今日は雨のち晴れ。今朝は上空に雲が広がっていて、弱い雨が降っていた。朝の気温は22℃で強い南風が吹いていて、空気が湿っぽく感じられる陽気である。雨が降っていたのは朝だけで、9時前に雨が上がると、空が切れて急速に青空が広がり、日射しが降り注いできた。
今日は所用があり、1日休みを取った。基本的に作業は家で行うため、特に出かける予定はないため、すこしゆっくりとした朝を過ごす。起床すると、顔を洗って、モーニングコーヒーを淹れた。それから朝刊に目を通して、作業開始である。
日中は上空の所々に雲が浮かんでいるものの、青空が広がった。日本海側を進んだ台風18号は温帯低気圧になったとのことだが、その影響で関東には、暖かく湿った空気を伴った強い南風が吹き込んだ。昼間の最高気温は30℃で、10日ぶりに真夏日になった。湿度も高くて、体に応える暑さである。
昼間は冷房を点けて、自宅に籠もっていたが、正午を過ぎて空腹を感じたこともあり、お昼を食べに外出することにした。お昼は自宅の近くで済ませることにして、昨年「カツオ漬丼」を食べた寿司屋「日野寿司」の並びにあるラーメン屋「八王子ラーメン専門店 こうじ」に入店することにした。
店に入る。間口の広い店内は通りと対するように厨房があり、厨房の前にカウンター席が7席直線上に配されている。空いているカウンター席に座ると、カウンターの正面に貼られているメニューを見て、料理を注文する。
メニューはラーメン(1玉、1.5玉(大盛)、2玉(特大)、2.5玉(超特)、3玉(メガ盛))、つけ麺(1玉、1.5玉(大盛)、2玉(特大)、2.5玉(超特)、3玉(メガ盛))、ライスで構成されている。
注文したのは「つけ麺」「3玉(メガ盛)」である。ちなみに1玉の麺の量を店主に聞いてみたのだが、知らないとのこと。したがって、メガ盛りの麺の量はわからないが、残す羽目にはならないだろう。
料理を注文すると、カウンターの上に紙コップとペットボトルに入った冷水が出された。ペットボトルの栓は既に開いているので、ポット代わりに使っているのだろう。既に外は暑くて、汗だくになっているということもあり、紙コップに冷水をなみなみと注ぐと、お冷やを飲み干す。2杯続けてお冷やを飲むと、再び、冷水をコップに注いで卓上に置いた。
カウンターの上にはレンゲが置かれており、卓上には一味唐辛子とホールブラックペッパー、箸、楊枝が置かれている。
しばらくして、「つけ麺」がカウンターの上に置かれた。「つけ麺」の麺は太麺で、小さい海苔が1枚添えられている。
薄い土色のスープの表面には膜が張っている。スープの中にはチャーシューが1枚とメンマ、刻みタマネギが入っていて、魚粉が入っている。
まずはレンゲでスープを掬って飲んでみることにした。スープは素材を圧力鍋で乳化させた後に鶏ミンチを加えて煮込んで作っているとのことで、これに加えるタレは、鰹節をベースに溜まり醤油、薄口醤油、ナンプラーで煮出し、酢で味を引き締め、にがりで塩角を整えてからしばらく寝かせて出しているとのことである。また、香味油は鰹本枯れ節の薄削りに豚背脂と鶏皮油を合わせているとのこと。タレは開店当初から継ぎ足しているとのことである。
スープは少しドロリとしていて、魚粉の香りはあまり感じられず、醤油の味がやや濃く感じられた。
スープの中に入っているチャーシューを麺の上に待避させて、麺をたっぷりとスープに浸け、口に運んだ。つるつるとした喉越しの太麺はもちもちとした食感で美味しい。1本の麺はボリューミーで、3玉はなかなか量がある。
スープの中に入っている刻み玉ねぎは外側2枚を除いた柔らかい部分だけを使用しているとのこと。辛味があまり感じられず、そのかわり食感がアクセントになっていて美味しい。メンマは味がよく染み込んでいて、麺に絡まって口の中に入ってくる。ひたすら麺を食べていると、スープがだいぶ減ってきた。
何も言わなかったが、店主が二杯目のスープをカウンターの上に載せてくれた。二杯目のスープにもメンマと刻みタマネギが入っていて、魚粉が浮いている。
ここで、チャーシューをスープに浸して食べることにした。大きいチャーシューは分厚くて、なかなかのボリュームである。脂身が少なく、肉質系のチャーシューはまるで肉塊のように見える。口に運ぶと、柔らかく、分厚いハムを食べているような味わいである。チャーシューにかぶりつきながら、麺を食べた。ちなみに海苔はいつの間にか、麺と一緒に食べてしまったようである。
麺を食べ終える頃にカウンターの上にはスープ割りが小さい器に入れられて出された。表面に膜の張ったスープ割りは、動物系のスープで、魚粉が入っている。
1杯目のスープはだいぶ減ってしまっているので、1杯目のスープを2杯目のスープ碗に注ぎ、ここにスープ割りを全て注ぎ入れた。かなりの量になってしまったが、これを箸でかき混ぜて飲み干す。さすがにお腹もいっぱいである。
少々、醤油が濃いめで、醤油辛かったので、紙コップ残ったお冷やを飲み干すと、もう1杯冷水を注いでお冷やを飲み干した。
食器を全てカウンターの上に載せると、勘定を済ませて店を出た。
午後は再び自宅で作業に取り組む。日が傾いてくると、次第に雲が増えてきて、西の空に浮かぶ雲がオレンジ色に輝いているのが見えた。
夕方になって、買い物のために再び外出する。夜になって、北よりの風が吹き始めた。