4月17日(日)
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5時半に起床。
夜中じゅう、コットン、コットンと水車の音が聞こえてきて・・ 少し気になった (笑).
ま、コットンはいいのだが、パラパラと雨音が。雨かよおう。昨夕から天気予報が変わってしまった。午後は小雨予報に。このまま、雨が降っていたら登るのはよそうかと思って、朝食を食べて車内待機。
▲ それでも、クルマはどんどん集まってきて、傘を差しながら出発する人、上下雨合羽装備で出る人。
そのうち、雨は止んで、雲間に陽も少し見えてきて・・ こりゃあ行かざるを得ないよな。折り畳み傘もレインウェアもリュックに入れたまま、出発!! 7:26AM
▲ 地図看板
現在地の「びりゅう館」から県道を右に歩いて、登山口から時計回りの「西ルート」で坪山頂上へ。頂上への山道にお目当てのヒカゲツツジがあるはず。万が一雨が降ってきたらピストンで戻ろう。頂上から左へ周回する通常コースは雨山中での時間がかかり過ぎるから。
▲ 神社の前の橋ではなく次の橋を渡って、登山口にアプローチ。
その途中に公衆トイレがある。びりゅう館のトイレは開館の午前10時前には使用できない。
トイレを左に曲がれば、登山口。
▲ スミレだろう。
▲ 東ルート(ほとんど使わない)と西ルートの分岐点に
選択は、もちろん「花コースの西ルートしかない。
▲ しばらくして、尾根登りへ入る。
▲ この尾根を頂上まで昇り続ける。
なに、なに、たいしたことはない。標高差は600mぐらいだろうが、花を愛でながら登れば、疲れは忘れる。
まもなく、
▲ 最初に出てくるのは、紫色の華やかなミツバツツジ。
▲ 関東地方、東海地方、近畿地方東部の太平洋側に分布し、主に山地や丘陵地のやせた尾根や岩場、里山の雑木林などに生育する。落葉広葉樹の低木で、樹高1 - 3メートル (m)。葉は3枚輪生することから、名に由来になっている。
このミツバツツジは下山斜面でも続く。
▲ イワウチワ
扇子の形に似ている?ことから命名。
▲ もう少しピンクがかっているようだが、白かった。
今年も、ほんの数輪しか見れなかった。坪山でも明らかに絶滅しているのかも。
さらに上がり続けると・・
▲ ミツバツツジに混ざって見えるあの白い花は!!
ちんどん・・じゃなくて、ちむどんどんどん・・してくる
ヒカゲツツジ??
▲ お初にお目にかかります。ヒカゲツツジです。
日本固有種。関東地方以西の本州から四国、九州にかけて分布。山地、岩場など。和名のヒカゲツツジは日陰に多く生えることに由来するが、日陰だけに生えている訳ではない。樹高は約1-2m。山地、河岸の岩場などに生える。日本では4月-5月にクリーム色ないしは淡黄緑色の花を付ける。
▲ ボクの好きなバニラ色が優しく
▲ その優美な形状と相俟って、優雅。
ミツバツツジが20~30代の若い女性とすれば
ヒカゲツツジは40~50代のオトナの女性かな。
昨年は26日に来たが遅くて、全く見れなかったヒカゲツツジ。リベンジの今年はどうにか見れたよ。もう下山していいよ (笑)。
▲ 坪山の花を紹介する看板
結論を言ってしまえば、イワカガミを除いて今回全部見れた。
イワカガミはこのスポットから上部で、昨年はビッシリ見れた。今年の17日では時期がまだ早いのだ。
頂上までの、ヒカゲツツジのオンパレードをどうぞ。
▲ 頂上が近くなると
心なしか、ヒカゲツツジの背丈も低くなる。
▲ 山道にはみ出して咲く。
▲ 私って・・
ウン、綺麗だよ。
▲ 言うことないよ。
ありがとうね。
▲ またね。
頂上が近い。
▲ 坪山頂上 1102.7m 到着 9:49AM
出発から、2時間半ほどで登ってきた。
▲ 頂上スペースはそんなに広くはないが。
皆さん、和気あいあいと。
始めから終わりまで一人だった先日の独鈷山と、えらい違いだ。
▲ 展望は、「北に三頭山、南東に権現山、南西には富士山を望みます」とあるが、確かに去年は見えましたが、今年は天気予報が外れたおかげで、何も見えましぇん。
代わりに
▲ 馬酔木(アセビ)の樹と花があった。
ツツジ科の常緑低木。乾燥した山地に自生。早春、多数の白い壺形の花が総状につく。有毒。葉をせんじて殺虫剤にする。「馬酔木」は、馬がこの葉を食べると脚がしびれて動けなくなるのによる、とか。
