ようこそガンバ
明日はAちゃんが保育園の卒園式で、、、
ちょっと前に、「おばあちゃんも来ないの?」って、ママに言ってくれたみたいで
急遽、このばばばぁちゃんも、卒園式に参加させてもらうことになった
じゃ、ちょっと美容院にでも行って来なきゃ、、、
しばらく伸びていた髪を、そろそろ短く切ろうかと思っていたところだったし、
どんな風にカットしてもらおうかな?
ネットでメチャ若い子のこの春の流行のヘアスタイルをプリントアウトして、美容院に持って行ったよ( 厚かましいオバチャンだよね 笑)
出来上がり?は、まずます、、、
やっぱり、モデルのイメージとは全然ちがうけど、軽くなった分だけ、春らしいかなって感じに仕上がった
いつも行く美容院は、海のそばで
お天気がいいから、美容院を出てから、少しだけ、カメラ持って歩いて来た
まさちゃんが育った町も、いつも海が見えていたから
海を見ると、遠いふるさとを思い出すなぁ
加佐岬の方へ、ちょっとまわってみたら、向こうの方にぽつんとネコちゃん発見!
足音たてても、全然振り向こうともしないので
「にゃ~お~にゃ~お~」って、まさちゃんが、何度か鳴き真似したら、やっとこっち振り向いてくれたよ
やっぱり、自然っていいね~
毎日、いろんなことに追われていて、ゆっくり、海を眺める時もなかなかないから
こうやって、のんびり、カメラを向けてると
こころも洗われるような、ほっとした気持ちになれたわ~
少し髪が伸びていたので、美容院に行こう行こうと思っていたけど
お母さんが、向かい合ってご飯を食べていると、まさちゃんに
「あんた、髪きれいやなぁ・・・ええわ~」って言うので
「今度、切りに行こうと思ってるんよ」って、まさちゃんが言うと
「あぁ、もったいない、切らんときや~」って、何度がこんな風にお母さんが言ったので、切らないでおこうか、どうしようかと正直なところ迷っていた
そこで、パパさんに聞いてみることにして
まぁ、どうして、まさちゃんの髪なんか、興味もないだろうと思ったけど、「髪、長い方がいいかな?短く切った方がいいかな?」ってメールを送ってみた
そしたら、パパさん
「短いのも見てみたいな・・・」なんて返事くれて
まさちゃんは、ちょっとだけ嬉しくなって、髪を切ることにしたよ
ささいなことだけど、自分に少しでも興味を持ってくれるって事は、女性だから嬉しいもんね
美容院の先生も、うちのお母さんぐらいの年のおばあちゃんがいらっしゃって
「お母さん、お元気ですか?」って聞いて下さっていた
やはり、いろいろお話伺っていると、同じような介護の大変さを抱えておられて、お互いに少しずつ状態はよくはなっていないみたいだけど
先生も、まさちゃんも、それぞれにお母さんを愛おしいと思って介護しているんだな、、、って思ったよ
お母さんは、お父さんが亡くなってから、まさちゃんの隣の家にずっと一人で暮らしていた
隣と言っても繋がっていて、いつも、行ったり来たりしていたけれど、今のように頻繁には見てあげれなかった
夕飯のとき、ふと、そんな話をしていて
「お母さん、隣に居たとき、ずっと向こうの奥の部屋で、今から思うと寂しかったやろうな・・・」って言うと
なんでも、昔のことも忘れてしまってるお母さんが、
「いつ死んでもいいって思ってたわ」なんて言うので、まさちゃんはちょっとビックリした
「そうか、、、覚えてるんか、、、今はそんなこと思わへんか?」って聞いてみると
「思わん、思わん!」と、お母さんが言ってくれて、まさちゃんは嬉しかった
Aちゃんは、この春から一年生
新しい春だね~
家の前のプランターの花も、ぐんぐん元気になってきたよ
いい春が来るといいな
いつも来てくれて、ほんとにどうもありがとう