『DQXエンドレス・ラブ』①
前回
『エンドレス・ラブ』ミラー⑩
<置時計⑪>
「鏡はこれでっと…」
「なおしができたぜ」
「ねえ、鏡はこれでいい?え、できたの!」
「ここで休憩タイムにして…」
「ほかにもできるところがあるか?聞いてみましょうよ」
「うん、でもまず、本読みしてもらおうぜ」
「いろいろ考えて、原作どおりの劇はできないなーと」
「それで、休憩時間に原作の紹介をしてもらって、変更した内容で劇を進めようかと」
「台本はあるの?」
「はい」
「原作は開示しておかないといけませんよね?」
「売店に置いて、見てもらうことはできるわよ」
「おいら叩き売ってやるだっちゃ」
「いいから、そんな派手にはー」
「なんでだっちゃ!」
「その前にセリフ覚えてちょうだい!」
「すみません、わたしたちのお願いばかりしちゃって」
「それよりもどのようになおしたの?」
「原作と比較してもらうといいだっちよ」
「どこをどう変更したの?」
「いくつかやってはいけないシーンがあったと思うのです」
「ちょっと台本読んでもらっていいですか?」
「ここで休憩をはさんで・・・」
「その後にデヴィッドはジェイドのお母さんに会うことになって、そこでジェイドの住所を盗み読みしてしまうんです」
「ここをカットすることにしました」
「そして街を歩くシーンになって…」
「どこに行くだっちゃ」
「デヴィッドはあるショップの前で立ち止まるんです」
次回
『エンドレス・ラブ』二年⑫