今年の「開校記念行事」は樅木を離れて八代市の中心市街地へ!
八代の歴史を学ぶために、八代城址周辺の「お祭りでんでん館」「未来の森ミュージアム」「松濱軒」などを訪れました。
まずは八代城址の中にある「八代宮」でお参り・・・地元民の私たちは、子供の頃「八代宮」とは呼ばず「将軍さん」ってよんでたんだけどな~・・・
南北朝時代の後醍醐天皇の皇子で、八代にゆかりのある征西代将軍
「懐良親王(かねながしんのう〈かねよししんのう〉とも)」をお祀りしたことからそう呼ばれていたのだと思います・・・
今の子供たちは「将軍さん」ってわかるのかな?
ちなみに、別に「八代神社」というのがあって紛らわしいのですが。「八代神社」は、お祭り(毎年11月23日開催)で知られている「妙見さん(妙見宮)」のことです。
八代城(松江城)は江戸時代の「一国一城令」の下でも、熊本城とともに存続が許された特別なお城です。(南の島津に対する備えなどいわれています)。石灰岩で築かれた真っ白な石垣の上に、4層5階(地下1階)の天守閣に2層3階(地下1階)の小天守が連結した、立派な城構えを誇っていたようです。その姿から「白鷺城」とも呼ばれたとか・・・
今は、櫓や塀は残っておらず、石垣のみが 往時をしのばせます。
熊本県立八代工業高等学校の生徒さんが、CGで再現されていますので、URLを張っておきますね!
その大天守の後で記念撮影!
石垣の上にはどこも柵がなく、ひやひやです!
本丸跡の北西の角に天守閣がありました。
この角度からの3連の石垣の連なりが一番美しいと思っています。
八代城址を一巡りして、今年オープンした「お祭りでんでん館」へ・・・
「お祭りでんでん館」は八代市に残る多様な民俗文化財の保存継承と魅力を発信することなどのためにつくられた施設です。
「妙見祭」の傘鉾なども、今はここで保管されています。
11月23日が妙見祭なので、この日は傘鉾の組み立て作業をされていました。
もうすぐお祭りなので、こちらもリンクを貼っておきますね!
これらの傘鉾は釘が1本も使われておらず、木組みで組み立てられていくんですよ!
エントランス部には八代の民族文化財を紹介した飛び出す絵本?
が展示されており、わたしたちの「樅木神楽」を紹介されていて、うれしかったです!
昼食(お弁当)は、折角なので八代港の「くまモンポート八代」へ
くまモン合唱団???
くまモンかくれんぼ! どこにいるでしょう~か?
でっかいくまモンも!
みんなで持ち上げます!
昼食の後は「未来の森ミュージアム(八代市博物館)」へ
古代から近世までのさまざまな八代の歴史が展示されていました。
みんなしっかり記録をとっていました!
最後は「松濱軒(しょうひんけん)」です!
八代城主松井家三代・松井直之が生母のために元禄元年(1688年)に創建した邸宅(お茶屋)と庭園です。
「濱(浜)」の字が示す通り、江戸時代の前期は、この辺りまでが海岸線だったのです・・・今はすっかり街の中・・・ビックリ!
松井家は武人であるとともに文化人としても評されており、松井家に代々伝わる「茶道具」や「能面・能装束」は逸品ぞろいですよ!
また、松井氏は宮本武蔵と交流があり、武蔵作の木刀なども展示されています。
わたしは、個人的には邸宅に使われている「ガラス」がおすすめです! 大正時代に作られたガラスは均一でなく歪んでいます。
このゆがみに映し出される庭園の美しさを是非ご覧になってください!
知っているようで知らない八代の歴史を再確認するいい機会となりました!