-写真の部屋-

奥野和彦

赤虫

2012-12-03 23:08:33 | 写真
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もしかしたら、以前にも紹介している
かも知れない。 と思ったら
2007年の1月にあった。その時は健在と書いてあった。
他の時にも白黒で載せたかもしれない。
その後もここは通っているし異変は無かったようだが
今日、成田へ行くのに久しぶりに通ったら
こうなっていた。
2007年のこの頃のブログのタイトルが
Like a slow river になっていて
Slow Creek をすでに意識していたのだろう。
駅もきれいになり、駅前も大整備中であった。

昭和50年代、小学生から中学生にかけての
自分が、叔父におそわって釣りを好きになり
叔父と行く釣り場がこの辺だった。
日曜日は野球が忙しかったが、たまに休みだと
ねだって連れて行ってもらうのだった。
このお店にあんまり釣り客が入って混んでいる記憶は
ないが、叔父と私は必ずこの店でエサの赤虫を買い
ポテトチップだとかのおやつを買い、釣り場に向かった。
時には弟も従姉妹も祖母も一緒であった。

ここに写っている人はここの人である。
シャッターが下りていてよく分からないが
看板にあるような時計やカメラは早いうちに
主力製品ではなくなっていたようで
私が最近まで通りすがりに見ていた分には
このシャッターのしまっている辺りに
主力商品の釣り用品があった。
今日、そばに寄って店の中をのぞいた訳ではないが
商品はなさそうな雰囲気である。
驚くのは、車庫にある車で
今日はバッテリーの充電をしていたようだが
たぶん、私たちが赤虫を買いに行っていたころから
所有されている筈である。

このブログを初めてすぐの頃
叔父は亡くなってしまったが
今日も私はこの写真を撮った後
もうちょっと先の田んぼの水路で
今でも普通に使っている叔父からもらった
当時の竿で、上州屋で買って行った赤虫で
ちょっとだけ小魚を釣り
こんな風に写真を撮り、仕事へ向かった。

今日は心の準備ができていなかったけれど
いつか、このおじさんと話をしてみたいと思う。
この界隈が釣り客で華やかだった頃の事
ここに立ち寄るのが大好きだった事。

電話番号も出てるし
場所もすぐに分かる。
あちら様にしてみれば、私が推測でものを言い
店がどうだのと云われるのは不愉快に
思われても仕方が無い。
まあ、そっと流し見てください。


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