桜和尚ブログ

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◆子どもの森の探検隊=巣箱取り付け=

2015年12月23日 | 鎮魂の桜の森

 

  

石巻鎮魂の森(皿貝ライオンズ子どもの森)に探検隊がやってきました。

探検隊は、地元飯野川小学校の皆さんです。

先生や県の職員に引率され、鎮魂の森の木の枝に巣箱を取り付けました。

任務終了後、今年9月に完成したアスレチック(森のトリデ)施設に登り、みんな大はしゃぎ。

森の散策では「きのこ発見」「へんな虫発見」の探検情報が次々と報告されました。

まだまだ時間が足りなかったのでしょうが、今日はここまで!

また来てくださいね。今度は山小屋で遊ぼう(^▽^)/

 


◆桜の森にアスレチック(森の砦)完成-ストーブ火入れ式も

2015年11月24日 | 鎮魂の桜の森

鎮魂の桜の森にアスレチック(森のトリデ)が完成しました。

またこの日、山小屋にはストーブが設置され、使い始めの儀式として

火入れ式を行いました。

集まった子供たちはオニギリとイモの子汁でご満悦。

この施設をいつも支えていただいている石巻ライオンズクラブの皆様に感謝です。

 


◆桜の勇者達が東北に希望と勇気を与えてくれた!東北出身FW選手

2015年10月14日 | 鎮魂の桜の森

  

ありがとう。桜の勇者たち。

イングランドでの予選リーグを終えて、日本に感動の嵐を伝えてくれたラガーマン達が、全試合を終了し帰国しました。

スポーツ史上に残る勝ち星をあげ、またリーグ3勝したのに決勝トーナメントに進めないのも、ワールドカップ初のこと。

個人的ですが拙僧、高校-大学とラグビーに情熱を傾けていた頃がありました。

1980年代の全盛期を過ぎ、最近のラグビー人気の低迷には、一抹の寂しさを感じていたものです。

ところが一発逆転のような人気の復活を、選手たちは桜のマークを背負い、本当によく戦ってくれました。

南アフリカ戦を深夜観戦していましたが、血湧き肉踊る感動とはこのことです。涙が出ました。

19年の日本大会に素晴らしい道筋を付けてくれました。

19年といえば東北では唯一、震災で大きな被害を受けた釜石(岩手)が会場です。

そして東北といえば、日本代表のFWに東北出身が4人もいるのです。

気仙沼出身のプロップ畠山選手、同じく青森の三上選手、ロックの郡山出身大野選手、同仙台出身真壁選手。

ラグビーのFWはスクラム組んだり、モールやラックで相手に踏まれ、押しつぶされても黙々と耐え、

BKに生きたボールを供給するのが任務(仕事)です。

バックスのように決して目立つ存在ではなく、縁の下の力持ち的存在なのです。

そんなFWの選手は、寒さにじっと耐え、春に花を咲かせる桜のようです。

あと4年後、沿岸部に植えた桜も大きくなることでしょう。

そして、ラグビー人気復活によって、東北からまたラガーマンが育っていくかも知れません。

勇気と希望の桜が、世界中に心の復興を伝えることができればと思います。

 

 


石巻で初の樹木葬説明会開催

2015年09月03日 | 鎮魂の桜の森

石巻で樹木葬の現地見学会と説明会を開催しました。

参加自由、申し込みも不要ですとの前触れで、「さて何人来て頂けるだろうか?」と心配していましたが、

当日は16組の方々にご参加頂きました。

樹木葬の説明の前に、最初に開園に至るまでの経過説明をさせていただきました。

きっかけは震災でした。

石巻の多くの犠牲者の鎮魂供養のため、平成23年の6月から、桜の植樹活動を始めました。

最初は、知り合いの寺院の境内などに植えることができたのですが、

復興が進むにつれ、市からの許可された植樹場所は堤防工事のため

3年は植えられないと伝えられました。(4年過ぎた今でもまだ工事中です)

それでは、自分の(生まれた)寺の山に植えるしかないと考え、檀家さんと鎮魂の桜森として

始めたのが、この場所(石巻の観音寺裏山)です。

この活動始めたら、全国から支援が届くようになり、植樹と合わせて慰霊碑を建立(計画)することができました。

この慰霊碑建立予定の新聞記事が掲載されたことにより、あるお年寄りからお電話を頂きました。

「自分は息子たちも津波で亡くなり、墓も流され、仮設で夫と暮らしている。慰霊碑にお墓として入ることができないか」

というお電話でした。

新聞をご覧になった一般の方にとって、寺山の慰霊碑に納骨できると思ったのかもしれません。

丁寧に事情をご説明し、今のところは納骨はできませんと、お話ししました。

しかし、この電話で多くの方が墓を失い、自分たちも高齢になり、後のことが心配だというお年寄りがいることを実感しました。

それなら、後々管理が簡単で、永代供養ができて、費用もあまりかからないお墓のカタチをいろいろ考えてみようと思いました。

そして、出た答えが「樹木葬」だったのです。

(続く)

 

(春に植えたヒガンバナが咲きました!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 


◆桜の森に子どもの心のケアハウス完成

2015年04月14日 | 鎮魂の桜の森

  

桜の森に森林体験山小屋(子どもの心のケアハウス)が完成し、落慶の式典を開催しました。

山小屋は、震災でストレスを貯めこんでいる子供達の、心と身体を癒すことを目的に、ライオンズクラブが助成金を出してくれました。

森林セラピーという療法もあり、子どもの心は自然に触れることによって癒やされてていくのだと思います。

枝打ちや下草刈りの森林体験もでき、山小屋内にはストーブも設置してあるので、秋から春にかけて冬期も活動することができます。

焚き火やストーブの火を見つめているだけで、人のココロが落ち着いてくるものです。

お湯を沸かしてコーヒーを入れたり、ストーブの上でピザなんかも焼けるかもしれません。

子どもよりも、大人の私のほうがワクワクです。

この日は石巻市長さんが急な用事で欠席でしたが、副市長さんが来賓としてご臨席頂きました。

アトラクションは桃生中学校のブラバン演奏です。

山の上での演奏は初めてだったでしょう。麦の唄(マッサン) 花、宝島、最後にアンコールでふる里を演奏。

とても素晴らしいい響きを聞かせていただきました。

次に、仙台学生ヨサコイチーム ザックバラン

100名を超えるメンバーが所属していますが、この日参加はバスの都合もあり30名。

会場の参加者も巻き込んだ演舞に拍手喝采。里山を見下ろすような山の中腹で、天空の演舞となりました。

会場には今年3月で閉校した近くの小学校(飯野川第二小学校)からも子供達がたくさん集まりました。

アトラクションが終了する頃はちょうどお昼の時間ということもあり、朝から準備をしていた石巻焼きそば300食を

参加者全員にお振る舞い。

なんといってもこの日は、晴天の春空です。

1周間ずっと雨模様でしたが、この日だけはスカッとした青空です。(翌日からまたぐずついた天気が続きます)

この日だけの晴天に感謝です。

2月から気を張り詰めた日々でした。

慰霊碑完成記念の雄勝スレートと会報製作。それが終わると、倍賞さん対応の準備。

4/5には住職をつとめる一関常堅寺恒例の大般若法会と合同供養。(この間に父である観音寺住職が入院)

そして、12日の完成式。やっと4年間の一区切りがついたような気がします。

ホット一息です。