-写真の部屋-

奥野和彦

清琥?

2020-06-22 18:41:54 | 写真


で、大変勿体ぶったが
1年ほどヤフオクでチェックを続けて
とうとうこの「清◯」が出ているのを
見つけて手に入れた。

だから写真に撮れている。
似たような中古の渓流竿5本セットでのオークション。

有名メーカーで無い竿の場合
1本出したのでは目立たず、買い手も付かず、で
じゃ、まとめて出して、ってことも多い。

そういう出品もチェックしていた所、その中に混じっていた。
3、4回ほど値段が上がったが
3千円台で終わった。
では、チャチい雑な品物かと言ったらそうでは無い。
肉厚カーボン、握りの部分には滑らぬよう糸と籐が巻いてある。
1980年代の製品はこうであった。
以降の何とかグリップと称した
ざらざら加工しただけのグリップより手が混んでいる。
一緒に届いた他の竿も同様の良い製品である。

実物を手にしてみるとロゴマークの下に
かすれてOKUDA或いはTOKUDAと入っていた。
ロゴマークはTの字の図案化か。
TOKUDAと言うメーカーはオークションの中にも
時々出てくるので、そこから調べてみたら
徳田釣竿製作所というのが兵庫県にあったようで
そこでは無いかと思われるが、「清◯」が結びつく記事は無かった。

今朝、EIZOUくんはまた書き込みをしてくれて
琥珀の琥、では無いかと。
で、「清琥」でググってみたが竿としての答えは見付からなかったと。
その後、みってぃさんも「琥」じゃない?
と書き込みをくれた。

そして「清琥」の確率がかなり高いと思うに至る。
なぜなら、当時のダイワのハイエンド渓流竿に
「琥珀」という人気シリーズがあったから。
うん、そうか、とここで捜索を終わりにしたい。

今も、一流メーカーのもっと軽くて強い竿が
日々進化して全国的に売り出されるけれど
そこまでを求めない、でもオーソドックスで
質実剛健な竿は中小のメーカーで作られて
お店の棚の中段より下には並んでいる。
その中で、より良い道具を見つけ出すのも
趣味としては面白い。