平成26年6月 脳出血で倒れ救急搬送され2年半。右視床出血で左半身麻痺・痺れ・味覚障害・嚥下障害・複視・・倒れた当初は何と不幸に見舞われたことか・・そう嘆いたのも事実。生きてる意味??と鬱状態になりかけたことも。そして2年半の月日の経過は私の心は穏やかになり病気は、むしろ幸運であると思えるようになりました。倒れた場所が会社であったため素直に労災申請。私を担当してくださった労基署職員の人柄も労災が認定され退院後、認定結果報告を取り寄せると、はっきりと労災に値すると記述してくれていました。また救急搬送された病院の脳外科医師の診断も業務に起因する脳出血と、はっきり記載されていたのです。私は【ツイテル】と思いました。退院後、損害賠償請求を行う気持ちになり相談した弁護士も労災・交通事故専門で成功報酬型の弁護士報酬システムであるのも助かるだけでなく未だ30代後半というのに4名の弁護士を雇用し昨年、法人化・・そして事務所を大きくし大阪中心部へと移転するほどに。これは何よりも裁判の勝率の高い弁護士と思えてなりません。運がいい・・労災申請後、労災年金の申請を行うと1級3号・・等級としては一番に高く、その補償額も高いのです。もちろん損害賠償の裁判において会社に請求する慰謝料・逸失利益も相当に高く請求できます。また厚生障害年金も1級となりましたが診断してくださった医師の診断書は大変、細かく適切に書いてくださった、おかげであると思っています。私は本当に幸運であると・・今では死ぬまで経済的な心配は一切ありません。厚生障害年金もサラリーマン生活30数年を地道にコツコツ続けてきたおかげであると・・そうやってこれたのは妻は勿論、両親や周囲の人たちの支えがあってこそと感謝の気持ちでいっぱいです。今、下流老人と言われ生活保護以下の生活を余儀なくされている方が全国にたくさん、いらっしゃいます。その原因は離婚やリストラや介護・・そして住宅ローンが支払えなくなった・・などのようです。私も離婚経験もあり、リストラ経験もあり住宅ローンも組んでい居ましたし認知症と診断された義母もいます。一歩間違えれば私も65歳を越えたら下流老人になる可能性は高い条件と言えます。でも離婚したから今の妻と出会えたこと。その妻の経済観念が高かったから住宅ローンを繰り上げ返済や両親の葬儀・娘の教育費も借金せず工面できたこと。だからリストラに合っても退職金で住宅ローンを精算してもお金が少し残ったこと。転職した会社が無借金経営で毎年増収増益であったこと・・脳出血でも死なずに済んだこと・・思えば幸運と思えることが数多くあります。人間、誰しも不幸な出来事はおこるでしょう・・しかし不幸の裏側には幸運の原石が落ちている。それを見つけることが出来るか否かは自分自身の心の持ち方次第ではないかと強く感じます。失敗を失敗と思えば不幸になりますし成功は遠のきますが失敗した出来事は・・この状況で、この方法は違っていたという発見と解釈すれば成功に1歩近づくのではないでしょうか。私は仕事を行える身体の状態ではありません。クルマの運転すら医師よりストップを言い渡されました。仕事が出来ない辛さを感じるより、53歳で定年退職したと思うようにしクルマも妻の運転する車に乗ればラクチン♪毎日、犬と熱帯魚の世話に読書やネットサーフィン・・穏やかに暮らせることに感謝しながら過去の人生を振り返られる時間も持てることに喜びすら覚えるようになってきました。すると不思議に妻の顔にも笑顔が多くなり娘たちからも頻繁に連絡も来るようになってきました。娘とは時に2時間近くも電話で話しをすることもしばしばです(#^.^#)これも・・もしかしたら病気が運んできた幸せ?なのかな?そう思う今日このごろです。
昨日、厚生労働省から労災年金の通知が来ました(^^)思い起こせば今年2月に症状固定して申請したあと9ヶ月。長い審査期間を経て漸く今月から受給できるようになりました(^^)金額も結構な金額なので本当に感謝しかありません。もし?職場で倒れてなければ?労災の申請はしていなかったと思います。病気自体は決して良い出来事ではありませんが何よりも職場で倒れたことが幸運でした。守って頂いてる感が凄くあります。そして本日は労基署担当者が自宅に来るのですか、まだ支給されるものがあるという事です。本当にありがたいです。おかげさまで、精神的なストレスは少なくなり、穏やかな時間を頂いてる状態です。一時期は仕事がしたくて仕方がありませんでしたが身体が全く働ける状態ではないことを受け入れると意外と楽になったのです。この状態でも、きっと人のためにできる事はあるはず。そう思いながら日々を暮らしています。今では娘たちも1人暮らしをさましたし、夫婦2人、仲良くしていきたいなぁ(^^)と思う今日この頃です。、
