マジンガー通信

多分500万人に1人くらいの割合でしか役に立たないシトロエンC4にまつわるお話など。

”「クルマ離れが起きている」はウソ”は嘘なのか

2012年02月27日 | 車好き話
先日、「クルマ離れが起きている」はウソ
という記事が話題になりました。
詳しくは折角なので記事を読んでいただきたいのですが、
日本の車の保有台数は寧ろ増えているし、
若者の車保有も言う程減っていない
という様な内容だと思います。
面白い記事だったので
自分でも調べてみようと思ったのですが、
最初に20代の人口推移を見たところで止めました。
総務省統計局のデータを見たのですが、
恐らく若者と思われる18歳から29歳の
平成8年と平成21年の人口を見比べると
(この年にした理由は、単純に載っていた最古と最新だったからです)
約22万人対約8万人なんですね。
興味もなにも、市場として成り立っていませんよね。
その点をもって、
私も”若者のクルマ離れもウソ”は本当だと思います。
というか、本当に日本の将来が心配です。

私の率直な感想は、”アホか”です。

先日のモーターショーは、そういう危機感もあるのか
車の家電化を押し進めた提案というのが
幾つかのメーカーでありました。
新しい提案というのは悪くないと思うのですが、
電気自動車は電気を持ってくるのではなくて
寧ろエアコン/冷蔵庫どころではない大食い家電なので
コンセントを繋いで充電を始めた途端に
ソーラーパネルで折角コツコツ貯めた電気は
あっという間に吸い取られてしまうと思います。
写真が示す様な車中心の電気生活を実現するならば
車の動力源は原子力じゃないと無理ですね。
バッテリーや充電の技術が進歩していけば
職場か街中で充電してきた電気を家に貯める
なんて事はアリかもしれませんが、
そんなみみっちい未来も嫌ですしね。
車が電化するのは間違いない未来ですが、
未来になっても車が家に入ってくる事は無いだろう
というのが私の考えです。

例えばこんなやつ。

同じくモーターショーで、
幾つかのメーカーのトップが集まる
トークイベントというのがあったのですが、
そこで気になる話が出ていました。
一般公募の質問に答えるというコーナーで
”折りたためる車はできないのか”という問いに対して
”EVならば技術的には折りたたみの車は可能になりつつある”
と答えているんですね。
これは車への期待として昔からありますし、
今回のモーターショーでも
コンセプトカーとして幾つか出品されていましが、
車は個人が買うものという観念を忘れれば
簡単に出来てしまうんですね。
最近全く話題になっていませんが、
例えばカーシェアリングは有望です。
最近はMINIまで選べる所もあるそうです。
私は生粋の車好きなので、
恐らく法律で所持禁止と言われるまでは
車を持ち続けると思いますが、
売るという考え方では色々なニーズがありながら
結局は1台しか買ってくれない1人の客が
2台3台使ってくれるという皮算用になりますよね。
なんて事は恐らくとっくに考えているんだと思いますが、
いつまでも売り方ばかり考えるのではなくて
少し考え方を変えてみるという事も
これからは大切なんだろうなと思います。
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787の乗り方

2012年02月27日 | 車以外の話題
エアバスっぽい格好をしています。

先日と言っても1ヶ月くらい前の話ですが、
ボーイングの最新鋭機787に乗りました。
正確に言うと787-8。(の1号機)
フリーハンドに前書きしていると
記事がメーター越えしそうなのでかい摘んで話しますと、
787は去年の11月に就航した最新鋭機で、
今のところANAだけが国内線で2機運用しています。
なので、787は日本でしか乗れないという訳。
※書いている間に羽田ー北京便というのが出来た様です。
最近何かとしいたげられている日本にあって、
少しエバれるのではないかと思います。
この飛行機のハイライトは大雑把に2つあります。
先ずは普通の飛行機は軽合金で出来ている
胴体や翼がカーボンで出来ているので、
20%程度軽量化されていて燃費が良い事。
チケット代に還元されたり、
燃費が良いという事は同じ量の燃料で遠くまで飛べるので
今まではトランジットが必要だった路線に
直行便が出せたり(これもチケット代に反映されますね)
利用者にメリットがあるというのが1つ。
もう1つは、そのカーボン部品を日本企業が作っている事。
大雑把に胴体は川崎重工、翼は三菱重工が作っています。
日本人に身近な飛行機という訳です。

