ゆうちょ銀、オリックス株買い増し=かんぽ生命は持ち高縮小-日本郵政
日本郵政子会社のゆうちょ銀行が2007年10月の民営化後、特定金銭信託を通じてオリックス株を5万5680株買い増していたことが17日、分かった。一方、かんぽ生命保険は、民営化後に特定金銭信託での同社株の持ち高を54万40株減らしていた。日本郵政が総務省に提出した調査結果で明らかになった。
2月上旬の衆院予算委員会では野党議員が、保養・宿泊施設「かんぽの宿」のオリックス不動産への譲渡が決まる昨年12月の前に、親会社オリックスの株式を日本郵政傘下の金融2社が買い増していた可能性があると指摘していた。(2009/02/17-13:06)
日本郵政はオリックスの株を、2007年10月に加えて、2008年12月(かんぽの宿のオリックス不動産への譲渡が決まる直前)にも、買い増していたということが判明したという。
オリックス証券の株価は、
2/16(月) は2,805円であるが、1/9(金)には5,250 円であった。
郵貯はオリックス株をいくらで買ったかは知らないけれど、かんぽ生命の株は54万株あまりも減らしているらしい。
本当に純粋に資産運用が目的で、オリックス株を購入したのだろうか?
日本郵政は軸足をどこに据えているのか、疑われるような事をしてはいないだろうか?
かんぽの宿は、日本国民が預けたお金で、加入者へのサーヴィスを名目に作られたものであったのを、忘れないでほしい。
造った時の金額から減価償却分を引いたくらいの値段ならまだしも、
かんぽの宿70施設の整備費の総額は約2400億円であるそうである。
(整備費の内訳は、土地代が約300億円、施設の建設費が約2100億円だそうである。)
整備費総額の20分の1にも満たない金額で、縁故譲渡をもくろまれたのでは、郵貯加入者はおちおちして居れなくなってしまうのではなかろうか。
このかんぽの宿譲渡騒動がうやむやのうちに収束されてしまうとしたら、
次は郵便貯金が、損を承知で株を買うなどの形で、不正譲与されるかも知れないと思われる。
小額ながらも我が家にとっては虎の子の郵便貯金だから、
その時には全額引き出して、他の銀行に移し変えてしまおうかなと、真剣に考えさせられてしまう。
今日はめまぐるしく変わる冬型の天気でした。