今朝、6時15分頃、ラジオ聴取者からの便りにこんな話があった。
3歳の孫と買い物に行った帰り、折からの風にレシートを飛ばされ、追いかけていると、
近くにいた人が手伝ってくれたとのこと。無事回収できお礼を言うと、
「風と遊べて楽しかった」と声をかけてくれたとのこと。
“心豊かな返し技に脱帽”といったところか。
寝床で聞いたこの話を反芻しながら、6時30分過ぎ、母の起床の準備をしていると、
聞き慣れたフレーズが思い出された。
風の色なんてあるの?という人が多いが、ウォーキングに楽しみを見いだせる人は、
ウォーキングだけでなく、生活のいろいろな側面を楽しめる人といえるだろう。
『楽しみながら歩けば、風の色がみえてくる』…1985/7/21 「天声人語」掲載