( 小笠原諸島父島出張(竹芝着) から続く )
おがさわら丸での食事はこれまで4階デッキのレストラン「Chichijima」ばかりで食べていたので、復路の朝食は7階デッキにある展望ラウンジ「Hahajima」で食べることにした。往路の朝食はパンとコーヒーで済ませてしまったが、復路は職場に戻り、おそらく夜まで仕事がある。朝からしっかりと腹ごしらえをしておきたい。
店は7階デッキの船尾側にある。店内はコの字形をしていて、中央の船尾側に厨房と注文カウンターがある。右舷側窓際にカウンター席が15席、壁側に6人掛けのテーブル席が2卓と4人掛けのテーブル席が2卓ある他、左舷側窓際にカウンター席が17席、壁側に6人掛けのテーブル席が2卓と4人掛けのテーブル席が2卓ある。
注文カウンターで料理を注文する。メニューはパスタやピラフなどの「定番メニュー」に加え各種「スープ」「デザート」「アルコール」「カクテル」「ドリンク」「パック飲料」で構成されている。
カウンターの左脇にあるサラダのタッパーを1つ取り、ラウンジ母島の日替りごはん「ほうれん草のグリーンカレー」を「ライス大盛り」で注文する。更にアイスコーヒーも注文した。
カウンターの右脇にはシーザーレッシング、青じそレッシング、マヨネーズ、粉チーズ、タバスコ、塩、コショウ、七味唐辛子、ガムシロップ、ミルク、スティックシュガーといった調味料やドレッシングに加え、ストローとマドラー、楊枝、紙ナプキンが置かれている。
料理を一式トレーの上に載せてもらうと、左舷側のカウンター席の1つに腰を下ろす。
料理は全て蓋がしてある。
サラダはちぎったレタスにキャベツの千切りとカットした水菜を盛り、ツナと砕いた茹で玉子を載せて、ミニトマトを2個添えている。
グリーンカレーはカレーとライスが分離された1つの器に盛られている。
ライスの上には粉バジルがトッピングされている。
グリーンカレーはほうれん草がカレールーに溶け込んでいて、小さくカットされた豚肉が入っている。
まずはアイスコーヒーを飲む。まずはアイスコーヒーにストローを挿して、ブラックのまま飲んでみた。強い苦みが感じられるコーヒーはスッキリとした味わいで、寝呆けた頭をシャンとさせてくれる。アイスコーヒーにはミルクとガムシロップを入れた。
続いてサラダを食べる。あらためてサラダをカウンター脇に持って行き、シーザードレッシングをかけて、席に戻った。シーザードレッシングの酸味は抑えめで、まろやかな味わいのドレッシングは野菜のおいしさを引き立てる。往路といい、復路といい、野菜がどうしても不足しがちに感じるので、たっぷりの野菜は体に生気を与えてくれるようである。
サラダを食べてしまうと、続いてカレーを食べることにした。カレーをスプーンで掬い、ライスにかけてライスとともに頬張った。ドロリとした緑色のカレーは舌の上がピリリとする辛さで美味しい。カレールーの中の細かくカットされた豚肉が食感のアクセントになっている。ボリュームもあって美味しかった。
朝食を食べていると窓から八丈島の島影がうっすらと見えた。八丈島と海を眺めながらアイスコーヒーを飲んだ。
アイスコーヒーが残り少なくなったところで、パックなどのゴミ類を捨て、トレーを返却すると、アイスコーヒーのカップを持って船室に戻った。
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