一番嬉しかったのはシートの配置。

乗る側にとって787が先ず嬉しいのはシートの配置です。
旧型(といってもまだまだ現役ですが)の767は
国内線だと横一列が2-3-2という配置になっています。
3の列の真ん中の席は両側が挟まれてハズレなんですね。
上の777、747になると3-4-3という列になるので
1列につきハズレが3席出来てしまいます。
翻って787は2-4-2という配列なのですが、
真ん中の4の間に肘掛けの仕切りがあるので、
実際には2-2-2-2という配列になります。
ハズレが無いので両方に挟まれるのは嫌だからと
空席になる事が無い配置になっています。
ちなみにシート自体は相変わらずJALの方が快適です。

787必須な時は、風邪をひいた時。

787はカーボンで出来ているので、
飛んでいる時の機内も快適です。
具体的には気圧と湿度。
今までの飛行機は加圧をしていたので
高さが変わると耳が詰まったと思います。
あれがありません。
更にカーボンは錆びないので加湿器が使えるので、
機内は地上にいる時と殆ど変わりません。
風邪の時は頭痛がする程酷い環境になる飛行機、
787なら安心して乗れますね。

荷物入れも結構大きいです。

荷物入れも旧型の767と比べると大きくなっていて
777と大体同じ感覚だと思います。
不用意に開けるとカバンが落ちてくる構造も
777と一緒です。
写真に映っているのは私の旅行カバン、
767だと横向きにしないと詰め込めず
大ヒンシュクになってしまうのですが、
これなら怒られないで済みそうです。

座席もハイテク満載です。

今飛んでいる1号機と2号機は、折を見て国際線を飛ぶそうで、
内装も国際線仕様になっています。
なので、スーパーファミコンを思い出す
お馴染みのコントローラーが付いています。
ちょっとXboxっぽくなりましたかね。
液晶画面共々恐らく無くなると思う国内線仕様は
どういう作りになるんでしょうね。
テーブルを出さなくてもカップホルダが使えるとか、
とても大雑把なアメリカ人が作ったとは思えない
心配りがあると思います。

画面の見え方はこんな具合。

これも国内線仕様では省略されると思いますが、
機内ラジオもナビゲーションを使って選局します。
ソニーのクロスメディアバーやiPhoneの様な
洗練されたものではなくて、
カーナビみたいな結構使い辛い画面でした。
ラジオを聞くだけで2分くらいかかったでしょうか。
機械音痴の方はアウトですね。

国内線仕様にも残して欲しい装備。

画面の下にUSB端子が付いているので、
iPhoneを繋いでみました。
流石に中の物を見たり音楽を聞いたりは出来ないんですが、
充電は問題無く出来ました。
出張時は空港までのバスやモノレールで
結構電池を使ってしまうので、便利だと思います。
ただし、繋ぐともれなく電源が入るので、離着陸時の使用は厳禁です。
ちなみにUSBメモリーに入っている画像等は
ディスプレイに映して見る事が出来ます。
iTunes管理なので私はMP3自体を殆ど持っていませんが、
MP3オーディオなら再生出来るのではないかと思います。

目玉の1つ、液晶式のサンシェードです。

サンシェードは液晶式を使っています。
高級車のサンルーフなんかに付いているのと同じです。
ただ、ボタンが1つしかないので使い辛いと思ったのと、
そもそも自動調光でもいいんじゃないかとは思いました。
ちなみにニーズは殆ど無いと思いますが、
液晶が反射するのか外の風景を撮ろうとすると
機内の色んな物が映り込んでしまいます。ちょっと残念。
とはいえ、窓が従来機よりも大きいので、
下の様な今までは撮れない画角の写真を撮る事が出来ます。


今のところ貴重な2ショット。

乗ってみて今のところ唯一と思える
残念ポイントがあります。
それはジェットエンジンの音。
ANAの787に使われているエンジンは
ロールス・ロイス製が使われています。
実は車以上に由緒正しいエンジンなのですが、
日本で飛んでいる航空機には馴染みが無いので
ミーンという感じの独特の高周波音が耳に残ります。
翻って、JALが導入する787は
日本でも馴染みがあるGE製を採用するそうです。
そちらが飛ぶのはもう少し先な様ですが、
いずれ比較してみたいと思います。
飛行機好きという事もありますが、
ビジネスマンをやっている間は
これから何度もお世話になるである飛行機だったので、
ずっと興味を持って見てきた飛行機でしたが、
幸いにもファーストコンタクトは良好でした。
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DS4 Inside 3/3

