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幻の新橋駅

2007年11月16日 | 鉄道


今日は曇り。昨日の陽気から一転して雲が厚く空を覆って、寒い。

東京メトロで、地下鉄開通80周年を記念して記念新橋駅「幻のホーム」を特別公開するという記事(既に募集は終了)を見て、ふと思い出した。昔のアルバムをがさごそ探し出したらあった、あった、幻のホームの写真。

今から10年前に、このホームが存在することを新聞で知った。営団地下鉄(当時)に見せてもらえないか交渉したところ、快く応じてくださり、案内してもらった。当時は自分は社会人になって2年目だったが、仕事柄、鉄道にいろいろと興味を持ち始めた時期だった。当時は京成電鉄の博物館公園前駅の休止(現在は廃止)などもあり、当時買ったばかりのフィルムカメラを持ち歩き写真を撮っていたものである。

幻の新橋駅は昭和14年1月から8カ月間だけ使用された新橋駅のホームである。当時東京には2つの地下鉄の会社があり、浅草~新橋間を結んでいた「東京地下鉄道」と渋谷~新橋間を結んでいた「東京高速鉄道」の相互直通運転が実現されるまで東京高速鉄道の駅として使用された。その後、営団地下鉄に引き継がれて現在の東京地下鉄に至るわけである。

この駅は現在、軌道は留置線として使われ、ホーム部は間仕切りがされて会議室などに利用されているが、壁面には「新橋」の文字が残り、ここがかつて駅だったことを物語っている。また、アニメ映画「機動警察パトレイバー 2 the Movie」などにも取り上げられている(実際の駅とはかなり違うが…)。

自分も仕事柄こういう地下空間に行くことは多々あるし、あるいはそういう地下空間があることは知っている。しかし、東京にはこういう人知れず使われている、あるいは使われなくなった地下空間がまだまだあるんだろうなあ。


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