GW後半の3連休の中日の今日は晴れ。今日はカメラを持って都電に乗ることにしていて、目覚まし時計代わりにしている携帯電話のアラームを朝7時にセットしておいたのだが、結局起きれず、布団から這い出したのはそれから30分ほど経ってからである。カーテンを開けると、上空には雲ひとつ無い青空が広がっていて、朝日が照りつけている。霞んだような上空は朝日に照らされて、淡く光っているように見える。遠くの山々の稜線が霞んで見えた。
今回はの撮影機材はミラーレスカメラ「OLYMPUS OM-D E-M1X」と交換レンズ「OMシステム M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」、交換レンズ「OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO」である。カメラバッグに機材を詰め込むと、準備をして家を出た。今日は天気予報によれば夏日になるとのことである。暑くなることが予想されるので、半袖のシャツを着て、自宅を出た。
外に出てみると、風が涼しく感じられるものの、強い日射しが熱いくらいに感じられて、半袖でもちょうど良かった。電車で中央線と山手線を乗り継いで巣鴨に出る。都電とJRとの接続駅である王子駅と大塚駅の乗車券発売窓口は土日祝日は休業しているとのことだったので、年中無休で乗車券を販売している三田線巣鴨駅定期券発売所に向かった。ここで、都電一日乗車券を買うつもりだった。
ところが、三田線巣鴨駅定期券発売所では都電一日乗車券の取り扱いは無いとのこと。都電の車内でも一日乗車券を販売しているとのことで、巣鴨駅から歩いて最寄りの庚申塚駅まで巣鴨地蔵通りを歩いて行くことにする。
みどりの日の今日は4のつく日なので、巣鴨地蔵通り商店街では縁日が開催されている。人通りの多い商店街を歩いて行くと、所々に屋台も出ていて、かなり歩きづらい。人混みを縫うように都電庚申塚駅を目指した。
都電の車内は混んでいた。電車に乗るときに紙の一日乗車券を買って、そのまま乗り込む。最初に向かったのは荒川車庫前である。駅前にある荒川車庫の都電おもいで広場で、まずは都電を撮る。入口脇に置かれたアルコール消毒液で手指を消毒すると、広場内に入った。
広場の隣にある都電荒川線荒川車庫に留置された都電の車両には、日の丸が掲揚されている。しばらくして、1両の車両が出て行った。
隣の駅は荒川遊園地前である。荒川遊園地前の北側にある区立あらかわ遊園は2018年12月1日より工事に伴い長期休園中となっていたが、今年4月21日にリニューアルオープンした。入園は事前予約制となっており、4月21日から5月8日までの毎日と、5月9日から6月末日までの土曜・日曜について全て定員に達したため受付を終了しているとのこと。
ただし、5月9日以降の平日の入園は予約は不要となっている他、事前予約が必要な日でも午後2時以降、事前予約なしで入園可能となる場合があるとのことだった。そこで、午前中は三ノ輪駅に行って、駅前の商店街を散策することにした。
日中は快晴で、上空には雲ひとつ無い青空が広がっている。昼間の最高気温は24℃で湿度が低く、南よりの風が吹いている。強い日射しが燦々と降り注いでいて、汗ばむような陽気となったが、空気が乾燥していて、風が爽やかに感じられた。
三ノ輪駅に到着すると、ジョイフル三の輪商店街に入る。この商店街入口に近いところに以前出会った看板猫のいる喫茶店「白鳥」がある。看板猫の「ねこちゃん」は3年前よりも少し太ったようだ。
商店街の人に聞くと、テレビでも取り上げられたらしく、観光客にも人気らしいのだが、看板猫の「ねこちゃん」は煩わしいらしい。
ご挨拶もそこそこに裏道に行ってしまわれた。後を追おうとすると、振り向いてまるで「ついてこないで」と言われているように見えたので、引き下がらざるを得なかった。
午後2時に間に合うように区立あらかわ遊園に向かう。門の前は入園を待つ長蛇の列になっている。列の最後尾についてしばらくして、入園した。
お目当てはどうぶつ広場の動物たちである。ヤギやヒツジ、カメがいるふれあい広場はこども達で大にぎわいである。ヒヨコやウサギ、モルモット等がいるふれあいコーナーもすごい人だかりで近づけそうに無い。
広場の北側には猛禽類のフォトスポットがある。ここには「オオフクロウ」「メガネフクロウ」「アフリカワシミミズク」「メンフクロウ」「アカアシモリフクロウ」「アメリカワシミミズク」「モモアカノスリ」がいる。
「アフリカワシミミズク」は丸い目が愛らしい。
「アカアシモリフクロウ」はまん丸な黒い目がかわいらしい。説明書きによれば、甘えん坊だそうである。
「オオフクロウ」と「アメリカワシミミズク」は2羽揃って、隅田川を見ている。チュッチュッと口を鳴らしたら、こちらを睨んでくれた。ネズミと勘違いしただろうか。
「メンフクロウ」は寝ているのか、目を開けてくれなかった。
「メガネフクロウ」も目をつぶっているのか、寝ているのかは分からない。
「モモアカスリ」は精悍そうな体つきで、とてもかっこいい。
猛禽類のフォトスポットの隣にはカピバラの飼育舎がある。広い敷地にカピバラの一家が思い思いに過ごしている。
子供のカピバラが跳ねたり、じゃれあったりしていて、なかなか活動的である。
今日は暑いせいか、水飲み場に気持ちよさそうに浸かっているカピバラも見かけた。
帰りに一球さん号(カフェ193)に寄ってみる。かつては園内に展示されていた都電の車両もあらかわ遊園リニューアル後は食堂車になっていた。
あらかわ遊園には結局、閉園ちかくまで過ごしてしまった。
夕方になって、都電に乗って帰宅の途につく。今日の日の入りの時刻は18時30分である。ずいぶん日も伸びてきた。
東池袋四丁目(サンシャイン前)で下車すると、サンシャインシティで夕食を食べて帰宅の途についた。日野駅に着くと、駅のホームから、西の空に赤く染まった三日月が浮かんでいるのが見えた。