2012年02月22日 | シトロエンの話
CITROEN DS4 Episode 5/6 『Passion』

第5話は、自画自賛・・・でしょうか。
パシオン、パシオンと何回も出てきますね。
シトロエンDSはランボルギーニ、ジャガーと並んで
今、もっともイノベーティブなデザインだと思います。
対局にあるロールス、アストン、アウディ辺りの
男気溢れる王道デザインも魅力ですが、
今のカーデザインの最先端を買うというだけでも
DSを買う価値があると個人的に思います。

CITROEN DS4 Episode 6/6 『DS』

最後は複雑な話になりそうな、DSとDSのお話。
ちなみに私は古いDSが好きかと言われると、
好きではありますが一番ではないし、かなり冷静です。
破綻が同居している調和がシトロエンらしいデザイン
なんだと思っているところが大きくて、
DSはデザインが出来上がり過ぎていると個人的には思います。
とはいえDSがシトロエンの最重要なアイコンなのは間違いなくて、
DS4がそれと対を成しているかと言えば、違うと思います。
なんですが、最後にデザインディレクターの人が言っている通りで、
最初は何だか良く分からなかった新しいDS、
小さい順で出してきた事にも意味がある様ですし、
3台が発売されて線になった今にして
これは後世に伝えられる様な物になるんだろうな
という確信が、最近私にもあります。
C4は朽ち果てるまで乗ろうと思っているので、
将来買い増しという事になるんでしょうが、
この壮大な企みに早く加担したいなと最近は思い始めています。
(メガーヌRSも猛烈に欲しいんだよな・・・どうしよう・・・)
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DS4 Inside 2/3

2012年02月21日 | シトロエンの話
CITROEN DS4 Episode 3/6 『Question of Style』

第3話は外観のデザインについて。
インテリアから話始めるあたりが、
如何にもシトロエンですね。
DSが始まった時、シトロエンも見た目重視の
チャラ男になってしまったのかと
悲しい気分になった記憶がありますが、
全然そんな事は無かったという事です。
DS4は事務的な言い回しをすれば
クーペとセダンとSUVのクロスオーバー
と言えると思いますが、
コンセプトはトラとバッファローの
ハイブリッドだったんですね。
確かにネコ科な印象があるデザインですが、
猫背なので、もうちょっとしなやかな
ネコを想像したのですが・・・

CITROEN DS4 Episode 4/6 『First Impression』

第4話は題名の通りで第一印象というお話。
私がDS4の実物を初めて見た時も、
”家族構成考えると買えないんで、興味本位なんですけどね”
なんて事を営業マンの方には話しつつ、
これは欲しいなと、前のめりになった事を思い出します。
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DS4 Inside 1/3

2012年02月20日 | シトロエンの話
今頃かよという話かもしれませんが、
YoutubeにDS4の開発秘話が載っていたのでご紹介。
このインタビューを見ると、
どう考えてもおかしいだろうと思う
DS4のディテールに合点が行きますね。
これを家族に説得出来るだけのクリエイティビティは、
私にはありませんが・・・
日本語字幕が付いているので、必見です。

CITROEN DS4 episode 1/6 the challenge

第1話は、DS4の企画段階の話。
私も試乗して、”これはC4クーペの
後継なんだな”と思いましたが、
企画段階でも5人乗れるクーペと考えられた様です。
DS4最大の謎、嵌め殺しリアウインドウは
こうやって生まれたんですね。(苦笑)

CITROEN DS4 Episode 2/6 『French Chic』

2話目はインテリアについての話。
こんな内装だったかと思って調べたところ
他国ではこういう仕様があるみたいです。
DS5の様なレザーシートは、
英国仕様で1490ポンドのオプション。
映像はダッシュボードにも革が張られていますが、
プジョー308のマイチェン前の車にあった
インテグラルレザーパッケージというオプションが
こんな感じだったので、イメージ出来ます。
確か45万円くらい高だった様な・・・
前置きが長くなりましたが、
この拘りがあって、あの内装があるんだなと思いました。
よく国産車と欧州車の内装の出来の違いは
文化の違いの一言で片付ける事が私もありますが、
情熱を傾けて時間かけた結果なんだなと
改めて思った映像でした。
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容赦ないアウディ