人間、欲が無くなれば人間らしくない・・人生の楽しみもなくなる。そう思われる方も多く、いらっしゃると思います。私は月日と共に、その欲というものが薄れています。欲が全くないわけではありません。もちろん、欲しいもの、食べたいモノ、あります。でも病気になる前に比べ、なんと欲がなくなったことか。まず物欲が大きくなくなりました。ブランドにこだわることもなく着る衣服も【しまむら】で十分。唯一、車・・軽自動車でいいので欲しいなぁ(^^♪と思っていたのですが医師より免許更新は不可と診断され車も、あっさり断念。地位や名誉・出世など、とうの前にありません。入院中リハビリをしていた頃は仕事がしたいと焦ってもいたのですが後遺障害の思いのほかの悪さに復職も断念。意外と全てにおいて未練も残さずアッサリとあきらめる事が出来ました。そして・・男として最後の砦である【性欲】・・これも、結構、なくなってきてます。そりゃ・・少しはムラムラ(#^.^#)するときがあるのです。試しにスマートフォンで無料エロサイト動画を見る♪のですが・・勃つ?どころか、トキメキすら感じない事が多く、露骨な性描写は動物の交尾に等しく、女性の陰部が写っても『少々、グロテスク』にしか見えなくなってきたのです。綺麗な描写で女性のヌードを見ると芸術的に感じる程度・・から気持ちが高まることもあってムラッ(#^.^#)とくるのですが・・男性が登場すると?あきまへん。萎えるのです。お金も少し、ゆとりが出る程度になってきたので私自身は、もう十分に満足でいます。ま、心配ない程度となったので・・人間、この世を去るときに執着するものが多いと、あの世に行くと大変なようです。天国は存在するわけない・・と思う方も多いと思いますがあの世の世界がある・・ということは証明できません。でも無いという証明も出来ていません。臨死体験は脳が作用している・・という医者や科学者もいますが、科学など、まだまだ解明されてないことの方がはるかに多いのです。私は子供のころ母親に『死んだら、どうなるん?この【僕】っていう意識ってどうなるん?』何度も聞いたことがあります。母は『死んだら灰になって、オシマイ(´・ω・`)僕って意識もなくなるよ』と言ってましたが私は何故か納得できなかったのです。もし、あの世があると考えれば、この世の執着は捨てて魂を軽くしないといけないそうです。ま、仮に、あの世が無いならないでいいのですが、もし?あの世があるとすれば後悔したくありません。欲望を果たそうとすればするほど利己的になってしまいます。周囲に迷惑が及ぶことになります。残された人生、少しでも欲を自然にそぎ落とし利他的な考えと行動で生きていこうと思う今日この頃です。
脳出血を発症して以来、怒りや憤りが心に出ると後頭部から何かが登ってきて頭全体がボヤ~っとなるのです。血の気が引いてくるようで(・・;)心拍数が上がりパニック寸前になったことも何度もあります。とにかく、気持ちは穏やかさを保たなければなりません。おかげさまで大抵のことは流せるようになり怒りや憤りは少なくなってかたのです。時々、思うのは神様は何故?人間に怒りの感情を与えて下さったのか?漸く少し、わかりかけたような気がします。病気になる前の自分、若い頃の自分を振り返ると、ホンマ、些細なこと。自分の思い通りにならないとき、怒ってたなぁ(・・;)と思います。なんと器の小さな人間だと改めて恥ずかしくなりました。
昨日の夕方、ふと携帯を見ると着信がありました。私がトイレに行ってる間にあったようです。架電元を見ると労働基準監督署の担当氏からです。(あれ?障害の年金のことかな?)と思いつつ折り返し電話して担当氏を呼んでもらいました。『あ、Yさん、長いこと等級認定がかかりまして、すみませんでした。今日、お電話させてもらったのは、また、ちょっと御自宅に伺いたくてご都合をお聞かせ頂こうと思い連絡したんです。』何の目的かを言わずに連絡してくる、この担当氏は、いつものことでわたしも呆れていましたが『はい、かまいませんが(・・;)』と答え、ひとまず翌週金曜日の午前に自宅にくることとなり自分の用事が済むと電話を切ろうするので『あの?今回は何の御用でお越しになるのでしょうか?』私は聞いてみると『あ、そうですね(^^;;また、お支払いすることがありますので、その御説明に伺います。』支払い?何やろ?更に聞こうと思いましたが。電話の雰囲気を感じ取り『そうですか、まだ?何かあるんですね?』やんわり返すと『そうなんです。申請が必要なのと内容をお伝えしないといけないので』とのこと。わたしは、それ以上は聞かずお待ちしてますと伝え電話を切りました。早速、ネットで労災補償で検索をすると、介護補償が、どうやら該当しているみたいでした。私の障害は身体障害と高次脳機能障害による精神障害があります。(これかな?)常時介護と随時介護で多少の違いがありますが申請することで幾らかのお金が給付されるようです。本当に日本の労災補償は認定されると手厚く補償されるます。私は思わず手を合わせて感謝してしまいました。守られてる実感を感じていました。その日、パートから帰ってきた妻に、その事を話すと『え?そうなん?有難いね(^^)感謝しないと(^^)で来週金曜日に労基署の方が来られるん?私、丁度、休み取ってるし担当さんと会っていいかな?』妻は笑顔で聞いてきたので『もちろん!』私は答えました。すると『なんか私達って守られてるね(^^)』私達夫婦は決して贅沢はするつもりはありません。贅沢は心の眼を閉ざしてしまいます。本当に充分すぎるほど経済的には困らなくなりました。『私達が真面目に生きてきたからかな?』『周りの人達の、おかげで、これからはお金の心配はなくなったね。』妻はしみじみと言いました。もう6年も宿泊旅行も行ってません。たまの外食もある近くのファミリーレストラン。私が年収1000万を超えていた頃でも質素に節約をここほがけてくれていました。その、おかげで今があるのも事実です。『年金とか労災とか、もらっても私の節約生活は変わらないよ(^^)だって性分やから』笑いながら、しまむらの折込チラシを見て言う妻に思わず、この奥さんと結婚して良かったと思う今日この頃です。