悠歩の管理人室

歩くことは、道具を使わずにできるので好きだ。ゆったりと、迷いながら、心ときめかせ、私の前に広がる道を歩いていきたい

猫と踏切

2014-02-21 11:54:40 | 雑記

家族は猫が好きである。何でも良く解釈する。2匹が騒げば、「春が来たのね~」
干した布団に寝そべっていれば、「あらあらオイタはダメよ!」
ベランダにおしっこをすれば、「いけない子」と言って水で(に)流す。
パソコンの画面には、猫の壁紙が貼り付けてある。
数匹の猫は、よその飼い猫にもかかわらず、なんと!定時になると、庭やひさしの上、
塀の上などを我が物顔で歩きまわる。たまには、玄関からノウノウと出入りする。
玄関を開けっ放しで外に出る私も悪いが、帰ってきて顔を合わせると、
泥棒(猫?)のように、そばをすり抜けて逃げていく。

私はどうするかというと、虫の居所が悪い時だけだが、
怪我をしない程度の石や棒きれを投げたり、仲の良いカップルに水をかけて追っ払う。

そんな凶暴な主人と知ってか、玄関前で昼寝をしている猫と目が合ったりすると、
スワっと、立ち上がり、危険を避ける身構えをする。
よその家の飼い猫は、私の過去を知らないので、のこのこと近寄ってくる。
私が喉を撫でてやったりすると、「珍しくよその人に懐いているわ~」などと、誤解される。

話は変わるが、古河市には、開かずの踏切が2ヶ所あった。
車や人の長い列ができ、嘆息をしながら待ち、みんなに嫌われていた。
踏切の最前列で待っていると、「黄害」に見舞われることがあった。
開放式便所といい、完全に改良されたのは、JR北海道での2002年が最後だそうだ。

そんな時、私はイライラすることなく、黄害、足止めなどどこ吹く風と、静に待っていた。
貨物を扱っていたから、列車の組成もあり、駅舎近くの踏切は頻繁に閉まってしまう。
必要不可欠なことであり、そんな事情を知っていたので、不快になることもなかった。
以前、父が貨物の車掌をしており、私も、19歳のとき、田端操車場に勤めたことがある。

人間は、対象を知らないと不安になり、責めたり、批難したり、攻撃的になる。

猫の生態をもっと知り、理解しようと努力し、可愛がり、慕われるよう心を改めようかな?