2012年02月08日 | モータースポーツ
無塗装なのがまた、凄みを与えています。

今日、アウディからル・マンに関する声明がありました。
アウディもハイブリッドカーで参戦だそうです。
車の詳細は2月末に発表だそうなんですが、
新型はどう考えてもディーゼルハイブリッドです。
トヨタ、ル・マン復帰の回でも少し触れたのですが、
ディーゼルだけでも強力なところに
ハイブリッド分が上乗せされる訳ですから、
トヨタには最早、アウディの新型が壊れる事を願いつつ
取り敢えずR18TDIよりは速い車を作って
24時間走り切る作戦しか勝機が無さそうです。
そんなチャンスも今年限りだと思うので、
トヨタは復帰初戦でいきなり勝たないと
勝つ見込みは当分無いかもしれません。

ディーゼルハイブリッドといえば、PSAだろう・・・

ディーゼルハイブリッドというと、
我らがPSAグループが世界に先駆けて
3008Hybrid4を今年発売する予定。
これは新車のプロモーションも兼ねて・・・
と行きたいところなのですが、
プジョーはル・マンを撤退したばかり。
ディーゼルハイブリッドレーシングカーを
走らせるに最も相応しいメーカーな筈なのに、
PSAの会長、時代を読めなかった様です。

電気の時代は、まだまだ先です。

EVレーサーはその速さは誰もが予想するものの
一度に走れる距離が短すぎる事と、
充電している間にレースが終わってしまう
致命的な弱点を持っているので、
ディーゼルハイブリッドが現状では
最高のパワートレインだろうと言われています。
まだアウディが出すと言っている訳ではありませんが、
どれだけの圧倒的な性能を示すのか
今からとても楽しみです。
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青山通り車屋散歩

2012年02月05日 | 車好き話
昨日はわざわざNSXコンセプトを見に行ったのではなく、
少し仕事も残っているし、休出ついでに行くかという感じでした。
私の職場は赤坂、家は小田急線沿線なので、
ホンダビルがある青山一丁目は動線上にはなく
表参道で乗り換える必要があります。
案の定、銀座線を逆に乗ってしまい渋谷へ・・・
帰りは少しの駅を電車に乗るのがまた間違えそうで恐い寧ろ面倒と
表参道まで歩いて帰る事にしました。

先ずはホンダでNSX以外も

アシモ、ガスボンベで動く農耕機などなど
ホンダはバイクと車以外も色々な事業をやっています。
今年、それに航空産業が加わる予定になっています。
ホンダジェットはビジネスジェットとよばれる
小型旅客機なのですが、
このジャンルは中々の活況だそうで
ホンダもこの飛行機を作るために1から事業を起こしたんだそうです。
中々ホンダらしい斬新なアイデアが入っている飛行機なのですが、
話すと長くなってしまうので、今回は先を急ぎます。

続いてやって来たのはフィアット

ホンダビルの隣りはコーンズなのですが、
恐らくジーパンなんか履いてる人は入れてくれないので
スルーしてフィアットへ向かいます。
ここは全く車屋な感じがしない不思議な建物。
この日も奥ではカルチャースクールがやっていた様ですし、
店内もポプリの匂いが広がっていました。
ルノーとはまた違った、どうせニッチならと割り切った
面白い活動だなと思います。

接客された方の対応に感動。

続いてやって来たのは、外苑前駅目の前のテスラ。
1400万もする車なので、少々気が引けたのですが、
いつかレンタカーで体験するぞ(レンタカーでも高い、、、)と興味は十分にあるので
思い切って入ってみました。
車も予想以上に作りがしっかりしていて、
確かにエリーゼをEV化してここまで作り込んだら
1400万は妥当かもしれないなという車でした。
それは兎も角、”はいはい、見せてあげるから終わったら早く帰ってね”
という感じなのかなと思ったところ、
対応してくれた女性の店員さんは相当丁寧に
かつ質問した事も的確に答えてくれる素敵な人でした。
予約制(充電しないといけないですから)ですが
試乗も出来ますよと奨めていただきましたが、
先ずはレンタカーで頑張ってみようかなと思います。

そういえばフィアットとテスラの間には
レクサスがあるのですが、
特に見たいものは無かったのでスルーです。

新しい3はまだでした。

更に続いてBMWに入ってみます。
正直、ここは無理矢理です。(すみません)
確か新しい3シリーズのDMが来てたなと思い出して
入る事にしたのですが、
残念ながら入庫は来週の予定との事で。
代わりに現行車がMスポのパッケージを付けて
追加費用無しという売り切りキャンペーンをやっていました。
実はBMWを嫌いになったのは、
正に3シリーズのMスポーツに乗せて貰った時に
鉄板の上に座ってるのかと思う程に固い乗り心地と
全く動かない足まわりに閉口してしまったからなので
3のMスポと聞いた瞬間に私は全くお奨めしませんが、
(父親が何台か乗っていたので、BMWが良い車なのは知ってるんですけどねぇ・・・)
単純に見た目は新型よりも現行の方が良いと思いますし、
強力なオファーなんでしょうね。

