寒くなった。雨は降らなくてもグラウンドは霜で凍り
10時ぐらいまでに一回ぬかるんだ後、昼ぐらいに乾いて
使い易くなる。
この時期の6年生は本当に体力も技術も完成の域に達し
もう、何を任せても安心して見ていられる。
5年生も同様に、ついこの間まで足元がおぼつかない感じだったのが
自分たちで進んで練習に取り組み、試合となれば
打順も守備位置もそれぞれの役割も意識して出来るようになった。
口うるさくいろいろ言って来たことが実を結び
やっとステージに駆け上がる時が来ようとしている。
それを、また次の世代のチビッコたちが憧れの眼差しで
見ているのだ。
A「カントクゥ おれ、サンタさんにキャッチャーミットと
キャッチャー道具全部頼みました。」
B「サンタさんなんている訳ないじゃん。お父さんが
買って来てんだよ。トイザらスの袋に入ってんだし。」
カン「サンタさん、あっちこっちいるじゃん、テレビにも出てるし
ノルウェーをもうすぐ出発だって。駅前のピザ屋にもいたぞ。」
A「あれは、ニセモノ。広告じゃん。そーいうんじゃなくて
カントク、あれだって思ってんの?信じてんの?」
カン「なあんだ~、あれは違うのかあ」
C「ガイジンなんだよ。サンタは。幼稚園に来たし。」
B「だからあれはお金払ってんだよぅ、先生が!」
カン「サンタさんが外国の人なんだったら日本で君たちが欲しがっている
プレゼントは日本で手に入れなければいけない。ってことは
サンタもトイザらスで買うかも知れない…。」
B「キャッチャー道具はカムイの紙に包んであるよきっと。ヘヘヘ」
カン「だいたいお前たち、サンタには英語で頼まないと
通じないんじゃないか?」
一同「…。」
どうかみんなに良いクリスマスがやって来ますように。