長男は大学生、次男は高校生になった。
特にもう入学式へも行かないけれど
マンションの前で写真だけ撮ってやった。
二人ともこのマンションに住み始めてから生まれて
虫やカエルやザリガニと遊びながら歩き始め
学校もまあまあ普通に頑張って
生まれた頃、思い描いていたよりも
ずっとたくましく、立派に育ってくれたと思う。
中でも、素晴らしい仲間に囲まれ厳しいチームの中で鍛えられた時間は
親子共にかけがえのない経験となった。
ここに引っ越してきた頃
仕事で独立するとか、監督するとか想像どころか
これっぽっちも思うことはなかった。
自分の思うところとは違う大きな波がうねっていて
時にこっち側に寄せられ、時にあっちの方に放り出され
そういうものであろう。
古い写真の中から出てきた。
今日の写真と並べてみる。
線路の向こう側はまだ田んぼ。
工事中だった線路に壁が出来てサッカーの子も
野球の子もここにボールを当てて練習した。
