マジンガー通信

多分500万人に1人くらいの割合でしか役に立たないシトロエンC4にまつわるお話など。

マクラーレン東京ショールーム

2012年06月24日 | 見てきました。
お店にもこんな感じで置いてあります。(総帥はいません)

今週オープンしたマクラーレンの
東京ショールームへ行ってきました。
3000万円なんなんとする車なのと
見る前から良い車なのは分かり切っている事なので
”まかり間違って・・”の要素は全然無いんですが、
旧来からのマクラーレンファンとしては
行かない訳にはいきません。
今回は時間も遅く誰もいなくて
勝手に見て下さい状態だったので、
取り敢えず見てきたよ編です。

こんなのも置いてありました。(お兄ちゃんはいません)

マクラーレンの事を5行くらいで書きますと、
本業はF1のトップチームで、たまに車を作る会社です。
かつてマクラーレンF1というスーパーカーを作り、
最近まで資本関係にあったベンツからの請負いで
SLRマクラーレンというこれまたスーパーカーを作っていました。
2年ほど前、SLRのプロジェクトが終わった事と、
ベンツとの資本関係を解消した事もあって、
再び自社製の車を作り始めたという訳です。
それが販売されているMP4-12Cという車です。
ちなみにベビーカーのマクラーレンとは
全く関係がありません(綴りも違います)。

こんなものも置いてありました。

日本にはまず大阪にショールームが出来て、
今週木曜日、東京に2店目が出来たという状況です。
店内は車が7-8台は置けそうなスペースに
写真を載せている車が3台、贅沢に置いてあります。
とても特徴的なのは、商品のMP4-12Cが
ショールームの一番奥、ステージ状に設えられた
ブースにライトアップして置かれています。
ライトアップしているしている理由は、
恐らく色やプレスラインを誤解無く見せたいからでしょう。
流石マクラーレンらしい完璧主義具合です。

お店は青山通りの通り沿い、
”とらや”や赤坂警察のすぐ近くにあるのですが、
ビルに入ったところに入り口があるので、
少し迷うと思います。
これからという方はGoogleマップを見ながら
自信をもって行かれる事をおすすめします。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

彫刻の森のアウディQ3を見てきました。

2012年05月13日 | 見てきました。
期間限定の見え面。

箱根へドライブに行ったついでに彫刻の森美術館へ
行ったついでにアウディQ3のイベントを見てきました。
暗い箱の中で見ているだけですので、
あまり大した情報は無いですが、少々。

箱の中身はこんな感じ(今日でイベントは終わりだそうです)

箱は日本が誇る岡本太郎先生の
こどもの城の入り口にあるオブジェの
ペイント無し版の様な作品の横にドーンとあります。
雨や霧が多い所なのに鏡面の箱がピカピカだったところに
アウディの品質主義を感じる物体です。
ちょうど鏡面に色々なオブジェが映り込みますから、
こんな絵を撮れるのは貴重な機会なんでしょうね。
中は奥側の壁が一面LEDのスクリーン、
そこで映した映像を鏡になっている残りの面が反射させて
万華鏡の様な効果を出すというもの。
綺麗は綺麗なんですが、
真っ暗なので少々おどろおどろしい印象で、
モーターショーで見たQ3の
カジュアルでライトなイメージとは
ちょっと違うかなと思わなくもない感じでした。

格好は面白いと思います。(画像はwebCGから拝借)

SUV車では相当珍しいと思いますが、
リアピラーが寝ているのがQ3の特徴。
A1よりも趣味が多い人が乗る車
という感じでしょうか。
ベースというか中身はティグアンと一緒らしく
その点もA1と同じ成り立ちの様です。
そのティグアンに乗った印象で言うと、
ボンネットも窓も低くて
とても乗りやすい車だったのですが
4モーションという名前の4WDが
四駆の典型の様にアンダーステアが強く
曲がろうとしなかったのを覚えています。
カイエン/トゥアレグと兄弟の
Q7はクワトロに替えているそうですが、
Q3は4モーションそのままとの事。
FFのアウディで良く感じる
"これならワーゲンでいいじゃん"
でなければいいですけどね。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ベンツがイマイチ勝ちきれない理由 ~新しいBクラスを見てきました~

