-写真の部屋-

奥野和彦

お引越し

2017-10-02 20:25:23 | 写真


部屋の壁紙を張り替えたりしたもんで
家具やら移動して
今度はこれで行きましょうと
アクアリウムがここに来た。
悪くない。

障子戸を開ければ日光浴もさせられるし
水槽を洗ったり、水草の手入れをしたりするにも
ベランダ側に出てすれば部屋を汚さずに済む。

今まではリビングの
テレビの隣にあって魚もテレビも見られたが
今度はそうではないがテレビと並んでなくても別にいい。

一番左がそのメイン水槽で
今はゼニタナゴという種類が入っている。
その隣がヤリタナゴの成魚5匹とご存知シロヒレタビラの
子供がなんと80匹ほど。
昨日も60匹をタナゴやさんに出荷して来たのに
まだそれだけいる。
この水槽に成魚と子供とはいえそれだけの魚を入れるのは
無謀である。
昨日まではそのうち半分が一番左のチョコレート色した
水槽に普通の水で泳いでいたのだが
ゼニタナゴの中に調子の悪いのが1匹出て
ココア浴をさせるためにこの水槽を使っている。



本当にココア粉が入っている。
ココアに含まれるポリフェノールやら
色々な成分が口から取り込まれて
3日も泳がせて置くと調子を取り戻すらしい。
粉だから濃すぎると窒息死させてしまうので
加減が必要だが、初めてやって見て
1日経ってなんとなく良くなったような気もする。

満員電車とココア風呂の
間に挟まれた水槽には二枚貝が入っている。
ここで餌を食べたり休んだりして
順番にタナゴの水槽にお仕事に出かける。
タナゴ水槽にいる間に卵を産み付けられれば
また、この水槽に戻って
この中で稚魚の浮上を待つ。
が、なかなか水槽の中で貝を生かすということが難しい。
自然の川のように水が常に流れ
酸素も食べ物も好きなように摂れる環境が
魚以上に必要な生き物だ。

ココア風呂の向こう側に
ペットボトルが見えるがこのペットボトルの中で
貝の餌が育っている。
簡単に言えば藻なんだけど
水を入れものに入れてベランダに置いとけば
自然に出てくる緑色の藻ではなく
珪藻という種類、茶ゴケと呼ばれる藻を育てている。
酔狂な話だと、わかっております。はい。