▲ ただ、馬酔木は文学好きの方ならやはり「あしび(馬酔木)」を思い起こすだろうな。「あしび」は正岡子規没後の伊藤左千夫らの短歌雑誌として有名だもんな。
「あしび」の主張の一つは、万葉調への回帰。
アセビは日本人が古くから親しんできた木で、『万葉集』にはアセビを詠んだ歌が10首ある。アセビの花を愛でた歌人の面影を示す歌が多く、『万葉集』が成立した奈良時代末期ごろまでには、庭園にアセビが植栽されて観賞されていたとみられている(Wiki)
アセビのこの豊満な咲きぶりが、「恋」の豊かさを万葉人に想起させたようなのだ。
▲ おい、アセビよ。昔からインテリは色んなことを想いつくよな。オマエは「恋」の象徴なんだってよ。
恋がいっぱいなっている。それにあまり酔いしれると、毒にもなるということか。
奥が深いじゃないか 。
うむ・・ 酔いが回って、ピンぼけになってきた (笑)。
To be continued・・
でも、雨が上がって良かったですね♪
〉花を愛でながら登れば疲れは忘れる〜
分かります、分かります♡花に出会うと時間を忘れてしまいます。
ミツバツツジやイワウチワ、山はもう初夏の花が咲いているんですね♡
そして、頂上までのヒカゲツツジのオンパレード、私もチムどんどんしました💓
ホント優しいバニラ色。名前に「ひかげ」と付くのに道を明るくしてくれますね。
〉40〜50代の女性〜
なるほど、ヒカゲツツジは熟女なんですね
(๑⃙⃘♥‿♥๑⃙⃘)
60代の私は…???
はい、姥桜です笑笑
昨年のリベンジが果たせて良かったですね👍
そして、馬酔木。奈良公園のあちらこちらで見かけますよね😊唯一鹿が食べないから、と聞いた気がします。毒があるのですね。
ホントです。私は雨が始めから降っていたら登りません。このあと上編のあいだは小雨も降らず曇り空が続いてくれました。元々は晴れ予想だったのですが・・
>ミツバツツジやイワウチワ、山はもう初夏の花が咲いているんですね♡~
これからは、もっと花はオンパレードになってきますよ。あとは天気だけですよ。
>ホント優しいバニラ色。名前に「ひかげ」と付くのに道を明るくしてくれますね~
私はヒカゲツツジは初対面。他の山では見たことがなかったのでチンドンでした。こんな山にひっそり、綺麗に咲くというのはいいですね。
>60代の私は…???はい、姥桜です笑笑~
ノーコメントです
>昨年のリベンジが果たせて良かったですね👍~
ヒカゲツツジは1週間ほど前からかなり咲いていたようですが、どうにか間に合ってラッキーでした
見た目は・・ほとんど同じに見えますね。私も検索してみましたが、違うとするかたはやはり葉の出方を言いますね。ミツバは三枚葉の輪生に対しヤマツツジは葉は互生・対生だと。何のことでしょうね(笑)。私の印象はヤマツツジは単純に赤い、ミツバツツジはもう少し紫がかっているような気がします。ま、ツツジはめちゃ亜種が多いようですから、違いをきっちり認識するのは牧野富太郎先生の世界でしょうね(笑)。
>馬酔木。奈良公園のあちらこちらで見かけますよね😊唯一鹿が食べないから~
そうなんですか、やはり毒。鹿はよく知ってますね。実は私は馬酔木は短歌の「あしび」で、この山で調べるまでは実物の樹は知りませんでした。
さすがに良く徘徊されてる、あ失礼、良く里山を研究されているだけあって、殆ど神奈川のこの山まで登られていましたか
私はヒカゲツツジを見たことがありません。
ぜひ一度見に行きたいと思っていますが
やはり一筋縄ではいかないようですね。
ビギナーズラックに期待して、来年は挑戦してみますか
今年はもう終わりでしょうね。
はい、いつまでもハイカー足らんと (笑)。里山はいいですね。ふらっと出かけて、多いに気晴らしになります。
>今年はもう終わりでしょうね~
私が登ったのは17日。ヤマップでは19のレポが出てますが、頂上近くではヒカゲツツジがまだ見れたそうです。昨年は26日で全く無し。晴れた今日、今登ったら見れるかも。ま、来年の楽しみとされたらよろしいのでは。開花状況はヤマップでこまめに事前チェックすれば、もうサンデー毎日ということですから花期を外すことはないでしょうし。