特に意味は無いです。くるり・・・


貸し切りでフランス被れ野郎オフとかあったら、盛り上がるかも。

歩いている途中に家から外食してしまったから
適当に食べて帰ってきてくれと連絡があったので、
表参道駅の地下にあるMarche de Metroという
パリをモチーフにしたらしいフードコートで食事を済ませました。
オムレツプレートとグラスワイン、コーヒーで
1400円ちょっとくらいだったでしょうか。
灯台下暗しである事は知りながら来なかった場所ですが、
アナグラ的に落ち着ける雰囲気で、良いと思います。


本日の散歩マップ
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アフターモーターショー番外編 ~NSX Comcept編~

2012年02月04日 | イベント
寧ろ出すのが遅いくらいです。

1月のNAIASショーで出品されていた
NSXのコンセプトカーが土日だけ展示されると聞いて
見に行ってきました。
場所はホンダ本社のウェルカムプラザ。
ここに来たのは2輪のドゥーハンとビーティーが来て
トークショーをやった時以来でしょうか。
20年近く前の話です。

色んな要素が混ざってますが、まごうことなきNSX。

NAIASの時の発表によると、
NSXは近い将来発売予定だそうで、
このモデルはデザインスタディ第一弾な様です。
殺風景なまでに飾りの無い面構成と
何かいつも一世代前のマツダみたいな顔だよなぁ
という辺りは、とてもホンダらしいと思います。(ホンダの人、すいません)
ボンネットとライト、グリルの関係はクラリティも連想しますね。

ここら辺の処理はモードを抑えている感じですね。

とは言えなんですが、この車を見て最初に思うのは、
やはりヴェイロンR8の影響って大きいんだという事。
先代はフェラーリがベンチマークになっていたので、
スモールキャビンとエンジンを誇示するかの様なリアエンド、
ドアパネルにもフェラーリっぽいディテールがありましたが、
この車はフォワードキャビンで塊感を出している事と、
リアフェンダーを大きくしながらキャビンとを繋ぐために
Cピラーが複雑な形をしているデザインの流れが、
現代風なミドシップの文法に則っているんだなと思います。
そんな事を思いながら、今風にNSXを作ったら
こういう事になるよなと思える説得力がある
デザインだと思います。

エンジンは何処に積むんでしょうね。

荷物置き場なんだと思いますが、
何となく透けて見える室内を覗くと
シートの後に結構なスペースがあります。
貰った紙にはV6エンジンのハイブリッドとあるので、
結構なスペースを使うと思うのですが、
それらしいスペースが無いのが、この車の不思議なところ。
リアエンドにエンジンフードらしき物がありますが、
ここにエンジンを置くとRRになってしまいますしね。
如何にもミドシップな低いボンネットには
V6が収まる様な高さは無いので、
この車の一番の謎はエンジンの置き場所でした。
普通あるべき場所に低く埋まる様に収まるのでしょうか。

良く見えないながら、内装も作っている様です。

この車を見ていて思った事がもう1つ。
コンセプトカーを見て思う事はあまり無いんですが、
デザインではなくて工作の作り込みが甘いなという事です。
特に窓に当る部分、プラ板で出来ていると思うんですが、
職人が入念に曲げて・・・というよりは
プラスチックが曲がったなりの成り行きな雰囲気です。
他にもグリルがメッシュを貼ってあるだけだったり、
ドアハンドルもスジ彫りをしているだけの様な
見るからに開かなそうな加工がされていたり、
大雑把なところがチラホラ見受けられました。
それを指摘するつもりはなくて、それをもって
この車はまだデザインの初期段階で、
完成するNSXはここから変化していくんだろうな
という感想を持ちました。

コンセプトカーというのは役目が終わると
お蔵入りになってしまう事が多いので、
貴重な体験が出来たと先ずはホンダに感謝ですね。
NSXは明日(5日)まで展示されているそうです。
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童夢もル・マン復帰

2012年02月03日 | モータースポーツ
俄に盛り上がってきました。

トヨタ、ル・マン復帰の記事を書いたばかりですが、
国産レーシングカーメーカーの雄、童夢が
突然ル・マン参戦を発表しました。
リリースによると参戦費用は何と会長の自腹!
数年前に志半ばで参戦を諦めたレーシングスピリットと、
マシーンの無念を晴らす為に参戦だそうで
スポンサーは無しだそうです。
林さんが日本にあと500万人くらいいたら
日本は世界トップの国に返り咲くでしょうね。