2012年04月30日 | 見てきました。
格好は・・・好みの問題ですかね。

ドイツ車の話が続いてしまいますが、
つい最近、買い物先でやっていたベンツの展示会に
新しいBクラスが置いてあったので、その感想です。

モーターショーでも詳しく展示されていました。

Bクラスは大きさ区分でいうところの
Cセグメントのハッチバックにあたる車です。
欧州車では一番の激戦区にある車ですね。
ただ、そう思うとこんなオッサン臭い車なんかよりも
もっと良い車はある気がしてきますが、
激戦区という事は客の多様性も多いという事なので、
こういう車が好きな人もいるのでしょう。
サツマイモの様な格好をしていた異形具合が
2周くらいして寧ろ格好良いかもと思ったデザインは
新型ではAクラスをそのまま大きくした様な
真っ当にオッサン臭いデザインに変わりました。
無駄に車高が高かった点も修正されて
見た目からも真っ当な車なんだろうなと想像出来ます。
つぶさに見ていくと色々な箇所がベンツらしく
しっかりと作り込まれていてます。
例えばラゲッジ掃き出しの傷がつき易い所に
アルミプレートで保護がされていたり、
リアシートのテーブルも筋交い的な補強が入っていて
簡単に折れ曲がらなそうになっていたり。
350万もする車なのにダイヤルがメッキではなくて
塗装だったり、シートが合皮だったり
部材は今時基準で考えてもチープなんですが、
車自体がしっかり作り込まれているので
道具と割り切った質実剛健車なのかなと
悪い印象無く見る事が出来ました。
ただ1点、缶バッヂの様なグリルのエンブレムは
余りにヘボいので止めた方が良いと思います。

エンジンは新開発の小排気量+ターボ

エンジンは確か新開発とモーターショーで言っていた
1.6のターボが積まれています。
このエンジンはこれからベンツの主力として
かなりの車種をカバーしていくんでしょうね。
Bクラスは車として好感が持てると思うのですが、
常について回る問題だと思いますが、
果たしてこの車を誰が買うのかという疑問が残ります。
言い換えれば、ベンツらしいのかというところです。
きっと、車は会社の経費で買うものと思っている様な
本来的なベンツユーザーがこの手の車が欲しくなったら
MLとかGLKを買う気がしますし、
何よりベンツなのにFFだという所に
この車がベンツユーザーの為の車ではなくて
ベンツに憧れを持っている層に対して
敷居を下げた車の範疇に収まっているところが
残念な印象があります。
つい最近、ベンツのF1活動に対して
常に懐疑的姿勢を貫いている勢力から
無駄金を使わないでベンツらしさを取り戻す事に金を使え
という提案がされています。
確かにBクラスを見ていると、
先ず最初にCセグメントの乗用車という概念があって、
そこに対して最適な車になっている印象があります。
そういうマーケット迎合な車作りは
大衆車メーカーがやるべき事であって、
ベンツはやってはいけない気が私はします。

個人的に一番ベンツらしい車だと思う車

翻って比較対象になるアウディはどうかというと、
先ず最初にアウディという信念があって
それを大きくしたり小さくしたりという車作りをしています。
そこがウケているという話は本でも読みますが、
本当に大きくなったり小さくなったりしているだけで
サイズ最適なアイデアが全く無いので
A3以下の車が良い車だとはあまり思えません。
ベンツにはかつて小ベンツと呼ばれていた
190シリーズという車がありました。
正しく今のアウディの様にEクラスをそのまま小さくした様な
格好だったり質感だったりしたのですが、
乗ってみるとEクラスとは全く違う事が分かりました。
特にシートの座らせ方が全く違っていて、
あの小ささでもしっかりと座れる設計に
当時大人子供だった高校生の私は驚きました。
ベンツは常日頃から車自体を発明した会社である
という自負を持っている会社ですが、
確かに車とはどういう物なのかを
一番正確に知っている会社だと思います。
新しいBクラスは良く出来ているなと思いましたが、
ベンツがこのサイズの車を作ったら、こうなるよな
という風の説得力はあまりありませんでした。
結局、最近のベンツがアウディ・BMWに負けているのは
Bクラスの様な車を作っているからな気がしますし、
ベンツがベンツらしくBクラスを作ったら
彼らなど足元にも及ばない車になるんだろうなと
想像もしてしまいます。
Comment (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

