遥か彼方へ

行きかう年は旅人なり
いずれの年よりか、片雲の風に誘われ漂泊の思いやまず
我、前だけを見据え最期まで走らむ

東北のマッターホルン・祝瓶山に登る

2023年07月07日 | 山旅

7月4日(火)

 

今年初めてのヒメサユリちゃんに会った

 

~・~・~・

 

 

▲ 祝瓶山(いわいがめやま)への登山口駐車場(針生平)での朝

 

5時50分に出発。

 

▲ 左岸を伝って進み、向こうの吊り橋を渡る。

 

 

▲ 吊り橋

幅が狭いぞ。慎重に渡らないと踏み外すぞ。

ま、落ちても腹ぐらいの水深だ。

 

このあと、もう一カ所を渡渉して

▲ 祝瓶山への分岐点に来た。

ここを右折し、鈴振尾根へ一直線で登る。

なんで鈴振? 熊が出るのかな(笑)。

行くぞ!

♬ 熊さん、熊さん

 

▲ 左手に朝日連峰。

奥の一番高いのが大朝日岳かな。

 

これよりもっと右手先には

▲ あのトンガリ山が、今日目指す祝瓶山だ。

 

 

アップすれば

▲ どうだ!

これが、東北のマッターホルン・・

うむ・・マッターホルンねえ。

 

お花も現れ始める。

オオコメツツジ

 

 

 

 

 

▲ 一の塔まで登ってきた。9:31

これで尾根筋の三分の二は登った。

 

 

ニガナ  あちこちに

 

 

ゴゼンタチバナ

 

そして、おおお居たか!

▲ ヒメサユリちゃんが、ちょろんと顔を見せた。

 

 

▲ 相変わらず清楚で綺麗だね、キミは。

 

他にも

ママコナ

 

 

ウラジロヨウラク

 

 

▲ ヒメサユリは群生とはいかずに

ちょろんと出てくる。

 

 

▲ それだけで、十分の存在感。

 

 

白いのに アカモノ

 

 

ミヤマキンバイ or  オオバキスミレ

 

 

▲ 雪渓の向こうに、ガスってよく見えないが

GPS的には、あそこが頂上だろう。

 

こんな花も

マルバシモツケ

 

 

▲ 祝瓶山頂上に到着! 10:49 気温20度。

 

 

▲ ボクを途中で追い抜いて行かれたご夫婦も。

地元の方。何度かコースを違えて祝瓶山に登っているとか。違うコースで先日、遭難者発生。まだ見つかっていない。

この鈴振尾根コースのピストンでは迷うことはないが、一の塔より上で斜面が崩落している箇所があって、あそこで踏み外すと、「ハイそれまでよ」は有りうる。

 

▲ コンビニで買ってきた、オムスビ🍙🍙🍙三個で。

 

始めガスっていたが、徐々に晴れてきた。

▲ 正面の朝日岳連峰

トップは雲が取れなかった。

 

 

▲ 背後に飯豊連峰

この辺りの山は、何が何だかよくわからん。

とにかくパノラマ。東北の山々に囲まれている(笑)。

 

 

 

▲ 遅れて、右手の4人組の方も加わった。

「こここそは頂上ですか?」と言いながら(笑)。

今日の祝瓶山の登頂した人は、ボクを入れたこの3組だけだったはずだ。

50分ほど頂上に居た後、

▲ 下山開始 11:39

ボクも、続く。

どうせ追い抜かれるし、最後にスタート。

 

 

▲ みるみる皆さんは先の方へ

そして見えなくなった。

きょうも、行き倒れ通報は誰もしてくれない状況だ。(笑)

 

 

 

▲ 中途で眺める朝日岳連峰

 

 

▲ そして、尖った祝瓶山。

もう、絶対来ないだろうな。

 

一度、尻もちを突いたが、事故もなくマイペースで下りてきた。ペットボトル4本をチビチビ飲み続け、塩タブレット6個を舐めて、そうそう、頂上下山前には岩塩を何グラムもそのまま舐めて万全で。今日は太腿内側の攣りは無かった。

 

▲ 最後に、これを渡らなくては。

何も捕まらずに歩くのはサーカスで。左側の横ワイヤを左手でたどるようにして・・無事渡った。

 

 

 

