯。
標高があるので、温暖で気候は年中一定です。
このネパールの原産の桜が、中国の南やタイや台湾などを経由して日本に伝わってきました。
日本は四季の季節があり、ネパールからすれば厳しい環境です。
この厳しい環境に適応するため、冬眠を身につけたそうです。
葉を落として冬の眠りにつき、暖かくなって花咲かせる。
(東京農大の染郷さんという方が研究しています)
我が山、鎮魂の桜の森でも秋の桜が咲きました。
狂い咲きなんて呼んでいるマスコミは桜のことよく知ってない証拠。
だいたい、桜に”狂い”とは失礼ですよね☺
”先祖帰り”と呼んでほしいですです。
まれに、大風で葉っぱが散ってしまうと桜は秋と勘違いし、
そのあとの気候によって、今度は春と勘違いして花が咲く、
ということは、聞いたことがあります。
ただ、この秋の季節外れの開花の原因は、猛暑があるかも知れません。
なんと言っても、桜は秋に咲いていたということを知っている人は、あまりいないのではないでしょうか
そして、なんといっても、桜はお釈迦様の故郷、ネパール生まれなのです。
(これは私の自説!?)
仏の花、仏教の花なのです。
時々、故郷を思い出し、先祖帰りして頂くのはいいことですよね。
ネパールから南方を伝わって東のはずれ、この日本に伝わった桜は、
南伝仏教と言いますが、南伝の桜とも言えるでしょう。