最後の日、登別温泉を後にして、まさちゃん達は、昭和新山と、有珠山、西山火口の散策路へと、向かったんよ
もうしばらく、北海道の旅に付き合ってね
この「昭和新山」の写真、ロープウェイの窓から撮ったんだけどね、面白い形の山だよね
この昭和新山ってね、1943年から1945年の二年間に17回も活発な火山活動で出来た溶岩の大きな塊なんだよ・・・
かつて、この地域には集落があったんだけど、火山の隆起とともに集落は消滅してしまって、二年間で、こんな風に、それまでなかった山が出来たって訳らしいわ
今でも、噴煙が立ち上ってるんだよ
昭和新山から、有珠山につながっているロープウェイに乗って、上まであがると、とっても、いい景色!
お天気は今いちだったけど、向こうに見えてるのが、洞爺湖だよ
有珠山も、火口付近は、噴煙がのぼっていたよ~
新緑が目にまぶしいほど、新鮮だったわ
景色が綺麗だから、まさちゃん、ついつい写真撮るのに夢中になってたら、みんなが行ってしまってた
でも、大丈夫サンダルでとっとこ、すぐに追いついて行ったよ
だって、あっちこっち、こんなに自然に恵まれていたら、写真いっぱい撮りたくなるもんね。。。
この先にも、西山火口と言って、今も噴煙を上げている場所までが、散策路になっていた
何年前かに、噴火した後が保存されていて、なんでも爆発の時は70メートルも噴出したそうだよ
その時につぶれた家屋や、道路が生々しく残されていたけど、ちょっと痛々しくて、まさちゃん、写真にはよう撮らんかったわ~
このあたり、だいたい30年に一度の間隔で、爆発してるらしいよ
景色をながめてると、とってものどかな風景だけど、こうやって、噴煙をあげてるのを見ると、ちょっと怖いな、、、って、まさちゃん思ったわ
まさちゃんが、今回ご一緒した方々の中には、結構、お年を召された方もいらして、杖をついたおじいちゃんや、見るからに、足がちょっと歩くのに不自由そうな方も、いらっしゃったんよね
そして、この火口付近まで登って行くには、結構長い道のりで、坂道も多かったし、もちろん、帰りは下り坂になるわけで・・・
帰り道、かなり急な坂道を、杖をついたおじいちゃんが、歩いて行かれるのと一緒になってから、まさちゃん、つい、急なところで、おじいちゃんの杖を持ってない方の手をさっと、持ったらね
「ワシは、まだ、まだまだ、大丈夫だよ!」って、手を避けられたわ
このおじいちゃんといい、もう一人の足の悪いおじさんも、みんながもう行ってしまった後も、まさちゃん「大丈夫ですか?」って声かけたら
「大丈夫!大丈夫!」って、一人で、こつこつ、少しずつ歩いて来られてた
まさちゃん、このおじいちゃんや、おじさん達、見てて、なんだか昔の人って、根性あるなぁ~って、感心してしまったよ
気骨精神というか、普通、あれだけ足が動きにくかったら、こんな観光にはついて来ないだろうな、、、って、思ったし、あぁいう前向きな気持ちが、少しでも足のリハビリになってるんだろうな。。。なんて思いながら、おじいちゃん達のことが、ちょっと気になるまさちゃんだったよ
北海道の魅力って、やっぱり『でっかい!』って、ところだろうね
懇親会で話してた方の奥さんも、北海道出身の方で、やっぱり、小さなことにクヨクヨしたりしないって、おっしゃってたよ~
こんな、どこまでも広がるようなスケールの大きな自然に囲まれてると、人の心まで広くなれるのかもしれないな
北海道の大自然にふれて、ちょっぴり心も大きくなってような気がするわ~(体はもともとでっかいんだけどね)
さぁ、明日も、元気にガンバだよ~