▲ Harmonyちゃんだけが待っている。15:41

出発してから約10時間経っていた。相変わらず長い山行だったな。

しかし大半が樹林帯の中での歩行で、熱中症の心配はなかった。

いつもなら、30分ほど休憩してから登山口Pを出るのだが、ここはなんかうっとおしいので、すぐスタートした。

 

▲ 昨日に続いて、白い森交流センターりふれ に寄る。

300円の温泉入浴でリフレッシュ。ここで車中泊して良いか?尋ねると、隣の工芸館の前のPなら良しということで。

 

 

▲ 今晩の夕食。

横手焼きそばとかいうものではなくて、もう簡単に「マルちゃんのごっ盛」でして。好きな食べ慣れているモノがいい(笑)。

疲れたし、早く寝るだに。

 

活動記録

総休憩時間は1時間26分なので、ネット歩行時間は8時間半ぐらいか。

それにしてもCTが5時間50分で、CT比2時間40分多め。72歳の老人の山行だからな(笑)。一の塔を過ぎて頂上へ登る時、下る時のペースがCT比60%ぐらいにダウンしている。傾斜が強くなる箇所だから止むを得ないていうか、無事戻るには必要なペースダウンだろう。

よくやった、旅人クン。

しかし、疲れる割には、あんまりおもろい山登りではなかったな。

 

 

これまでのルート

 

 

~・~・~



6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (yukoppo)
2023-07-07 16:10:49
山野草の なんと可憐なコト。
また楽しみに致します。
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◇yukoppoさん、こんばんは◇ (旅人)
2023-07-07 19:37:14
厳しい環境で、これらの山野草は殆どがひっそりと花を咲かせています。可憐でけなげです。まだまだ、ご紹介できると思いますのでお楽しみに。名前は分かるのもありますので追ってできたらです。
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Unknown (はなねこ)
2023-07-07 21:12:10
こんばんは。
高所恐怖症の旅人さんは、あの吊り橋は平気なんですね。
こちらのほうが怖そうな気がしますが・・。
今年お初のヒメサユリは相変わらず 可憐ですね。
そして、お花の写真が以前よりも愛情がこもっているように見えますよ。
これから楽しみです。
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◇はなねこさん、おはようございます◇ (旅人)
2023-07-08 06:43:03
>あの吊り橋は平気なんですね~
もちろんです(笑)。いやいや、不思議にそれほど怖くはなかったので考えてみると、①川面との差は3mぐらいでまあまあ限度内②落ちても川深がたいしたことなくて溺れないだろうと腹をくくれたのだと思います。高所恐怖症でもショーヘイ兄みたいなのから色々ですから。

>初のヒメサユリは相変わらず 可憐ですね~
姫はダントツです。

>お花の写真が以前よりも愛情がこもっているように見えますよ~
え、そうじゃきに?そなん言われちゅうも、前と変わらんぜよ。(なんのこっちゃ)
はなねこさんも、鳥海山、秋田駒ヶ岳と
東北の花周遊されてますね。
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累積標高差1,100m ()
2023-07-08 10:47:19
こんにちは。
累積標高差 1,100mは凄いですね。
素直にリスペクトです。
樹林帯の尾根を延々と登っていくような漢字に見えますが、かなり体力をジワジワ取られそうな感じがします。
ヒメサユリ見れて良かったですね。
わたしは今年はもう諦めました。
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◇信さん、こんにちは◇ (旅人)
2023-07-08 12:26:33
>累積標高差 1,100mは凄いですね~
しかし、距離は9kmじゃき、おまんは毎日15kmも歩いているちゅうじゃき。たいしたことないぜよ。(まだやってる・笑) 私も「魔女の瞳」がある山のほうがいいですが、もう登ったし、こんな辺鄙な山しか残っていなくて。

>かなり体力をジワジワ取られそうな感じがします~
アップダウンは小さいのが二つぐらいで助かりましたが、ただ黙々と登っていきますからね。時間はもう掛かります。

>ヒメサユリ見れて良かったですね~
はい、これだけが報われました。辺鄙な辺境の山でしか見れない感じで、アプローチはそれなりの決意が要りますね。

現在は秋田・横手に滞在中。例の2年前に道を間違えて6時間以上彷徨した和賀岳。ほんまにもう一度リベンジするのか迷っています。今回はGPSの武器がありますが、体力的にね?? ま、先ずは晴れてもらわなければ万事休すですが。
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