とはいえ気合いだけではなく体制は本格的で、
チームの運営はル・マンで常連のペスカローロレーシング、
ドライバーはTBAだそうですが、
プジョー撤退の煽りを受けて無職の元F1ドライバー
セバスチャン・ブルデーも噂されている様です。
童夢S102.5はオリジナルマシーンなので
トヨタやアウディと一緒に戦う
LMP1クラスからのエントリーになる筈、
エンジンはLMP1では一番不利な自然吸気3.4リッター。
アウディ/トヨタとは相手にならないと思いますが、
この潔さは応援したくなりますね。

スポンサーを買って出てくれる企業(娯楽系の何処かとか)、
うちのエンジン貸してやるというメーカー(プジョーとか)が
出てこないですかね・・・
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トヨタ、ル・マン復帰

2012年02月02日 | モータースポーツ
左ハンドルなんだ。

週末、トヨタのルマンカーがテスト走行をした
というニュースが流れていました。
新マシーンの名前はTS030というそうで、
優勝間違い無しと言われながら勝てなかった、
TS020というルマンカーの遺志を
引き継いでいる様なネーミングの車です。
あんまり格好良くないところも
トヨタのレーシングカーらしくて良いと思います。
一先ず、シェイクダウン(走り初め)から続いた
3日間のテストはノートラブルで終わったそうです。

車は最高・チームは最低と言われた、トヨタF1

TS030はトヨタF1の本拠地だったケルンのTMG
(Toyota Motorsport GmbH、GmgHは有限会社の意味)
で造られて、運営もTMGで行うそうです。
トヨタF1を知っている人間ならピンと来るのですが、
今度も同じ事にならなければいいなと
始まる前から不安が過る組織ではあります。
莫大な運営費を使いながら1勝も出来ずに撤退をした
トヨタF1の一番の失敗理由は
裁量権が日本の本社、運営をドイツのTMGが行う
体制にあると言われ続けていました。
その場で決めていかないとライバルに出し抜かれる世界で
書類にハンコを押して・・・は通用しなかった訳です。
スポーツカーレースはF1程のスピード感は求められないので、
杞憂に終われば良いのですが。

やはり目玉はハイブリッドですね。

トヨタのリリースを見ていると、
中々野心的な車だという事が分かります。
日本ではあまりイメージが無いと思いますが、
ディーゼルは出走可能なレースの殆ど全てで
圧倒的な戦果を挙げています。
ディーゼル優勢というのは
ル・マンでのアウディが火付け役になったのですが、
市販車で戦うスパ24時間レースでも、
ラインナップにディーゼルを持っているメーカーは、
やはりディーゼルエンジンを選んで戦っています。
ディーゼルの強みは市販車と同じですが
燃費が良い事と加速の良さ。
最近はそれなりに高回転も回る様になっているので、
無敵に近い状態になっています。
そんなディーゼルの本場、ヨーロッパに
ガソリン・ハイブリッドで殴り込みをかける訳です。
トヨタも長年熟成を続けてきた看板技術ですから、
返り討ちに遭う訳にはいかないですよね。
更にはハイブリッドなら当たり前とも言えますが、
TS030は前輪にもモーターが付いている
電気式のAWDシステムを持っています。
AWDはアウディのお家芸でもありますから、
いきなり王者の両頬を引っ叩いたとも言えます。
トヨタ、やりますね。
ハイブリッドシステムにも特徴があって、
今までのTHSで使われていたバッテリーではなく
キャパシタ(大きなコンデンサー)を使っています。
F1で使われているハイブリッドシステム
KERSはバッテリーを使っていますが、
今まで小規模ながら火災やバッテリーの爆発など
幾つか重大なトラブルが出ているのに対して
キャパシタは比較的安全に扱えるのがメリットの1つ、
急速充電、急速放電がバッテリーより容易なので、
この点でもレース向きだと思います。
市販車ではマツダがキャパシタ式を導入直前だと
モーターショーで展示していましたが、
将来性がある蓄電方法だと思います。

と、ざっと見ただけでも真剣度合いが分かるTS030、
先ずはディーゼルに対してどれだけやれるのか
潜在能力を見せる必要がある段階ではあるものの、
中々面白い事になるのではないかと思います。
後は前途の体制ですかねぇ・・・
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