2月9日(木)
▲ 華厳の滝登山口をスタート 9時ごろ
この登山口は駐車場から少し下った所にある。
木の橋を渡るとすぐに
▲ 石灰焼窯跡が左上に見える
採掘した石灰岩を窯で焼いて、硝石灰を生産していた。(明治~昭和後半まで)
▲ 天狗山へ行くのは右手。
左手は天狗山を経由せずに大前山へ行く。
何も急いで破風山へ到達する必要は無いので(笑)、もちろん先ず天狗山へ。
▲ 小さな祠(ほこら)が見えてきた。
▲ 天狗山頂上に 10:20AM
なぜ天狗かは不詳。古来から日本の山には天狗が跋扈(ばっこ)するからだろう。
いったん下って、また昇ると
▲ 初めての鎖場の岩
これを登ると、反対側から来たワイワイがやがやの山ガ3人と出会う。これが、今回山行の最初で最後の人との遭遇になった。
まもなく
▲ 由来不詳の像
可哀想に、首がないぜ。
▲ 大前山頂上に 10:50AM
このあと、また少し下って
▲ 次の鎖場を昇ると
▲ 武蔵展望台と呼ばれるスポットに
天狗山から破風山頂上までは、ずっと尾根伝いだ。
▲ 展望は良し
左端に武甲山。
展望台から次の札立峠までは
▲ 基本的にはこういう下り尾根だ。
▲ 如金(にょきん)さま とは左に大きく立つ岩のこと
とにかく大きく立派に見える岩は、わが国ではみんな神様になってしまう。
疣(いぼ)に効くらしいから、心当たりのある方は触ってきたら良い。
このコースは「如金峰コース」と名付けられているから、ここがハイライト地(笑)。
して、次に現れたるは
▲ 「富士浅間大社」と銘打った表石。
なぜ秩父で「富士」なのかは不詳??
富士山は、もっと白く美しくなったら眺めに行くから、待っといて。
下り切った所が
▲ 札立(ふだたて)峠 11:45AM
むかし飢饉の時、旅僧の教えによりここに雨乞いの札(ふだ)を立てたことに依る。
それよりも、ここは右手下に在る秩父札所33番の菊水寺から、この峠を越えて左手下の最終札所34番水潜寺への分岐点にあたる。
札立峠から少し登り返すと
▲ はい、破風山(はふうさん、はっぷさん、はっふさん 諸説あり)頂上だ。625.5m 12:00AM
何故、破風? 切妻の屋根の破風(端の三角形のとこね)に山容が似ているからだと。
ここは、パノラマだ。
▲ 秩父盆地?が広がる
▲ トンガリの秩父の盟主・武甲山はすぐ分かる。
その下の禿地みたいな箇所が、この前に行った秩父ミューズパークだ。
もっと右に目をやれば
▲ 百名山の両神山も見える。
さあ、さあ ランチだ。
▲ 今日は、おにぎりセットだ。
朝のチンで水を加えなかったからか、おにぎりは、ぼろぼろだった。まあ、それでも、山の上ならうまいんだよ。
▲ 今日は風が強くて、尾根では突風みたいな瞬間もあった。この山頂でもゴーゴーと風が山林を揺らす音が聞こえるのだが、不思議と無風。やはり、破風の箇所なのだろう、と納得した。
気温も7度Cぐらいで、いい陽気。1時間近くとどまっていたよ。
さあ、下ろうと、再度札立峠の分岐点まで下りる。
▲ ここからは、右手を下って水潜寺まで行く。
登山が終わったら、案内板にも書いてある満願の湯で、あがりだ。
▲ 水潜寺への下りの山道は、「巡礼道」だ。
ずっと杉林の中を下っていくと
▲ はい、わかりました。
思わず手を合わせる。(脚色)
▲ お堂に
右下には
▲ 一休さんみたいな小僧が、ここは秩父34番水潜寺と告げる。
おい、もう少し顔をきれいにしたれや。
お堂の前の上がり口には
▲ 「足形の上でおがめば」「百観音巡礼の功徳がある」
と書いてあるではないか。
でも、こんなきたねー靴で乗って良いのでしょうか。
▲ 水かけ観音みたいなのもあって
左にある柄杓(ひしゃく)で、3度水を掛けると、願い事が叶うみたいなことが書いてあった。
で、水を掛けましたよ。
多分だめだろう。お賽銭を置いてこなかったから。
▲ この観音さま
▲ お顔が非常に美しい
感心して、見とれていた。
しかし観音さまって、オトコなんだろうか、おんななのだろうか・・という邪念がすぐ湧いて。だめだこりゃ。
▲ この立ち並ぶ観音像の前を下っていくと
▲ 車道に出る
ここを上に上って10分ほどすれば
▲ 華厳の滝前・駐車場に戻ってきた。
▲ この駐車場には観光トイレもある
14:25 到着
YAMAPが告げる。AIに癒される時代だ。
反時計回りで。
山頂での1時間弱の休憩時間も入れて、5時間余の山行に。
ゆったりした山歩きで、良かったのではないか。
たいして疲れていないので、リュックとストックをクルマの中に置いたあと、このあとは秩父華厳の滝とやらを観に行くことにした。
【続く】