『ＤＱＸエンドレス・ラブ』①

『ＤＱＸエンドレス・ラブ』まとめ

「次のステージディナーショーのスケジュール空いてますか？」

「何かやりたいのあるの？」

「なんだっちゃ？」

「エンドレス・ラブ」

「メンソレータムだっちゃか！」

「エンドレス・ラブねー」

「はい」

「どんな感じにやるの？」

「語り姫さんとの、劇なんかどうでしょうか？」

「劇かー」

「メンソレータムの劇だっちゃか」

「エンドレス・ラブです。」

「あらまー」

「スケジュールがあえば、語り姫さんにお願いして」

「どれだけの尺になるかは、わかる？」

「いいえ、まだ」

「おいら、頼んでみるだっちゃ」

「いいえ、わたしが」

「そうね、スケジュールに入れとくわ。あと、調べてみましょうか」

「エンドレス・ラブ？」

「はい」

エンドレス・ラヴ（『エンドレス・ラブ』より）（オルゴール）   高原いずみ レッドブリッジ

心臓の模型を見たら、次はプラネタリウムです

無数の星が輝く宇宙はー

私たちの想像をはるかに超えた広大な世界です

古代の人々は星に神話の神を見いだしました

それらの星には、それぞれ銀河系があります

わたしたちの命は、砂粒のようなものです

「怖いわ。命は、はかないのね」

どんなに謎めいていても…

「もし私が死んだら？」

「僕も死ぬ。一緒に死ぬよ」

夜空に輝く宝石のような星は、人々を魅了し続けてきたのです

「ようし、きょうはここまでだっちゃ。この後、月の石を見てからバスに乗りなさいだっちゃ」

「月の石をちゃんと見るだっちゃ。40億年前の石だっちゃ」

「おーいきみ。そこで何してるだっちゃ。上級生じゃないかだっちゃ！きみの名前は？だっちゃ」

「あーデヴィッド・アクセルロッドです。去年も来たんです。自主聴講をしているんです。また月の石が見たくて」

「わかっただっちゃ、いいから帰れだっちゃ」

「さあ移動してだっちゃ。こっちだっちゃ。ぐずぐずするなだっちゃ」

デヴィッドの両親は弁護士をしてました

「心配することはない。打つ手はあるぞ。当然控訴する」

「そんなことをしても無駄だ」

「そんなことはない。上訴すればいいんだ」

「最高裁まで持ち込まないと負けるわよ」

「そうとは限らんさ。そのための資金さ。なんとかする。資金が必要なんだ」

「そうね」

「可能性としては…」

「母さん、出かけるよ」

「その格好、どうしたの？」

「今日は特別なパーティーに行くんだ」

「それは私のお古のタキシードだな。昔はスマートだったな」

「もう出かけるのか？「夕飯食べない」とお母さんに言ったのか？」

「はめ外し過ぎないでよ」

「ジェイドの招待なんだ」

「ジェイドって中国人？」

「そう、中国から資本主義の勉強に来ているんだ」

「気取った格好をしちゃって、何を考えているのかしら」

「いいじゃないか、放っておけ。恋してるんだ」

次回

「エンドレス・ラブ」ジェイドの家②