滅多に買わない「本」を買った。
野球解説者、豊田泰光さんの本。
普段、こう見えても私の頭は写真の事や
その営業についての事で、ほぼ占められていて
そんなに釣りや野球の事ばかり思っても居られない。
野球の事で、突き詰めきれていないこと、
言葉に置き換えて確認しきれていない事、
それが文章になっており、当然ながら若僧には
考え及んでいない所まで明晰に述べられていたので
謹んで購入して来た。 単に野球論ではない本である。
最近、気にしている事だが、
少年野球なんて怒ってナンボであると口では言うが
怒り方、叱り方を間違えると大きな心の傷を付けかねない。
チームの勝ち負けは、子供たちの得たものであって
大人が自分たちの業績にして、ひけらかしたりするものではない。
ましてや、負けて気分が悪い時ばかり
選手のせいにするのは見ていてみっともない。
また、チームは子供たちが主体のものであって
大人(親)たちが活躍するものでも、競う所でもない。
ウチにそんな監督、コーチはいないが、常に
自戒をして、簡単に言えばあんまりのめり込まない事だ。
あんたが言うか? と言われそうだが
子供と野球に向けては熱くなるけれど、常に自分たちが
どうあるのか、どの辺にいるのか客観出来るように
あるべきだ。
そして、かつてのことはかつてのこと。
今より先をどうして行くのか、それが一番。
みんな、中学生らしくなったものだ。
他にも名選手がいるのだが
新しく仲間になった子たちも写っているのて
まだ、勝手に写真を使わせてもらうのは遠慮しよう。
まあ、徐々にね。
そういえば、この日の練習試合の相手は
南中で、昨年ちょうど今の時期に準決勝で負けた
チームの子たちが結構居た。
懐かしい、あの4番バッターが相変わらず
大きな身体で大きな高~いレフトフライを打ち上げた。
そんな物を見て、涙が出そうになった。
ね、K-RKちゃん。 挨拶してくれた。
覚えてくれてるんだねぇ。
これが、「まぐれ」ではなく「極意」かも知れない。