坂東市までチケットを買いに行った。今朝の新聞に載っていた記事に関心を持った。
市民中心の劇団が、平将門を扱った演劇を行なうとあった。
市内水海のラーメン屋で食事をし、そこで待ち合わせての、いぶすきの返金作業を済ませる。
坂東市の会員に来年の会員継続について話を聞く用事もあった。この方は当会の最高齢者。
お元気そうで、来年も継続、花桃ウォークにも参加するというので、会費などを預かってきた。
チケットを扱っていたお店は、会員の遠い親戚だといっていた。話はしてみるものだ。
今回関心を持った演劇は、「-序章- 風の遺言」という。
将門から(歌川)国芳への暗号というミステリー仕立ての内容。
岩井に残る将門伝説と、市が所蔵する国芳の作品のモチーフとを結びつけ、戯曲化したもの。
坂東市出身者の原作、脚本を担当する。
将門という人はどのような人物だったのか、わからない。
劇中では、「戦を望まなかった優しい将門像」を目指すという。
私は、これまで描かれた信長は好きではない。「天下布武」を掲げ、殺戮を続けた武士。
よく言われる、全国を「武力で統一」した後に平和がやってくるというのは信じがたい。
彼の真意は、王になりたかっただけではないかと思う。日吉丸も竹千代も同じだと思う。
では、将門はどうだったのか。私は、身びいきから、また、昔、加藤剛が演じたこともあって、
この劇でいう、「農民のために立ち上がった」という話を信じたいと思っている。
これは、単なる身内をかばう気持ちからでたものではないのか、わからない。
証拠はどうなっているのか。地域には、その事を証拠立てる説話が残っているそうだ。
そんな疑問にいくらかでも近づけたらと思いながら見てみたい。