完璧とやり過ぎの間くらい ~マイナーチェンジしたアウディA4(クワトロに限る)について~

2012年04月30日 | 見てきました。
大雑把に、変わったのはここみたいです。

2010年の勝手にカーオブザイヤーだった
アウディA4(クワトロに限る)がマイナーチェンジした
という話で見に行ってきました。
A4は1つ前の型に2回、
マイナーチェンジする前の車に2回乗っていて、
急な入り用で頭金が崩れなかったら
多分買っていただろうという出来事もあった
個人的に評価の高い車です。
ただし、FFの印象はあまり良くなくて、
(これならワーゲンでいいんじゃないの?・・・的な)
クワトロに限った話です。

スポークの細いステアリングが琴線に触れます。

マイナーチェンジではトピックが大雑把に3つあるそうで、
1つ目が正しく前のA4から始まった
LEDのヘッドランプ照明が大人しくなった事。
前のパターンはギラギラ度合いが結構あった事と、
曲線具合が中途半端な印象があって
正直端正さを損ねる要因になっていた気がするので、
今回のデザインは面白みが無いとも言えますが
アウディらしくなったと思います。
同じく外観は大きな変更はしていないものの、
角と丸が混在していた細かいディテールを
角形に統一して洗練させた事も大きいと思います。
見た目から受ける端正さは増しています。
2つ目が内装が豪華になったこと。
基本的なデザインは全く変わっていないので
オーナーでもない私には変わった具合は分かりませんが、
カタログで見比べてみると、アルミ板が増えていたり
ピアノブラックのパネルが付いていたり
確かに豪華になっていると思います。
ただし、アウディの良さは高級感ではなく本物感にあると思うので、
華美な装飾が良いのかどうかは分かりません。
最後にエンジンがアイドリングストップ付きになって
燃費が上がっているそうです。
とはいえエンジン自体の燃費向上要素は無いそうで
信号待ちで止まる分で稼いでいるとの事。
これも個人的には良い事なのか疑問で、
アイドリングストップの車に何台か乗って思うのは、
待ち構えて再始動する時は構わないのですが、
信号に気付いて走り出す時に再始動までの一瞬の間が
ストレスになってしまうので、
アイドリングストップはハイブリッドの様な
時間稼ぎをしてくれる仕組みが無いと
余計なお世話機能なのではないかと思ったりします。
まぁ、アイドリングストップが付いている車には
ほぼ必ずキルスイッチが付いている点から察するに、
レギュレーションをパスさせる都合で
付けざるを得ないという事もあるのでしょうね。
最後におまけの様な話ながら結構重要なのが、
最近のアウディの象徴とも言えるアイビスホワイトが
メタリックが多少入ってより真っ白になった
新色の白に替わった事も売りなんだそうです。
ちなみにメタリック感はシトロエンのパール色と一緒で
直射を当てたらようやくラメが光るくらいの
大人しめなものです。

前モデルのS4風なバンパーもハイライトだそうです。

前のA4は危うく改宗しそうな程良い車で、
特にクワトロの平行移動する様な
シトロエンとはまた違う魔法の絨毯感と、
工場の食堂のスプーンまでビシッと
揃っているんだろうなと連想させる
車全体から伝わってくる品質感がもたらす
雑味の無さに感動した記憶があります。
ただし、ダメだったところが2つだけあって、
無理矢理でも買おうと思えなかった大きな要素でした。
先ずはこれは個人的嗜好なので仕方ないですが
Sマチック(DSG)のCVTの様に段が無い
シフトチェンジが相変わらず好きになれない事、
それから低速では軽過ぎて高速では重すぎる
演出過剰なアクティブステアリングがダメだった事。
DSGは洗練される程にシフトショックが
無くなっていくものだと思うので、
諦めるしかないと思いますが、
シフトショックが全く無いので走りにリズムが無く、
ハンサムで頭が良くて性格もいいんだけど、
音楽センスが全く無い人、といった印象を受けます。
ステアリングは味付けは変わっていないと
営業マンの方は言っていましたが、
パワステが油圧式から電動式に変わっているので、
細かいセッティングも如何様にもな電動式であれば
極端過ぎるセッティングが直っているのではと
少し期待しています。
こちらはもう少ししたら届く予定と伺った
試乗車に乗ってみないと分からないですね。

そうそう、マイナーチェンジをして一番変わった所は
エコカー減税とか補助金で実質の値段がかなり下がっている
買い易さだという話もありました。
相変わらず元の値段が高くて値引きもしないアウディなので、
確かにこれが一番大きいかもしれないですね。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする