-写真の部屋-

奥野和彦

午後は

2017-04-13 22:35:47 | 写真






















ここ何年か自分の好きで撮る写真は
どこか知らない場所へ行って
任意の町角を選び
そこのいつもはこんな感じだろうと
ちょっと引き目の光景の中に
そこに入って来た人物を撮る
という事をして来た。

人の居る町角は良いが
近郊や地方になると
誰かが現れるまで
決めた場所で15分ぐらいは待つ事もある。
日本のスタンダードな風景の標本として
今後も続けて行くとして

もう、あんまり自分の日常生活の
周りの写真は面白く無くなったなと思って
すっかり撮らなくなっていた。
多分、日常生活において写真では無い
違う事に思考の主な部分を使っていた。
ところが急に、なんかスイッチが切り替わって
コンパクトデジタルカメラを持ち出した。

もう、面白くないと思っていた自分の周りが
こんなにも撮るものに溢れていたかと驚いた。
地方のシャッター商店街の角で誰か歩いて来ないかな、
なんて背中を丸めてた反動か、なんと快調に撮れる撮れる。
1つ1つの写真が何を語ってるとかじゃなくて、
世の中 実にいろんな部分部分で出来ているもので
自分という組織を通すと、このように組み上がるってこと。
まだまだ足りないけれど
それは今日という日のこの心持ちで動いて出来たものであって
明日、またどうなるかは
まず自分自身がどうなるか分からないし、
街がどう変わっているかも分からない。





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